前日、夜に上海について、この日、一日一杯の上海観光である。
これまでの二回の上海旅では、思うように上海の街を回って観光し、船に乗って、揚子江のクルーズにも出かけてもいるので、むしろ、どのように変わったのか、その変化を感じたかった。
今回は、パックツアーなので、選択の余地はないのだが、最初に出かけた魯迅公園と魯迅記念館、それに、多倫路文化名人街は、初めてであった。
魯迅公園は、前世紀初に開設されたようで、魯迅が良く通ったとかで、魯迅公園と命名されたかなり広大な公園だが、南口から公園に入って、直接魯迅記念館に入ったので、全貌は分からない。
まず、公園に入ると、天気も良かった所為もあり、土曜日なので、公園は大変な人出で、集まった人々が、輪になってフォークダンスや社交ダンスに興じたり、太極拳や思い思いの体操などをやっていて、さながら、みんなが団体行動を楽しむために集まってきたと言う雰囲気で、日本の公園風景とは、全く違う。
魯迅像の周りをゆっくりと体操しながら回っている婦人集団もあれば、欧米の文人たちの銅像なぞなんのその、踊りに夢中である。
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因みに、魯迅記念館への途中に、ディケンズやシェイクスピアなど欧米の作家などの等身大のブロンズ像が置かれており、魯迅記念館の前には、魯迅のブロンズ立像が立っている。
なぜ、魯迅公園の銅像が、中国人の杜甫や李白ではなくて、バルザックやトルストイなのか分からないのだが、先日の無錫の書店での欧米作家の大量の翻訳本のディスプレィをみても、中国知識人の欧米文学への傾倒は、確かなのであろう。
日本では和魂洋才と言うが、ここでは漢魂洋才と言うことであろうか。アメリカでは、中国人の留学生が一番多いと言うが、真善美の追求、富国強兵のためには、進んでいるものは、何でも、ダボハゼのように吸収しようと言うことであろう。
ペンは剣よりも強し.The pen is mightier than the swordと言うことである。
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魯迅記念館は、1951年開設だと言うから、共産革命直後で、新生中国のスタートと同時であるから、その後、主義信条、政治や文化とは、殆ど関わりなく維持されてきたのであるから、それに、習近平も訪れており、魯迅に対する中国人の尊崇の気持ちが良く分かる。
館内には、膨大な魯迅ゆかりの文物や書籍、資料などが展示されていて、殆ど、中国語なので分からないのだが、魯迅を囲んで若い文人たちが熱心に対話する実物大の臨場感あふれるディスプレィなど、感動的でさえある。
デスマスクも、展示されている。
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日本関連では、魯迅と親交があり、当時の日中の文人たちに、書店を通じて知的貢献した内山書店の外観と内部・内山完造の像などがセット展示されている。
内山完造は、逮捕令を避けるための魯迅の上海の住居の世話をするなどサポートしたようで、魯迅は内山を「老朋友」と呼んでいて、魯迅の死を事実妻の許とともに看取ったと言う。
もう一枚、日本兵らしき人物の気になる絵。
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多倫路文化名人街は、魯迅公園から歩いてすぐの綺麗に整理された西洋風の街路で、魯迅や文人たちが住んでいたか、ゆかりの街区なのであろう、その一番奥に、内山書店があった。
魯迅記念館に、朝貨文庫と言う部屋があって、文人たちの書斎が再現されて、夫々、個室がディスプレィされていたが、非常に興味深かった。
この日は、中国文化の日頃見えなかった一端を垣間見た思いで、勉強になった。
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これまでの二回の上海旅では、思うように上海の街を回って観光し、船に乗って、揚子江のクルーズにも出かけてもいるので、むしろ、どのように変わったのか、その変化を感じたかった。
今回は、パックツアーなので、選択の余地はないのだが、最初に出かけた魯迅公園と魯迅記念館、それに、多倫路文化名人街は、初めてであった。
魯迅公園は、前世紀初に開設されたようで、魯迅が良く通ったとかで、魯迅公園と命名されたかなり広大な公園だが、南口から公園に入って、直接魯迅記念館に入ったので、全貌は分からない。
まず、公園に入ると、天気も良かった所為もあり、土曜日なので、公園は大変な人出で、集まった人々が、輪になってフォークダンスや社交ダンスに興じたり、太極拳や思い思いの体操などをやっていて、さながら、みんなが団体行動を楽しむために集まってきたと言う雰囲気で、日本の公園風景とは、全く違う。
魯迅像の周りをゆっくりと体操しながら回っている婦人集団もあれば、欧米の文人たちの銅像なぞなんのその、踊りに夢中である。
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因みに、魯迅記念館への途中に、ディケンズやシェイクスピアなど欧米の作家などの等身大のブロンズ像が置かれており、魯迅記念館の前には、魯迅のブロンズ立像が立っている。
なぜ、魯迅公園の銅像が、中国人の杜甫や李白ではなくて、バルザックやトルストイなのか分からないのだが、先日の無錫の書店での欧米作家の大量の翻訳本のディスプレィをみても、中国知識人の欧米文学への傾倒は、確かなのであろう。
日本では和魂洋才と言うが、ここでは漢魂洋才と言うことであろうか。アメリカでは、中国人の留学生が一番多いと言うが、真善美の追求、富国強兵のためには、進んでいるものは、何でも、ダボハゼのように吸収しようと言うことであろう。
ペンは剣よりも強し.The pen is mightier than the swordと言うことである。
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魯迅記念館は、1951年開設だと言うから、共産革命直後で、新生中国のスタートと同時であるから、その後、主義信条、政治や文化とは、殆ど関わりなく維持されてきたのであるから、それに、習近平も訪れており、魯迅に対する中国人の尊崇の気持ちが良く分かる。
館内には、膨大な魯迅ゆかりの文物や書籍、資料などが展示されていて、殆ど、中国語なので分からないのだが、魯迅を囲んで若い文人たちが熱心に対話する実物大の臨場感あふれるディスプレィなど、感動的でさえある。
デスマスクも、展示されている。
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日本関連では、魯迅と親交があり、当時の日中の文人たちに、書店を通じて知的貢献した内山書店の外観と内部・内山完造の像などがセット展示されている。
内山完造は、逮捕令を避けるための魯迅の上海の住居の世話をするなどサポートしたようで、魯迅は内山を「老朋友」と呼んでいて、魯迅の死を事実妻の許とともに看取ったと言う。
もう一枚、日本兵らしき人物の気になる絵。
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多倫路文化名人街は、魯迅公園から歩いてすぐの綺麗に整理された西洋風の街路で、魯迅や文人たちが住んでいたか、ゆかりの街区なのであろう、その一番奥に、内山書店があった。
魯迅記念館に、朝貨文庫と言う部屋があって、文人たちの書斎が再現されて、夫々、個室がディスプレィされていたが、非常に興味深かった。
この日は、中国文化の日頃見えなかった一端を垣間見た思いで、勉強になった。
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