熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・金木犀の甘い香りが

2016年10月02日 | わが庭の歳時記
   春の沈丁花と同じように、秋の香りを告げるのは、金木犀。
   プーント甘い香りが、庭一面に広がって、秋晴れの澄んだ美しい日には、幸せを感じさせてくれる。
   今年は、春先に大きく剪定したので、花付きは少し悪いが、それでも、忘れずに咲かせて秋の香りを運んできてくれた。
   
   

   もの一つ秋の伝達者は、柿。
   もとから植わっていた木は、それ程、大きくはないのだが、成った実は、殆ど、鎌倉山から下りてきた烏に食べられてしまって、哀れな状態である。
   柿の実には、それ程興味はなく、秋に紅葉する柿の葉の美しさに関心があって、落葉期の葉が鮮やかに紅葉するカキ品種だと言うことで、タキイから、錦繡と、受粉用柿として、正月の苗木を買って植えており、大分、大きくなってきて、少し色づき始めている。
   関東では、殆ど美しい柿の木の紅葉を見かけることはないが、学生時代に良く歩いた大和の田舎の柿の木は実に美しくて、私自身の「くにのまほろば」のイメージに刷り込まれているのである。
   
   
   
   
   

   ばらは、咲き始めたのだが、やはり、暑い夏を送ったばらには、やはり、体力の消耗が響いているのか、春の華やかさはない。
   アオイ、リッチフィールド・エンジェル、そして、ドリフト・ローズ。
   
   
   

   華やかなのは、派手な色のサルビア。
   ひっそりと咲いているのは、ツユクサ。雑草だが、夕刻には、萎んでしまうが、あのコバルトブルーが、ブラジルの時に感激したアクアマリンを思い出させて、懐かしい。
   
   

   さて、もうすぐに、シーズンが訪れてくる椿の蕾が膨らみ始めた。
   私の一番好きな花木は、やはり、椿で、殆ど里帰りの洋椿だが、春が待ち遠しい。
   
   
   
   
コメント
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