都大会に向けて「ホールブレイン・バレーボール」の仕上がりは上々

都大会に向けての練習試合を行いました。

ここにきて、サーブの安定感が格段にアップしました。今日もまた成功率90%を超えています。しかも効果的にねらって打てるようになってきました。こうなると辰巳ジャンプは支部順位など関係なく、かなりの力を発揮します。


辰巳ジャンプのバレーボールは「ホールブレイン・バレーボール」といって、人間の知覚機能をフル活用してプレーすることを教え、訓練しています。ホールブレインとは「全脳」という意味で、次の4つの領域を意識して指導しています。

【左脳的分野】
(A)論理的・分析的・数量的・事実認識的な脳
(B)系統的・順序的・計画的に詳細な脳

【右脳的分野】
(C)対人的・感覚的・感情的な脳
(D)全体的・直感的・統合的・合成的な脳

(A)の脳は、「マインドマップ」を使わせて、自己分析をしたり、目標管理をしたりします。また、これまで試合の個人成績は数値化して配り、客観的に自己課題を考えるきっかけにしています。練習中の指導の言葉も(A)の脳を動かそうとすると時には、子どもたちに対して解説者のように話しかけています。

(B)の脳は、長期的なビジョンを持たせるために、「アファメーション」を用いて「輝ける未来の自分」「世界一のチームイメージ」を描かせ、すべての行動がそのゴールイメージに向かって突き進むようにノート指導をしてきました。目の前のミスが出た時には、確かに子どもたちも指導している私も良い気持ちはしません。しかし、進むべき未来像がはっきりしているので、気持ちが腐ることなく着実に前進してきたと思えます。

(C)の脳は、最近の試合で最も重視してきたことです。「対人的判断力」を高めるために、相手のコートを「目」でよく見ること、打ってくるボールの音を「耳」で聴くこと、さらに相手の感情を「表情」から読み取ることなどを訓練してきました。今のところ、この脳の力がまだまだ弱いので、夏に向けての大きな課題となっています。

(D)の脳は、時に私が妙なことを言っていることがありますから、子どもたちは感じ取っていることでしょう。例えば、ディグレシーブの時に、「ボールを見るな」という球技にはありえない言葉かけをしている時があります。しかし、これが「全体的・直感的な脳」を働かせるために効果を発揮します。レシーブの一歩目が早くなるのです。他にもこの(D)の脳を働かせる言葉かけをしていますが、都大会前です。秘密にしておきましょう。


子どもたちは少しずつではありますが、私のイメージしている「全脳バレー」をするようになってきました。自ら考え、判断し、プレーに表現しています。今日の練習試合でも、うちの子どもたちがいろいろなことをやるので、相手の監督さんの「相手の方が頭がいいバレーをしているぞ!」という声が聞こえてきました。

チームの仲間がパニックになりそうな時には、コート内ですぐに語り合い、修正していこうとしています。でも、都大会ではきっと緊張するでしょうから、120%の脳力を出すことが難しいかもしれません。それを難しいことではなく、簡単にしてあげるために監督の私がいると自覚して、晴れの舞台で大暴れさせてあげたいと考えています。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

都大会に向けて

都大会の組み合わせ抽選会が月曜日に行われました。
辰巳ジャンプは国○寺さんと1回戦で試合をすることになりました。

どんな相手であっても、辰巳ジャンプは「チャレンジャー精神」を忘れずに、120%の力を出し切れるようにしていきたいと思います。

第3支部の1位となった鹿○さんとの代表決定戦の試合で、20-22、20-22と大接戦を演じた辰巳っ子たち。なんとその試合でのサーブ成功率は70%という最悪の調子だった。1セットに7~8本のサーブミスをしていながら、たった2点差での負け。サーブミスが1~2本ですんだならばどれだけ強いチームなのかと感じさせられます。

今の辰巳ジャンプ5年生の打つサーブは、小学生にはそう簡単にレセプションできません。何しろスピードが早いし、しかも無回転でどんな変化をするか打った本人でも分からない。90度近く落ちることもあるし、1メートル以上左右に曲がることもある。ドライブ回転でスパイク以上の強いボールが行くこともあるし、それはそれは七色に富んだサーブを打っています。このサーブが炸裂すれば、大人でも簡単にレセプションできません。


私の腕の肉離れもほぼ完治し、レシーブ練習にも熱が入っています。
11月中旬からこれまでの3ヶ月間にできなかった、「あと1センチに届くレシーブ」を作り上げています。


