熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

葉山のフレンチ・レストランでの午後

2017年10月31日 | 鎌倉・湘南日記
   鎌倉の佐助に住んでいる長女が、穏やかな秋の午後のひと時を一緒に過ごそうとと言って車でやってきたので、久しぶりに逗子の方へ行って食事をしようと言うことになった。
   腰越に出て、海岸線を東に走ったのだが、先日の台風による激しい高潮の被害を受けた沿岸は、何もなかったように落ち着いていた。
   江の島から鎌倉にかけての海岸道路は、日頃は、交通渋滞が激しくて時間を要するのだが、この日は、難なく稲村ケ崎も簡単に通り越した。
   中国で、人気があるのであろうか、いつも、七里ガ浜海岸を走ると、鎌倉高校脇の江ノ電と北行きの道路の交差点で、海を臨む中国人観光客が犇めいているのである。
   

   やはり、港に出ようと言うことになって、葉山のヨットハーバーに近いフレンチレストランのラ・マーレに入った。
   後で、気付いたのだが、このレストランは、この葉山で300年の伝統を持つ日本料理店日影茶屋のCHAYAグループの創業1977年の店だと言うから、中々のものなのである。
   来月のコンサートの夜にプレコンサート・ディナーで予約を入れていたカフェ・チャヤマクロビが、この系列店だと言うことで、偶然とは不思議なものだと思っている。

   本格的なフレンチレストランなので、新しく入荷した新鮮な魚介料理の特別メニューが提供されていたのだが、昔の様に、ヨーロッパで、ミシュランの星付きレストランをグルメ行脚をしていた若き頃とは違うので、結局、ランチ・コースにして、フランス白ワインで通した。
    メニューは、次の通り
    烏賊のフライと海藻のサラダ
    焼き芋のポタージュ
  サーモンのグリエ スイスチーズ焼き
    とにかく、料理が美しい。
    デザートやコーヒーも、まずまずで、楽しませて貰った。
   
   
   
   

   すぐそばのヨットハーバーの方へ出て、港の雰囲気を味わおうと思ったが、少し風邪気味でもあったので止めた。
      

   しかし、家内や娘は、逗子駅直近のOKストアに寄って買い物をしたいと言う。
   Everyday low priceと言うウォールマートと同じ触れ込みのスーパーだが、やはり、随分安い。
   商品の値札に、堂々と何割引きと明示されていて、それがかなりの割引率なのである。
   千葉から鎌倉に移ってきてから困ったのは、物価が非常に高いことで、市役所前の紀伊国屋などは論外で、最寄りのコープでも、このOKストアから比べれば、かなり高い。
   
   

   余談だが、鎌倉には、大船撮影所があったにも拘わらず映画館さえなく、勿論、OKストアさえない、とにかく、庶民には全く住みにくいところなのである。
   古都、観光地と言うのだが、京都に比べればけた違いに小規模で貧弱であり、すぐに行きついてしまう。
   尤も、まだ、鎌倉もよく知らないので、奥深い魅力なり味があるのであろうと思ってはいるのだが。
   この鎌倉を起点にして、旧東海道など近くを歩こうと思った頃には、歳のこともあって、運転免許書を返上してしまい、電動自転車での遠出も不安になってきて、思うに任せられなくなっている。

   この日は、曇り模様の空で、わずかに太陽が漏れるくらいだったが、富士山は見えなかったが、七里ガ浜の向こうには、江の島が浮かんでいた。
   交通が激しくなければ、この海岸線は良い散策路である。
   
コメント
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