熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉山:さくら道の桜花

2022年04月02日 | 鎌倉・湘南日記
   昨日午後、散歩道の方向を変えて、天気が良くなったので、鎌倉山に向かった。
   鎌倉山のサークルから見晴まで歩いただけだが、ほぼ1キロ一寸、
   これまでは、下りに掛かる笛田くらいまで歩いたのだが、同じバス道が続くくらいで、魅力的な店舗などが消えてしまって食指が動かなくなったので、雰囲気だけ感じれば良いと思ったのである。

   歌舞伎の仮名手本忠臣蔵4段目の花籠の段で、蟄居している判官に、妻のかほよ御前が慰めようと籠に生けたのは鎌倉山の八重桜だと言うことを、舞台で見て知っているので、そんなに名所なのかと期待して、これまで、何度も訪れているのだが。
   江ノ島から、大仏や長谷観音を経て鎌倉駅に向かうバス道に沿ったさくら道なのだが、民家の庭や歩道脇に植えられた桜なので、必ずしも何処の家にも整然と植えられている訳ではないし、それに、道が狭いので、車道に沿って桜の木が植えられている桜並木が続いているわけではなくて、桜の古木が比較的沢山植わっているだけなので、到底、桜の並木道とはいえない。
   結構、観光客は歩いているのだが、蛇行の激しい坂道であるし、バスや自動車の行き来が頻繁なので、遊歩を楽しみながら林間を散策すると言った雰囲気にはなれない。
   尤も、これは私自身の鎌倉山さくら道の独善的な感想なので、大方の感想は、観光案内やガイドブックの記述通りなのであろう。

   さて、見晴までのさくら道の雰囲気は、次の通りである。
   
   この風景は、さくら道手前の大通り。
   
   
   
   

   桜は、既に散り始めていて、一部、地面を真っ白に染めている。
   桜のクローズアップは、ほぼ次の通り。
   
   
   
   
   
   
   
   

   遠望しても、それほど、桜風景は見えないし、茂っていて茂っていて、木々の合間からも遠くの景色は見えないのだが、一カ所、江の島シーキャンドルが見えるところがある。
   さくら道沿いに高級住宅が建っているのだが、江ノ島と富士山が同時に見える住宅が一番高いのだという。
   いずれにしろ、朽ちかけた古木のソメイヨシノが多いので、歴史の年輪を感じて、圧倒されるが、
 種が出来ないので、全国のソメイヨシノは、総べて、挿し木というかクローンだということで、既に、新苗と雖も数百年経っているということになる。
   
   
   
   
   
   路傍の花々。
   
   
   
   
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わが庭・・・椿 白羽衣、トムタム

2022年04月01日 | わが庭の歳時記
   白羽衣が、綺麗な花を咲かせた。
   わが庭には、白い花は珍しいのだが、この椿は、千葉の家の門構えの槇の脇に植えていて、非常に豪華に咲き乱れていて魅力的であったので、もう一度咲かせようと思って、鎌倉に来てから買って植えた椿である。
   親木の羽衣は、ピンクの綺麗な花で、色変わりの赤羽衣も、千葉では植えていたが、この庭では、白羽衣一株である。
   八重、蓮華咲きの椿で、羽衣のように花弁を広げて優雅である。
   ただ、花弁がひ弱いので、すぐに傷んでしまうのが可哀想である。
   
   
   
   
   

   トムタムも咲き出した。
   トムタムは、桃色の白覆輪で千重咲き、中輪の洋種ツバキで、綺麗に咲くと、至宝のように、花弁が鱗を重ねたように輪状に整然と列ぶのだが、この花はまだ咲ききる前であり、木の体力や気象条件にもよるので、椿が完全な姿に咲くのは中々難しいのである。
   
   
   
   
   
   
    

   下草に、ヒッソリと、スミレが咲いているのに気がついた。
   鎌倉の路傍に咲き乱れるスミレとは違った種類のようだが、小さな可憐な花が、顔を覗かせるとホッとする。
   
   
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