もともと攻撃力の強さは辰巳ジャンプの伝統ですから、ラリーになったらかなりいけるでしょう。


東京第3支部5位での都大会出場ですが、うちの子どもたちは、実質○位だと言えます。支部5位という順位で誰も注目していないことが、さらに良い状況です。大会を驚かすチームとなって、都大会に挑みたいと思います。
コメント ( 3 ) | Trackback (  )

卒業生たちの応援は「神様」の集結です

6年ぶりの都大会出場が決まり、チーム練習にも熱が入っているこの頃です。ひとつめの大きな目標を達成し、次にひかえるもっと大きな目標に向かって前進している子どもたちは、自分たちの力でどんどん上達しています。「都大会でも勝つ!」というモチベーションがあるので、厳しい球出しにも負けない心で向かってきます。とても良いムードでチームは成長していると感じます。

不思議なことに、チームが都大会出場を勝ち取ったことに合わせて、卒業生が次々と練習に参加するようになりました。こちらから頼んだわけでもないのに、自主的に練習参加してくれるのです。昨日は、6年前に辰巳ジャンプが最後の都大会出場をしたチームのキャプテンとエースアタッカーが来て、一緒に練習してくれました。チームに部員が途絶えてしまった時期があり、直接の先輩がほとんどいない5年生に「あこがれの先輩」を感じてもらうために、昨年の6月に「高校バレーの応援キャラバン」を行いました。その時に応援した高3の先輩たちが来てくれたので、5年生は積極的に質問し、アドバイスを受けていました。二人とも、私から見ても「かっこいい先輩」に成長していますから、子どもたちから見たら本当に頼りになる存在だったことと思います。

今日は、先週に中国留学から帰ってきたばかりの2期生の先輩がふらっと来てくれました。駿台学園で頑張っていた先輩です。部内練習試合に入ってもらうことで、高いブロック、スパイク対策の練習になりました。

こうして卒業生が来てくれることが何よりも嬉しく思います。2007年に存続の危機におちいった時、あきらめないでチームを続けられたことで、卒業生も故郷チームに帰ってきてくれる。元気に活動している後輩の姿を見て、そして、「都大会出場」というチームの伝統を復活してくれた後輩たちと交流して、きっと喜んでくれたことでしょう。

また、今日は共栄学園で頑張っている、今の辰巳ジャンプの子どもたちが最大にあこがれている先輩のお母さんが、たくさんの差し入れを持ってきてくれました。


組織に「福徳」がついてくると、「神様」のような存在の方々が、その組織を守るために集まってくるという作用が人間社会にはあります。連日、練習参加してくれたチームの先輩方々は、私から見ると、そんな「神様」のように感じました。こんなことを書くと不思議な感じがするでしょうが、実は不思議ではなく、子どもたちの健気な努力が呼び込んだ「福徳」の流れなのです。


さあ、都大会の組み合わせは明日決まります。キャプテンがくじを引いてくれます。楽しみにしていましょう!!!


(補足)
第3支部の順位が決まりました。
1位:鹿骨 2位:ブルーL 3位:大島中央 4位:ジュニアF 5位:辰巳ジャンプ 6位:小岩 7位:小松川
以上が都大会出場チームです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

これ以上落ちることはもうない!

大会期間中にチームの調子はどん底まで落ちました。

今日の練習試合でも、スタートセットから8本ものサーブミスをくり返してくれた。

1セットに8本もサーブミス・・・・・何これ???

ちょっと待てよ、そんな状態でも・・・このセットは勝った。

ということは底力がついてきたということ?


今年のチームの負けパターンはよ~く分かったので、あとはどのように采配していくかを、監督が楽しめば良いだけ。

キリキリと精神的に追い込みながら練習試合をさせたにもかかわらず、先週負けたチームに今日は負けなかった。


子どもたちには心から言いたい。

「自分の力を信じて思い切り試合をしなさい。」

と。



今日、全日本卓球選手権があり、福原愛さんが日本一になった。その試合を録画で見て、やはりネットスポーツは、前がかりになってポジティブにやらないと力を出せないのだと確認した。今日の福原さんは終始攻め続けていた。これからの辰巳ジャンプも「攻撃こそ最大の防御」を合い言葉に、ガンガン攻めて行こうと思う。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

とうとう私の逆鱗に触れてしまった子どもたち

辰巳ジャンプの子どもたちのために「逆鱗に触れる」とはどのような意味なのかを説明しておきます。
今年は辰年でもありますから、このような言葉を知ることも大事でしょう。

