特に八ヶ岳高原での目的といったものはなく、午後早い時間に帰途につく予定をしていたので、まず、柳生父子の経営する八ヶ岳倶楽部を訪れることにした。
このブログでもブックレビューした「デジカメ散策のすすめ」の著者柳生真悟氏のホームグラウンドでもあるので、何か自然の息吹にでも触れられるのではないかと思ったのである。
この本に載っている八ヶ岳の写真が、私の撮った写真と全く同じアングルなので、ほぼ、ロイヤルホテルと同じような自然環境にあるのだと思うのだが、やはり、四季を通じると外の世界も、変化に富んだ色々な姿を見せるのであろう。
車では、ほんの直の距離で、道路に面して配色の良い瀟洒な建物群が立っているので山小屋風と言った雰囲気ではないが、駐車場に面した建物の側面には、綺麗に切り揃えられた薪が積み上げられていたり、山林や畑での野外作業用の道具などが装飾風にアレンジされていると、林間の息吹を感じる。
まず、ステージと表示された方向の小さな平屋のオープンな建物の中で、ステンドグラス我楽須工房と言うことで、菅原任氏のステンドグラスで作ったステンドパネルやテーブルランプなど、綺麗なインテリア用の作品が展示即売されていた。
フランスで修行をして、ノートルダムの薔薇窓の修復に参画するなど、多くの作品は、ガレの作品などとともに高く評価されているということで、実に美しい。
この口絵写真が、その展示の一角なのだが、ランプに灯が灯されていて、白壁に映った影が、実に幻想的で、何となくヨーロッパを思い出させてくれて懐かしくなった。
私は、ヨーロッパ在住中に、多くの教会や文化遺産的な建造物を周って来たが、ステンドグラスを通して差し込む光が、真っ暗な教会などの廊下やインテリアに極彩色の淡い光を万華鏡のように鏤めて、雲の移動につれて少しずつ動いて行く佇まいなど感激するほど美しいのである。
フランスの小さな古都で、ガレ風のテーブルランプを買って大切に使っていたが、ロンドンの住まいで、移動中にガラスのテーブルの上に、シェイド部分を落として割ってしまってから、テーブルランプは、陶磁器製など他のものを使っている。
ただ、日本に帰ってきてから、中国製のイミテーションだが、クラシックなステンドグラスのしっかりしたテーブルランプを見つけたので、玄関先に常夜灯として重宝しているが、やはり、漏れる光の優しさ懐かしさは、ステンドグラスの命であろう。
別棟の大きな建物は、レストランとギャラリーになっている。
ギャラリーの入り口には、多肉植物の寄せ植えや壁にかけるリースなどや、珍しい山の植物や花木などが並べて売られていたが、建物の中には、家具からインテリア、服飾、絵画等など、製作者がはっきりした色々な種類の民芸品や手作りの作品が並べられていて、普通のみやげ物の売店ではない。
謂わば、芸術作品の展示即売、或いは、それ程全国版でなない芸術家のパイロット・ショップと言う感じだが、確かに、作品は、かなり水準が高く、素晴らしいと思ったが、値札を見て、正直なところ、それだけの価値が?と思える作品もあった。
さて、隣のレストランだが、木木をながめながら、お茶やお食事はいかがですか?と言うことで、室内は広い窓から林間が良く見えるレストランとなっており、外には広いデッキが設えてあり、林に向かってカウンター状にイス席があるなど、正に、林間浴を楽しめる絶好のセッティングである。
私たちは、朝食後すぐであったので、7種類のフルーツを使った贅沢な美味しさと言う触れ込みのフルーツティーを注文した。
ウオーマーの上に乗せてはあるものの、大型のガラス製茶瓶でサーブされるのであるが、びっしりフルーツが詰め込まれているので、生ぬるい甘い味付きの薄いジュースを飲んでいる感じで、正直なところ、何に人気があるのか分からない紅茶であった。
私など、自慢じゃないが、在英5年で、欧米伯14年であるから、フルーツティーには、何度もお目にかかって賞味しているが、一寸、フルーツティーと言うのには、距離が有り過ぎる。
オリジナリティであるから、別に、悪い訳ではないが、上に、柳生風味だとか、八ヶ岳倶楽部風だとか、何か枕詞を付けた方良いのではないかと思っている。
さて、この倶楽部の林間だが、綺麗に枕木状のしっかりとした木を敷き詰めた遊歩道が作られていて、非常に良い。
建物の近くしか歩かなかったので、分からないが、谷に下る方には、枯葉の落ちた土の遊歩道があるのであろうか。
非常に、コンセプト作りが難しいとは思うが、私の感じでは、この倶楽部は、やや、人工的な雰囲気が勝った高級(?)志向のような感じがして、少し、イメージとは違っていた。
