センボンヤリ(千本槍)
<キク科センボンヤリ属>
丘陵や日当たりの良い所に生え、
春にタンポポを小さくしたような花が開く。
舌状花の花弁の裏は紫色で、葉の表面に白い毛が密生する。
春と秋に花が咲くが、花の姿は異なる。
まだ、咲いたばかりの花。
下は秋に咲く閉鎖花で、
綿毛に種をたくさんつけ、茎が高く伸びる。
名前の由来は、
伸びた姿が槍を何本もたてたようだから、
または開いた綿毛が大名行列の毛槍ににていることから
この名がある。
センボンヤリ(千本槍)
<キク科センボンヤリ属>
丘陵や日当たりの良い所に生え、
春にタンポポを小さくしたような花が開く。
舌状花の花弁の裏は紫色で、葉の表面に白い毛が密生する。
春と秋に花が咲くが、花の姿は異なる。
まだ、咲いたばかりの花。
下は秋に咲く閉鎖花で、
綿毛に種をたくさんつけ、茎が高く伸びる。
名前の由来は、
伸びた姿が槍を何本もたてたようだから、
または開いた綿毛が大名行列の毛槍ににていることから
この名がある。
アブラチャン(油瀝青)の花
<クスノキ科シロモジ属>
各地の山野に生える落葉低木または小高木。
樹皮は灰褐色で小さな皮目が多い。
葉は互生し、長さ4~9センチの卵形または楕円形で先が尖り、
基部は広い楔形。葉柄は赤みを帯びる。
葉に先立って淡黄色の小さな花を散形状につける。
雌雄異株。
総苞片は褐紫色で普通4個あり、
雄花序は3~5個の雄花がつき、雄花には花被片が6個、
雄しべが9個ある。
雌花序には3~4個の雌花がつき、
雌花には花被片が6個、葯の無い仮雄しべが9個、
雌しべが1個ある。(本当は全然わからない・・)
球形の花芽
若い実
まだ、雄花と雌花の区別がついておりません。
今度、見た時は分かるようにしたいと思っています。
ユリワサビ(百合山葵)
<アブラナ科ワサビ属>
葉をもむとワサビの香りがあり、
冬に百合根に似た小さな球根を作ることから、
この名がある。
早春の低山の谷沿いで、
白く清楚な花弁が4枚付く十字型の花を咲かせる。
この花に会いたくて、
観察会の帰りに谷沿いを降りて行ったら、
川の向こう岸に咲いていた。
小さな流れだったので、石を伝って向こう岸まで行き、
写真が撮れました。
花の直径は1センチ弱。
茎は地を這い、途中から斜めに立ち上がる。
茎につく葉は小さく、
茎の根元からでる葉は直径2~5センチで長い葉柄がある。
葉を齧るとわずかにワサビの味と香りがあります。
セントウソウ(仙洞草)
<せり科セントウソウ属>
日本の固有種で全国に広く分布。
半日蔭でも育ち、早春の林の陰などで、
小さな花咲かせる。
葉は殆ど根生し、長い柄のある2回3出複葉。
小葉は卵形で、鈍鋸歯がある。
葉の間から複散形花序を出す。
小散形花序は5~10個の小さな白色の花をつける。
花序は5個で内側に曲がる
雄しべが直立する小さな可愛い花です。
シデコブシ(四手辛夷)?