中国の韓非が著した「韓非子」の言葉です。

竜の鱗(ウロコ)に、のどの下あたりに1尺ほどの逆さに生えた鱗 (ウロコ) =逆鱗(げきりん)が1枚だけあるそうです。もし、これに触れるようなことがあれば、竜は必ずその触れた者を殺してしまうといういことです。
君主(国王…チームの中心者…監督ともいえる)にも逆鱗(げきりん)と同じような性質がある。中心者の怒りに触れると手が付けられない意味。



今日は、ミカサ杯教育大会前、最後の練習試合。これまで作ってきたチームの実力を確かめ、さらに週末に始まる大会へのモチベーションを高め、作戦を立てるための大事な1日でした。しかし、午前中からとても寒い体育館内。十分にアップして体を温めないと動けない状況。これを体験させるために、スタート第1セットは特別な指示をまったくせず、いかに身体が動かなくなるかを体感してもらいました。続いての2ゲーム目は、やっとエンジンがかかり、ねらい通りの試合をする。

ここで冬の大会について、最重要の注意事項を私から子どもたちへ伝える。

「冬の大会は身体が動くようになるまでに時間がかかる。だからうっすらと汗をかくくらいまでアップをして準備をしておかないと、20%も力を出せずに負けてしまう。このことをしっかり覚えておいて、試合の前には十分なアップをしておくように。」

ところが・・・・・



午後の第1ゲームがうちの順番にもかかわらず、3分前になっても準備もしない子どもたち。中にはコートを着たまま遊んでいる者までいる。いったい午前中にした「試合前にアップをしろ」という話はいったい何だったんだろう?
何の意味もなかったのか?
無駄だったのか?
この子たちは本当に都大会に行く気があるのか?
誰か一人くらい「試合の準備をしようよ」と言ってもいいんじゃないのか?
他のチームはどんどんアップをしているというのに・・・
待てども待てども行動に移す子はいませんでした。

あまりにも情けない態度が、私の「逆鱗に触れた」のです。
これまで徹底的に「自主性を鍛えてきた」のに、結局は言われないと何もできない子どもたちなのかと。

まだまだ甘ったれのチームだったことを思い知りました。


試合の内容が悪くなかっただけに、心のレベルが追いついていないことが残念でなりませんでした。


大会スタートまであと5日間です。宿題に春高バレーの準決勝戦、「下北沢成徳VS東九州龍谷」の第5セットを見ることを出しておきました。試合にかける両校の思いを、少しでも自分のものにしてほしいと思います。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

チームのモチベーションは最高潮

いよいよ教育大会まで1週間となりました。5年生の子どもたちにとっては最後の教育大会になります。なんとしても都大会に行きたいという気持ちは大変強く、そのためにはどんな練習にも挑戦する空気に、体育館内は満ちています。

今日は最後の1週間でやるべきことを話してから練習しました。それは「サーブレシーブ」と「サーブ」の猛特訓です。

どんなにコンビバレーの練習をしたところで、サーブレシーブ(最近はレセプションという)が乱れたら何にもできません。100%セッターに返球できることを目指して、何度も何度もサーブレシーブの練習をする必要があります。今の辰巳ジャンプはセッターに返球が入れば、辰巳ジャンプ史上最高パターンの攻撃システムが機能し始めます。だからこそサーブレシーブの確実性を高めることが大事なのです。

もうひとつは「サーブ」です。
まだまだミスが多いので、最高の集中力でサーブ練習をしなくてはなりません。ねらったところに確実に打てるようになれば、かなり高いレベルのサーブを打つことができていますから、得点力は4~5点アップします。とくに教育大会はサーブの良し悪しが勝敗を左右しがちです。サーブが決まれば辰巳ジャンプはチーム目標を達成できるはずです。


実は、バレー技術以上に素晴らしいことが今のチームにはあります。
「目標意識」と「向上心」が高いことです。

『夢や目標を紙に書いて、それを人に宣言すれば叶う』ということを繰り返し実践してきた子どもたちです。練習ノートに書いてある内容は、まるで高校生が書いているような高いレベルの言葉ばかりです。自己分析をし、成功しても失敗してもその原因をさぐり解決方法を自力で見つけ、最後に「アファメーション」の言葉で締めくくる。この繰り返しを1年間続けることによって、人格的にも素晴らしい子どもたちに育ってきました。今では試合中に、子ども同士でよく話し合っているし、作戦を立てながら最善の方法をみんなで探ろうとしている。子どもたちが気づかない時だけ、監督の私がアドバイスをすれば良い。実は、私が何も言わないで、じっと見守っているだけの時の試合ぶりが、最も成績が良かったりします。



