熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

財布紛失:ドタバタ顛末記

2018年06月18日 | 
   先週の月曜日、外出時に持ち物を点検しようと思ったら、財布がない。
   これがなければ外出できない。
   時間がなかったので、仕方なく、あっちこっち家探しして、適当に、現金やカードなど揃えて外出した。

   帰ってきて、思い当たるふしを、あっちこっち当たったが、出てこないので、落としたか取られたか、とにかく、紛失したと言う前提で、手を打つことにした。
   前日、外出して、コープで買い物をして、そのまま、5分ほど歩いて帰って、その後外出していないので、この間になくしたことになる。
   何が、財布の中に入っていたのか、とっさには、思いつかなくて、困ったが、大切なものでよく使っていて分かっているのは、三菱のキャッシュカード、JALのグローバルカードなどのクレジットカード数枚、それに、健康保険証であった。

   これまで、一番困ったのは、ロンドンの事務所に空き巣が入って、財布を盗まれたことで、この時には、パリパリの猛烈ビジネスマンであったので、クレジットカードにしても、アメックスやダイナースなどのゴールドカードなども何枚も持っていたし、かなり、大きな財布の中に、色々なドキュメントなど貴重品を入れていた。
   ロンドンで助かったのは、某会社に、キャッシュカードやクレジットカードなど登録しておけば、盗難届とかカードの停止や再発行など、その処理に必要な手続きを一切やってくれていたので、真っ先に、ここに電話して事なきを得た。
   POLICEへの盗難届など、結構厄介であったのだが、結果的には、現金の盗難だけで済んだ。
   後日談だが、2か月後に、その財布は、別の階の給水タンクの中から、掃除のときに見つかったと言う。

   もう一度、日本に帰ってきてから、千葉のイオンで、財布を落として、この時も、何よりも、カードの事後処理に、大変苦労した。
   幸いと言うか、後日、イオンから、駐車所に捨てられているのが見つかったと電話が掛かってきた。
   取られたのが現金だけであったが、この時、無性に腹が立ったのは、イオンの女性係員の対応で、私の目の前に財布を出したのは良いのだが、何も言わずに、財布の中から、汚いものを出すように、中のものを全部引き出して前にぶちまけて、「現金は入っていたのか」と平然と聞いた。
   係員にとっては、単なる遺失物であろうが、私にとっては、大切に愛おしんで使っていた貴重な財布であり、わが子に会ったような思いであったので、邪険に扱われている財布が可哀そうで、腹が立つより悲しくなった。
   この会社は、ダメだと思って、翌日、少数株主であったが、イオン株を売った。

   腐れ縁なのか、鎌倉近辺には店舗もないのに、この会社のイオンカードをいまだに維持していて、今回もなくしたカードに入っていたのだが、JALカードや、VIEWのルミネカードなどは、紛失通知後すぐに新カードが送られてきたが、このイオンからは、当然であろう、いまだに、送ってこない。
   最も顧客に近接した小売業でありながら、カスタマーサービス精神欠如というべきか、他にも、嫌な思いを何度も経験しているのだが・・・。

   そんなことよりも、今回の財布紛失だが、まず、東京三菱UFJに電話して、キャッシュカードの差し止めを頼んだ。
   差し止めは良いのだが、郵貯と違って、キャッシュカードがなければ、通帳ではATMを使えないと言う不便。
   通帳とハンコを持って、窓口で振り込みや引き出しをしろと言うのだが、客に仕事をさせて手数料を取るATMは、始終混んでいるが、最近では、優しい係員が丁寧に対応してくれてタダの窓口の方が空いているこの不思議。
   翌日、大船の店舗に行って、キャッシュカード再発行の手続きをしたが、1週間か10日かかると言う。
   この銀行、Japan as No.1時代には考えられなかったのだが、三菱と東京と三和と東海が合併した銀行なのであるから、正に、今昔の観である。
   
   ところで、カードを紛失しても、その届け出の電話を何処に掛ければよいのか、インターネットを叩いてもよく分からないし、電話をかけても、音声案内が延々と続いて、ボタンを何回も押さされて、繋がっても、長い間待たされる。
   叩かれているが、即刻電話が繋がって、親切に対応してくれるアマゾンと雲泥の差である。

   国民健康保険証は、なければ、たちまち困るので、鎌倉市役所に電話したら、御成の本局へ行けば、即刻、発行すると言う。
   私用で、大船に出ていたので、鎌倉に向かった。
   まだ、盗難届を出していなかったので、丁度、手前の御成交番が、珍しく人がいなかったので、中に入って案内を乞うと奥から中年の婦人警官が出てきて、今日は、珍しく暇なのでと丁寧に対応してくれた。
   困ったでしょと言いながら、丁寧にノートにメモを取って、奥に入ってパソコンを叩いて、申告書を打ち出してきてくれた。
   最近では、何でも、パソコンで電子化するようにと言われているようだが、遺失番号を記した遺失メモは、何故か、手書きであった。
  
   鎌倉市役所では、免許書を返却して得た運転経歴証明書で身分確認をして、すぐに発行してもらえた。

   とにかく、大したものが入っているわけではないのだが、なければ、たちまち困る財布と言う存在。
   PASMOなどを入れている定期入れに、運転経歴証明書や病院の診察券などを入れていたのだが、これから、クレジットカードや現金を入れるなど、財布から分散しておいた方が良いと思い始めている。
   歳の所為もあって、物忘れや勘違いなどが多くなってきているので、結構、念には念を入れて日頃の行いに注意しているのだが、その程度では足りないのかもしれなと言う気がしている。
コメント
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