熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭の歳時記・・・紅妙蓮寺椿が咲き誇る

2011年11月21日 | わが庭の歳時記
   椿は、早ければ、9月末頃から咲き出す品種もあるのだが、枯れさせてしまったりして、今では、私の庭では、西王母が一番早い。
   次に咲くのは、この口絵写真の紅妙蓮寺で、今は、満開である。
   この花の良いところは、かなり長い間咲き続けて、春の始め頃まで、花を楽しむことができることである。
   やや、濃い赤っぽいピンクだが、花弁の形が歪な一重の抱え咲きで、武士が嫌ったと言う椿の典型と言うか、しっかりした花のままで、花弁が落ちてしまう。

   椿の生育は、梅ほど遅くはないが、私の庭で一番古い乙女椿でも、多少剪定はしているのだが、まだ、3メートルくらいである。
   尤も、種類によっては、かなり、生命力に差があって、四海波や曙椿などは、ぐんぐん大きくなる感じで、それに、花は小さいが侘助椿の種類も、結構、成長が早い。
   庭の広さを考えれば、あまり、大きくなるのも困るので、適当に剪定をしているのだが、本当に、椿の花を楽しもうと思えば、やはり、大きく育たないとだめのようである。
   少し前までは、12月の初め頃に咲いた椿の花の写真を撮り込んで年賀状に使っていたのだが、今年は、どうなるであろうか。

   咲いていた黄色いツワブキの花も終わってしまった。
   斑入りの大きな葉が、逆光を浴びて透き通ると美しい。
   少し、株が大きくなって来たので、株分けをしようと思っている。

   バラが、咲き続けている。
   ハイブリッド・ティのモダン・ローズの花は、しっかりと咲いているが、イングリッシュ・ローズの中には、びっしりと詰まった重い花弁を、か細い茎が支えているので、放射状に垂れ下がっている。
   モダン・ローズとの掛け合わせで生まれているので、片方のオールド・ローズの性格を引き継いでいるのであろう。
   下から見れば優雅なのだが、ある瞬間、急に、花弁が一斉に落下することがあり、その潔さが良い。

   もうすぐ、バラの花も終わるので、パンジーやビオレなど、寒中でも咲く草花を買って来て、鉢植えにした。
   玄関先や、庭先が寂しくなるからである。
コメント
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