熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

新宿御苑菊花壇展始まる

2011年11月02日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   秋晴れの午後、久しぶりに新宿御苑を訪れた。
   1日から、恒例の「菊花壇展」が開かれていたのだが、「大作り花壇」はほぼ満開だが、まだ、他の花壇は十分には咲いておらず、肥後菊花壇などは、全くの蕾であった。
   この口絵写真は、比較的花が咲いている「伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇」なのだが、前庭の台湾ホトトギスの方が綺麗に咲いているので、その方が目立っている。
   日本庭園横の芝生の空間に、円形に寄せ植えされた大きな菊花壇があったが、これは、綺麗に鮮やかに咲いていて、まだ、紅葉には遠くて、殆ど色のない庭園に、彩りを添えていた。

   彩と言えば、今咲いているのは、バラの花で、フランス式整形庭園のバラ園には、ほんのりとした香りが漂っていて、綺麗なバラを愛でる人々がカメラを構えていた。
   丁度、斜めから差し込む逆光に光る薄い花びらが美しい。
   プラタナス並木の大きな葉っぱは、少し、黄ばみ始めた感じで、広葉までには、まだ、間がありそうである。
   椿園には行かなかったので、咲いているか分からなかったが、サザンカが、あっちこっちで綺麗に花を咲かせていた。

   しかし、上の池の池畔のススキの穂が白く色づいてほつれ始めていて、逆光を浴びて輝く風情は中々のもので、周りの少しずつ色の変わり始めた木々の葉をバックに、風に揺れるのを眺めていると、強烈に秋の到来を感じる。
   池畔で、そんな風景をカメラに収めようとするのだが、人影がたえず、シャッターチャンスが巡って来ない。
   私が、秋の気配を感じたくて、時間を過ごしたのは、この日本庭園の池の周りだが、まだ、一寸、秋の深まりを感じるのは、少し早いようである。

(追記)園内に、地図の設置を希望。新宿御苑は、かなり広大で、結構道に迷う。矢印付きの方向指示の立札があるのだが、これでは不親切で、入園時に貰える地図の簡略版の地図でも良いので、現在地表示のついた見取り図地図の立て看板を、各所に設置して貰えば助かる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする