熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

ブログを書きながら思うこと

2006年08月14日 | 生活随想・趣味
   このブログを書き始めて早いものでもう1年半くらいになる。
   あまり休んだ日はないので500篇くらい書いたことになる。
   全く徒然なるままに書いて来たので纏まりはないが、やはり、自分自身の趣味や得意分野の範囲内のトピックスが多い。
   これまで、随分色々な経験をしながら生きて来たが、見るべき物は見つと言った知盛の心境には程遠いが、やはり海外生活や海外旅行などで見たり接したりした異文化との遭遇等で得た経験は貴重であった。
   残念ながら、断片的な写真が集積しているだけで、記録として残せなかったのを後悔しているので、遅ればせながらも、このブログを書く機会を得たのを大変幸せだと思っている。

   経済や経営に関する記事が多くなってしまったが、これは、専門的な知識を多少記録して置きたかったのと、その時点での自分自身の考え方を記す事によってどれだけ自分の考えが耐え得るものか知りたかった為である。
   他と違って、経済学や経営学は、一番世につれ人につれ変動変化して行き、言うならば決定版としての理論の構築など不可能だと思えるほど定まらない学問なので、たとえ瞬間であっても出来るだけ適格な理解と判断をしたいと言う思いがあった。
   学生時代に結構勉強して分かっていた積もりでいたのが、結局何にも分かっていなくて、経験と勉強を通じて年を経るにつれて少しづつ理解が進んで、今頃になって、やっと、人並みに議論出来るようになったと言うのが正直なところである。

   旅や海外生活については、サラリーマン生活を送ってきた割には、仕事などに恵まれて、日本も海外も随分歩くことが出来たと思っている。
   その分、家族には随分迷惑をかけたことになってしまったが、止むに止まれなかった旅への思いがドライヴしたことも否めないかも知れない。
   このブログでは、海外生活については思い出しての随想だけで、旅については10日間のミラノ・ロンドン旅を綴った旅日記と旅の思い出などを書いた断片だけだが、少し一段落したら、ヨーロッパへ向かって気ままな旅に出てみたいと思っている。
   読書によって得られる代理経験もそれなりに役に立つが、やはり、百聞は一見に如かずで、見知らぬ異郷の地に立って始めてみる文物の印象は強烈であり、教えられることが限りなく多かった。

   読書については、趣味と言うか、私自身の生活の一部で、喜びも悲しみも生活の中に読書の習慣がどっかりと腰を据えていて不可分であったと言うことであろうか。
   何時も本に囲まれて生活をしていたし、暇があれば書店の中を歩いていた。

   もう一つの私のブログのトピックスは、観劇やクラシック音楽などパーフォーマンス・アート系の鑑賞である。
   最初は、時代や空間を超えて人々が愛でるベートーヴェンやモーツアルトの音楽を知りたくて、レコードを買って聞き込み、欧米から来日する一流音楽家の演奏会に積極的に出かけて行った。好きで始めたのではなく、頭からクラシック音楽に入って行ったのである。
   従って、初期から、カラヤン・ベルリン・フィルやバイロイト・フェステイバル・オペラ等桁外れのコンサートから入って、二期会やN響等に接したのは、ずっと後になってからであった。
   最初は、交響楽団などオーケストラ・コンサートから入っていったが、ピアノやヴァイオリン等のリサイタル、四重奏団から室内楽団、リート等の声楽リサイタル等々少しづつジャンルが広がって行って、結局は、オペラにのめり込むようになってしまった。
   観劇の方は、比較的早くからジャンルに関係なく出かけていたが、やはり、本格的に通い始めたのは、イギリスに移り住んで、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの一連のシェイクスピアや古典劇鑑賞に興味を持ち始めてからである。
   歌舞伎と文楽は、オペラの延長線上だが、ロンドンで観た勘三郎や玉三郎、玉男や簔助の舞台で受けた印象が強く、日本に帰ってきてから積極的に通い始めた。
   いずれも、好きで通っているだけで、別に勉強したわけでもないので、ブログで書いているのは、一ファンの感想文にしか過ぎない。

   展覧会・展示会については、やはり、同じ様なもので、学生時代に経済学の勉強は二の次にして、奈良・京都等への歴史散歩に明け暮れていたし、海外では美術館・博物館へは丹念にわき目も振らずに通っていたので、その趣味の延長線上である。

   このブログは、備忘録のような形で書いているのだが、インターネットの検索システムの発達のお陰で、このような私的で取りとめもないブログにも拘わらず、有難いことに、可也の皆様にお読み頂いている。
   ジャンルが多岐に亘っているので、意外なところからアプローチ頂く場合もあり、感謝している。
   経済や経営関係は別としても、門外漢である筈の科学や医学関係などで引用されたりリンクされると一生懸命書かなければならないと思って緊張する。
   中には、怪しげな所からトラックバックを受けることもあったり、不可思議なブログで引用されたりして戸惑うこともあるが、しかし、有難いコメントなど頂くと嬉しくなり頑張りたいと思う。
   自分の方からトラックバックすることはしていないが、コンタクト頂いたブログには定期的に訪問して読ませて頂いており、参考にさせて貰っている。

(追記)写真は、今月2回目に咲いた我が家の月下美人の花。
   

   
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