熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

都響プロムナード・コンサート(6・1)

2014年06月01日 | クラシック音楽・オペラ
   前回は大嵐で行けなかったので、久しぶりの都響のサントリー・ホールでのプロムナード・コンサートに出かけた。
   昼のコンサート・シリーズに切り替えて、一気に、楽になったのだが、休日なので、大体いつも満席である。

   前回は、1階中央の左翼通路側の席だったのだが、今期は、1階後列中央の通路側に席を取ったので、音のバランスが良く、それに、出入りがもっと便利になったので、助かっている。
   尤も、1階の中央席だと、前の客次第で視野が遮られることがあるので、問題だが、優先予約の権利があっても、思うような席は、中々取り難い。

   この日は、オランダの指揮者マルク・アルブレヒト。
   演目は、フィガロの結婚序曲、シューマン:4本のホルンと管弦楽のためのコンユェルトシュテュック ヘ長調、ブラームス(シェーンベルク編曲):ピアノ四重奏曲第1番 ト短調(管弦楽版)

   ホルンは、ベルリン・フィルハーモニック・ホルン・カルテットで、4人の素晴らしい奏者の華麗な演奏で、2曲のアンコールが、興味深かった。
   1曲目は、私には、何となく、ニュー・オーリンズのプリザベーション・ホールで聞いた軽快なジャズののりの雰囲気で懐かしさを感じた。
   2曲目は、とんでもないアンコールだと言いながら、西高島平から地下鉄路線の駅名を一人が日本語の早口言葉で捲し立てて、3人の奏者がホルンで合わせると言う興味深い演奏であった。
   

   最後のシェーンベルク編曲のブラームスだが、これまでに、聴きたくないようなシェーンベルクばかりを経験しているので、途轍もない曲ではないかと思ったのだが、不思議にもロマン派のブラームス節の素晴らしいオーケストレーションで、感激して聴いていた。
   昔、オランダに住んでいた頃、コンセルトヘボーの現代音楽シリーズもメンバーチケットを持っていたので、随分、シェーンベルクを聴かされたので、余計に、そう感じている。

   日本のオーケストラ・コンサートの場合には、アンコールがあってもなかっても、最後の曲が終わると、2回くらいのカーテンコールに付き合ってすぐに席を立つことにしている。
   私の若い頃には、どんなコンサートでも、2時間以上は演奏が続いたように思うし、アンコールも必ずあったのだが、最近は、演奏時間が、随分短くなり、正味、1時間半を切るコンサートなど、ざらにある。
   勿論、長ければ良いと言うものでもないので、時間が問題と言うことでもないのだが、選曲によっては、魅力に乏しいものが多くなって来たような気がしている。

   余談だが、2時開演で、4時15分前に終わったので、4時半開演の歌舞伎座の夜の公演に十分間に合ったのだが、この頃、鎌倉からの出入りも大変なので、多少、ダブっても、夜昼公演鑑賞のはしごをすることが多くなった。
   
コメント
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