熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭の歳時記・・・バラと西洋朝顔が一緒に咲く

2011年11月06日 | わが庭の歳時記
   私の庭の椿が咲き始めた。
   寒椿は大分前から咲き始めていたのだが、西王母と紅妙蓮寺が咲くと、もう秋も深まって本格的な冬支度である。
   椿の木は、しっかりとした蕾を沢山付けていて、少しずつ蕾が大きくなって色づき始めるのだが、実生苗が大分大きく育って、蕾を付けはじめたので、どんな花が咲くか楽しみにしている。
   実生苗の場合には、挿し木や接ぎ木のようなクローンではなくて、自然に受粉した苗木なので、雄蕊の花粉が、どの椿から来たのか分からない、いわば、雑種の可能性があるので、親木とは違った花が咲くことがあるので、興味津々なのである。
   勿論、同時期に花が咲く椿でないと交配は無理なのだが、鉢植えを含めて4~50種くらいは植えてあるので、場合によっては、全く見たことのない花が咲くかも知れない。

   ところで、日本朝顔の花が止まって種が沢山出来たのだが、今まで、咲かなかった西洋朝顔のヘブンリーブルーが、青い綺麗な花を咲かせ始めた。
   3メートル以上の椿やツゲの木の上まで伸び上がっているので、気付かなかったのだが、鮮やかなブルーに気が付いて見上げると、びっしりと蕾がついている。
   日本朝顔は、一か所に一輪しか花が咲かないのだが、西洋朝顔は、一本の茎から5~6この蕾が出て順番に咲き始める。
   西洋朝顔は、種を蒔いても発芽率が悪く、それに、発芽しても極めて貧弱な苗なので着くかどうか不安になるのだが、上手く成長すると逞しい茎に育って、何メートルも高く庭木に這い上がって、長い間花を咲かせる。
   それに、何よりも好ましいのは、朝早くに萎んでしまう日本朝顔と違って、花の命が長くて、午後遅くまでしっかりとした花を保っているのである。
   霜が降りる頃までなので、後僅かな期間だが、青空をバックにして、ブルーに咲く花も、中々風情があって良い。

   この季節には当然だが、四季咲きのバラが、今盛りである。
   今年は、少し、バラの手入れに手を抜いてしまったので、花の数は少ないのだが、イングリッシュ・ローズとフレンチ・ローズの何本かは、花を咲かせてくれている。
   この口絵写真の真ん中の淡いピンクの花が、イングリッシュ・ローズの「シャリファ・アズマ」で、花弁の中央は比較的ピンクがかっているのだが、外側に行くと少しずつ白くなり、かなり強いフルーツの芳香を放つ綺麗で上品な花である。(下の花は、フレンチ・ローズのフランシス・プレイズ、上の濃いピンクは、うらら)
   オールド・ローズの性格を残したハイブリッド種のようだが、中輪だが、花弁がびっしりと詰まっていて、愛らしいロゼット咲きになる。
   夫々のバラの木の花数が、それ程多くないので、綺麗に咲くと、何本かは切り花にして、楽しんでいる。

   今、ツワブキが満開である。
   買った時には、小さな鉢植えだったのだが、栄養に恵まれた土地だと、葉も大きくなり、茎もグンと伸びて、沢山の花を咲かせてくれる。
   株分けしたので、庭のあっちこっちで、黄色い花を咲かせている。
   ムラサキシキブが、綺麗な紫色の実を沢山付けていて、秋の草花の全くない私の庭に、彩りを添えてくれている。

   百舌鳥が、私の庭にもやって来るようになった。
   トンボの色も、赤い色が深まってきた。
   もうすぐ、北の国から、ツグミやジョウビタキが訪れて来てくれる。
   何故か分からないのだが、鉢植えのモミジが一本だけ、綺麗に色づき始めた。
   もう、11月。少し、まだ温かいのだが、気の遠くなるような静かな冬が、もう、そこまで近づいて来ている。
   
コメント
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