ミチタネツケバナ(道種漬花)
<アブラナ科タネツケバナ属>
越年草の帰化植物。
農耕の目安になったタネツケバナに似るが、
(稲の苗を植える時、種子を水に漬けて発芽させ田植えの準備をするが、
この時期の田で花が咲くのがこの名の由来)
花よりも果実が高く伸び、花期に根生葉が残るのが特徴。
花弁の長さ2~3ミリ、
雄しべ数4本の花が多い。
葉は羽状深裂し、小葉は広楕円形で頂葉が大きく、
頂葉は卵円形。
根生葉の小葉には柄がある。
茎にはあまり葉がつかない。
根生葉は果実時まで残る。
他にコタネツケバナがあるが、
茎に少数の葉がつき、
ダイコンの葉の様に羽状に深裂し、
下部のものでは裂片に鋸歯があり、ほぼ無毛で互生する。