熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

ネット・ショッピング、そして通販・・・商業及び流通革命の華?

2005年09月29日 | 生活随想・趣味
   イトーヨーカドーの鈴木敏文会長が、スーパーやコンビの成長鈍化について質問された時に、その競争相手として通販を挙げていた。
   それはそうであろう、とにかく、 メーカーと直結しておれば店舗も在庫もいらないし、オーバーヘッド・コストなど極端に低減できるし、とにかく安い。
   ネットショッピングなら、翌日、品物が届くことも稀ではない。
   それに、クロネコヤマトのお陰で、運送費が極端に安くなって、クール便であろうと何であろうと至れり尽くせりの配達体制を取ってくれていて、全くの不安がない。

   通販と言っても多種多様で、カタログ販売からテレビ・ショッピング、それに、ネット通販等々色々あるが、私自身は、この通販を結構利用している。

   例えば、本であるが、普通の書店や神保町で買う場合がやはり多いが、アマゾンや紀伊国屋、旭屋、三省堂等のネットショップで買うことも結構多くなってきている。
   特に、専門書や特殊な本は限られているし、それに、探す手間隙を考えれば、ネットショッピングに限る。アマゾンなどは、1,500円以上なら送料無料ですぐに送ってくれる。それに、洋書などは早い上にディスカウントしていて、丸善より遥かに安い。
   DVDのソフト等は、まず、20%引きなので、総てネットショップで買っている。
   
   私がネットショッピングを始めたのは、外国のオペラのチケットの手配からである。
   とにかく、チケットの手配が可能かどうかから注文内容をその場で確認できるし、まず間違いがないし、その場で座席の位置まで確定できる。
   メトロポリタンやロイヤル・オペラ、スカラ座は勿論、プラハの国立劇場などのチケットも全く問題なく手配できており、今までに全くトラブルはない。

   ところで、品物が良く分かっていて型番等決まっている電化製品等はネットショッピングに向いている。
   例えば、テレビやパソコン、デジタルカメラ等は、まず、価格を調べる為に、インターネットで価格・comやconeco.net価格比較サイトを開いて、その商品のページを開けば、一番安い店は何処で価格はいくらか等詳細はすぐに分かる。
   ヨドバシカメラでもビックカメラでも、ネットショップの方が店頭より安いことが多い。
   私自身、楽天や価格・コムで調べた店から、これ等のコンシューマー・エレクトロニクスを買っているが、結構満足している。
   ワインも、最近は、ネット・ショッピングに変えてから、色々なワインを楽しめることが出来るようになって喜んでいる。近くのディスカウントショップよりグンと安いし、逸品がすぐに手に入る。

   問題は、クレジット・カードなどの情報を先に届け出るのでトラブルが起こらないかと言う心配であるが、私の場合は、幸いに何も問題は発生していない。
   このクレジット・カードについては、何枚ものカードを、長い海外生活と出張等の海外での使用を含めて何千回、いや、恐らく万を越える使用回数だと思うが、問題はなかった。もっとも、使用と管理には、細心の注意は払っていたが。

   何れにしろ、売り手から、ヒューマン・タッチのサービスを期待しないのであれば、同じものが、安く敏速に手に入るなら、ネット・ショッピングに選る物はないと言えるのではなかろうか。

   恐らく、さらに、ネット・ショッピング環境が整備され、ねっと・ショップのサービスが向上すれば、百貨店やスーパー、コンビニや専門店等々の実際の店舗から相当数の客がネットのバーチャルな店舗へ移るだろうと思われる。
   安さ、そして、便利さから言っても、スーパーやコンビニの強みはなくなってしまったのである。
   リアルからバーチャルへ、商業、そして、流通革命が急速に、生活習慣や生活スタイルまで変えてしまうのである。
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