新学習指導要領の中にはこのような考え方があります。

『児童に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で,基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かす教育の充実に努めなければならない。その際,児童の発達の段階を考慮して,児童の言語活動を充実するとともに,家庭との連携を図りながら,児童の学習習慣が確立するよう配慮しなければならない。』



辰巳ジャンプでは、次のように解釈して指導を続けてきました。

『生きる力』
大きな夢を見ることこそ最大の「生きる力」である。そのために「プラス思考」「ポジティブ思考」を子どもたちの心に植え付けてきた。さらに自分たちの心の壁を破るために、「世界一になる」という途方もない目標を立てた。世界一になるためには当然、日本一にならなくてはいけない。この意識を持つことで、子どもたちの心の中に最高に敏感な「アンテナ」を持つことができ、バレーに役立つ情報は全部身に付けてきた。

『思考力・判断力』
思考力を高めるために、マインドマップを活用したメンタルトレーニングを積んできた。マインドマップを活用する技術が身についた子は、自分の目標管理やモチベーション管理ができている。自分のやるべきことが見えている。そうなれば、今自分がどうしたら良いのかという判断ができる。
また、練習試合で繰り返し教えてきたのが「相手をよく見る」「頭の良い試合をする」ということであった。今のチームは6年前の「辰巳ジャンプ最強時代」に比べると平均身長で10cm低い。それでも勝ち抜くためには、判断力の優れたバレーをするしかない。このような身体的環境が、判断力を高めるための「今目の前にある課題」として、子どもたちの「脳力」を鍛えている。

『主体的に学習に取り組む態度』
子どもたちがコート内で話し合っている姿は、どこのチームよりも多いと自覚している。ワンプレーが終わればすぐに「次はどうするか」と話し合っている。試合中に子ども同士で「コーチング」をしていくという概念形成もできた。何よりも自分の意思でコートに立ち、プレーをしていることを強く感じられる。
試合中は相手チームも必死に戦っている。だからこそ勝つという目的達成のための様々な問題が起こる。この難しい「問題」を「解決」していくための主体的な試合ぶりをさらにできるようにするために何が必要なのかというと、それは「監督のカリスマ性」である。理由はくわしく書かないことにする。ここにこれからの私の大きな課題があると思っている。

『個性を生かす教育の充実』
個性・・・これを「適材適所」と子どもたちに教えた。その結果、直線のポジションチェンジをしたにもかかわらず、これまで6mの範囲でしか攻撃できなかった辰巳ジャンプが、8mをフルに使って攻撃できる見通しが立った。控えメンバーの使い方も固まってきた。個性を生かすことによって、いろいろなタイプのチームに対応できる力が備わった。

『児童の言語活動を充実する』
これまで何度も何度も「スポーツオノマトペ」が大事だということを指導してきた。今日の練習ではこれまでにないほどの声が出ていた。「誰もが応援したくなる子どもたち」という課題にも挑戦してきた。はじけるような試合ぶりを教育大会では期待したい。

『家庭との連携を図りながら、児童の学習習慣が確立するように配慮しなければならない』
東日本大震災以来、液状化現象の影響を受け、11月まで体育館が使えなかった我がチームを支えてくださったのが保護者の皆様である。遠くへの引率も交代で協力してくださることで、「週末ヒロイン・辰巳ジャンプVC」も力をつけることができた。
あるご家庭では、パパさんが娘さんを相手にパス練習をしてくださっていると聞いている。だからチーム練習をしていないのに、1週間たつと子どもたちがうまくなっているという信じられない状態が生まれたチームだった。
「学習習慣」を言い換えれば「練習習慣」となる。人が見ていないところでどれだけ努力できるかが、勉強にも運動にも同じように言える「向上への近道」である。




まだまだ未完成なチームですが、世界最高のバレーボールを目指して前進していくのみです!


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。
また、マインドマップのかき方については、学校や団体として私を講師に呼んで下されば、2時間ほどでお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

2012年 辰巳ジャンプ始動!!!