このブログでもブックレビューした「デジカメ散策のすすめ」の著者柳生真悟氏のホームグラウンドでもあるので、何か自然の息吹にでも触れられるのではないかと思ったのである。
この本に載っている八ヶ岳の写真が、私の撮った写真と全く同じアングルなので、ほぼ、ロイヤルホテルと同じような自然環境にあるのだと思うのだが、やはり、四季を通じると外の世界も、変化に富んだ色々な姿を見せるのであろう。
車では、ほんの直の距離で、道路に面して配色の良い瀟洒な建物群が立っているので山小屋風と言った雰囲気ではないが、駐車場に面した建物の側面には、綺麗に切り揃えられた薪が積み上げられていたり、山林や畑での野外作業用の道具などが装飾風にアレンジされていると、林間の息吹を感じる。
まず、ステージと表示された方向の小さな平屋のオープンな建物の中で、ステンドグラス我楽須工房と言うことで、菅原任氏のステンドグラスで作ったステンドパネルやテーブルランプなど、綺麗なインテリア用の作品が展示即売されていた。
フランスで修行をして、ノートルダムの薔薇窓の修復に参画するなど、多くの作品は、ガレの作品などとともに高く評価されているということで、実に美しい。
この口絵写真が、その展示の一角なのだが、ランプに灯が灯されていて、白壁に映った影が、実に幻想的で、何となくヨーロッパを思い出させてくれて懐かしくなった。
私は、ヨーロッパ在住中に、多くの教会や文化遺産的な建造物を周って来たが、ステンドグラスを通して差し込む光が、真っ暗な教会などの廊下やインテリアに極彩色の淡い光を万華鏡のように鏤めて、雲の移動につれて少しずつ動いて行く佇まいなど感激するほど美しいのである。
フランスの小さな古都で、ガレ風のテーブルランプを買って大切に使っていたが、ロンドンの住まいで、移動中にガラスのテーブルの上に、シェイド部分を落として割ってしまってから、テーブルランプは、陶磁器製など他のものを使っている。
ただ、日本に帰ってきてから、中国製のイミテーションだが、クラシックなステンドグラスのしっかりしたテーブルランプを見つけたので、玄関先に常夜灯として重宝しているが、やはり、漏れる光の優しさ懐かしさは、ステンドグラスの命であろう。
別棟の大きな建物は、レストランとギャラリーになっている。
ギャラリーの入り口には、多肉植物の寄せ植えや壁にかけるリースなどや、珍しい山の植物や花木などが並べて売られていたが、建物の中には、家具からインテリア、服飾、絵画等など、製作者がはっきりした色々な種類の民芸品や手作りの作品が並べられていて、普通のみやげ物の売店ではない。
謂わば、芸術作品の展示即売、或いは、それ程全国版でなない芸術家のパイロット・ショップと言う感じだが、確かに、作品は、かなり水準が高く、素晴らしいと思ったが、値札を見て、正直なところ、それだけの価値が?と思える作品もあった。
さて、隣のレストランだが、木木をながめながら、お茶やお食事はいかがですか?と言うことで、室内は広い窓から林間が良く見えるレストランとなっており、外には広いデッキが設えてあり、林に向かってカウンター状にイス席があるなど、正に、林間浴を楽しめる絶好のセッティングである。
私たちは、朝食後すぐであったので、7種類のフルーツを使った贅沢な美味しさと言う触れ込みのフルーツティーを注文した。
ウオーマーの上に乗せてはあるものの、大型のガラス製茶瓶でサーブされるのであるが、びっしりフルーツが詰め込まれているので、生ぬるい甘い味付きの薄いジュースを飲んでいる感じで、正直なところ、何に人気があるのか分からない紅茶であった。
私など、自慢じゃないが、在英5年で、欧米伯14年であるから、フルーツティーには、何度もお目にかかって賞味しているが、一寸、フルーツティーと言うのには、距離が有り過ぎる。
オリジナリティであるから、別に、悪い訳ではないが、上に、柳生風味だとか、八ヶ岳倶楽部風だとか、何か枕詞を付けた方良いのではないかと思っている。
さて、この倶楽部の林間だが、綺麗に枕木状のしっかりとした木を敷き詰めた遊歩道が作られていて、非常に良い。
建物の近くしか歩かなかったので、分からないが、谷に下る方には、枯葉の落ちた土の遊歩道があるのであろうか。
非常に、コンセプト作りが難しいとは思うが、私の感じでは、この倶楽部は、やや、人工的な雰囲気が勝った高級(?)志向のような感じがして、少し、イメージとは違っていた。