<モクレン科モクレン属>
低山~丘陵地の湿地周辺に見られる落葉低木または、
小高木。
花の色は白または淡い紅色で、
細長いリボン状の花びら(花被片)を12~18枚
外向きにつける。
葉が出る前に花が咲き、
径7~10センチほどで白または、淡い紅色。
花弁が12枚から24枚あり、長さ5~10センチ、
幅0,7~1,2センチで波打つ・とあるが、
この花は波打つてないので、ちょっと疑問に思います。
園芸品かもしれません。
花芽は葉芽よりも数倍大きく銀白色の長い軟毛に覆われます。
花の形が玉串や注連縄(しめなわ)につける四手に
似る事からこの名がある。
この花のようなものもシデコブシと言うものもありましたが、
☆花びらのしわが無いので自信がありません。(-"-)
コブシ(辛夷)
<モクレン科モクレン属>
山野に生える落葉小高木。
早春に他の木々に先駆けて白い花をつける。
日中に暖かい日が続き、一気に咲きだした。
枝先に直径6~10センチの芳香のある白い花を咲かせる。
花の下に葉が一枚つくので、
ハクモクレンやタムシバと区別がつく。
(この画像ではよく見えないが探すと、
小さな緑色の若葉がついているものが見られます。)
花弁は6個で基部はほんのり紅色を帯びる。
萼片は3個で小さい。
蕾や果実の形が握り拳に似る事からこの名があります。
別名 田打ち桜
ミスミソウ(三角草)またはユキワリソウ(雪割草)
<キンポウゲ科ミスミソウ属>
落葉広葉樹林内などに生える高さ5~10センチの多年草。
雪の下でも常緑であることからユキワリソウ(雪割草)とも言う。
図鑑には葉が常緑と、あるが・
花が先に咲いてるものが多いし、
気温が低い時には、葉も凍って痛んでいることが多いと思う。
ミスミソウの葉も寒さで痛みます。
葉は根生し、長い柄がある。
基部は心形で長さ2~3センチ、幅3~5センチあり、
3裂する。裂片は全縁で先端はとがる。
葉質はやや厚くつやがあり、
裏面や葉柄には長い毛がある。
早春、白色または淡紫色、紅色の1~1,5センチの花をつける。
萼片は花びら状で6~9個あり、花弁は無い。
和名は三角草(ミスミソウ)で、
葉の形に寄る。
ユキワリソウ(雪割草)の名はまだ雪の残っている頃に、
花を咲かせることに寄る。
ザゼンソウ(座禅草)
<サトイモ科ザゼンソウ属>
花は葉がでないうちに咲き、
長さ20センチほどの仏像の光背に似た、
仏円苞に包まれ、悪臭がある。
これは、色抜けした緑色のザゼンソウ(座禅草)
アオザゼンソウとも呼ばれるらしい。
花の姿を座禅を組んだ達磨太子に見立てた
名前。
低山や亜高山帯の林下や水湿地にはえ、
花茎は高さ10~20センチになる多年草。
ミズバショウより先に雪解けとともに咲きだす。
肉質で先は固く尖り、前方に曲がる。
仏炎苞の内側は温度が高く匂いで虫を呼び、
受粉させる。
ヒロハアマナ(広葉甘菜)
<ユリ科カタクリ属>
山麓や野原、土手などに生える多年草。
葉は線形。
アマナとは、葉に違いがあり、
幅が広く7~15ミリあり、やや暗い緑色で
☆中央に幅広く1本の白い線が入る。
この日は朝は音を立てて雨が降っていたが、
11時頃には雨も上がり、
日差しが明るく照りだしたので、
曇りだと花を開かない花だが、
少しづつ開きだしていた。
葉の長さは約30センチ。
花茎の先に、白色で広い鐘形の花を1個付ける。
牧野庭園ではすでにユキワリイチゲは終わりを迎えていたが、
これから、このヒロハアマナが群生して見事です。
花被片は5枚。花弁は6個、雄しべは6個。
花茎の途中に3アマナは2個の苞葉をつけ、
ヒロハアマナは3個の苞葉をつける。
鱗茎にほのかな甘みがあることから甘菜の名がある。
陽が差せば・上を向いて咲いているはずです。
昨日、現在のヒロハアマナでした。
ショウジョウバカマ(猩々袴)
<ユリ科ショウジョウバカマ属>
山野のやや湿ったところや渓谷沿いに生える多年草。
根生葉は多数つき、
倒披針形で長さ7~20センチ、幅1,5~4センチあり、
冬も狩れずに残る。
まだ咲いたばかりのショウジョウバカマ。
根生葉の間から高さ10~20センチの花茎が立つ。
花被片は6個あり、
線状倒披針形で長さ1センチほど。
花の色は淡緑色から濃紅色まだ変化が多い。
上は白色のもの。
雄しべは6個、
花糸は花被片と同じかやや長い。
花が終わると花茎が伸び、30~40センチほどになる。
花被片も緑色になって残るのだそうだ。
子房は円形だが蒴果になると、3つに深くくびれる。
和名は猩々袴で、
花の色を猩々に、下の根生葉を袴に見立てた。