辰巳ジャンプVCは、今日から6年ぶりの都大会出場を目指して始動しました。

ご近所のチーム(6年生も参加してくれた)に来ていただき、辰巳ジャンプBチームを含めて3チームの練習試合。Aチームは7セットをこなしてお正月ボケを直しました。

12月27日以来のチーム練習。小学生女子が8日間練習をしないとどうなるかを思い知りました。子どもたちの体は完全になまっていました。スパイクのキレの悪さといったらない。年末にあれだけ打てるようになったのに、元に戻ってしまったのか・・・・・と、ちょっと残念な気持ちに一瞬はなりました。しかし、今の辰巳ジャンプは5,6年前とは違う考え方をしていかなくてはなりません。練習量が違うからです。5,6年前は週に4日間、みっちり練習していましたし、毎週末、関東全県に練習試合に出かけていたような状態でしたから、技術が落ちるようなことはなかった。しかし今のチームは週末しか練習していない「週末ヒロイン・辰巳ジャンプZ」です。前に三歩進んだら、後ろに一歩さがってみるという、四足の三歩は前進しつつも、後ろ足の一歩は後退のために残していくという「前三後一」のリズムで進んでいくチームです。

慎重に慎重に進んでいくしかありません。失敗は許されない。週末の練習試合で確実に何かを得ていかなくてなはならない。1回の練習にかける私の思いは、6年前とは比べ物のないくらいに強いです。


さて、今日の練習で良かった点を記録しておきましょう。

(1)N々美のスパイク成功率が90%だった
 「適材適所」という言葉を教えた上でポジションチェンジをしたN々美が、スパイクで10本打って9本決めた。これまでこのN々美が打つコースからはスパイクを打てなかった辰巳ジャンプが、このスパイクコースを開拓できたことで、攻撃の幅が広がった。

(2)チーム全員のサービスエース率が31%だった
 全員のサーブに対しての意識が高い。自分たちで考えてサーブを打てるようになってきた。もう少しいろいろな経験を積んでいけば、さらに効果的なサーブを打てるようになる可能性がある。

(3)スパイク成功数65本に対して、レシーブミス&トスミスが30本
 これまでの練習試合では、「スパイク成功数=レシーブ&トスミス数」という試合がほとんどだった。この傾向は昨年の11月半ばまで続き、それ以来、確実にスパイク成功率が上回るようになってきている。そして今日は2倍以上の数字が出た。この数字が3倍を超えるようになれば、確実に都大会切符を手にすることになるだろう。

(4)8日間の休みによって、球出しをする私の右腕の負傷が少し回復したこと。
 私の右腕は、11月15日に私の本職である「卓球」の練習を本気で2時間したことで、肉離れ状態になっている。今日も完全にテーピングをして球出しをしていたが、午前中には負傷している右手だけでなく、左手首まで危なくなってきた。そこで、球出しのフォームを変えてみた。それによって球出しの負担が減った。たくさんボールを打ったのに、いつも感じていた練習後の右腕の痛みも少ない。もう大丈夫だろう。

(5)5年生の子どもたちが高い目標を常に意識していること
 今日は「初心忘るるべからず」という言葉を教えてから練習に入りました。チームを超えて、全員が今年の目標を大きな声で発表しました。
「宣言すれば夢は叶う」のです。恥ずかしがらずに自分の決意を語れた人は、間違いなく今年大きな成長をしていくでしょう。辰巳ジャンプの5年生からたくさん出た言葉は「都大会で優勝する」という言葉です。子どもたちがそう言うのですから、指導者の私はもっと上を目指そうと思います。目標は「世界一」です。世界一の名に相応しいチームにしていくことこそ、私の2012年の使命です。

読んでいただきありがとうございます。


できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。
また、マインドマップのかき方については、学校や団体として私を講師に呼んで下されば、2時間ほどでお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

半合宿状態の練習で締めくくり

辰巳ジャンプ2011年活動の締めくくりは、半合宿状態の5日間連続練習を行いました。23日(金)から27日(火)まで、いろいろなことを試み、チームが最も力を発揮するにはどうしたら良いかを考えていきました。23日(金)と24日(土)で基礎練習とフォーメーション練習に明け暮れ、25日(日)と26日(月)には練習試合を組んで修正ポイントを探る、その上で今日の最終練習日にまとめをするという流れで、かなり効果的な練習をすることができたと感じています。

今回の練習でも、子どもたちの「生き方」に力を持たせるキーワードを教えました。子どもたちのほとんどは練習ノートにメモしていましたが、書いていない子のために記事にしておきます。


(1)守破離(しゅ・は・り)
武道で使われる言葉です。
「守」・・・基本の型をしっかり身につけること。
「破」・・・基本を身につけた後、様々な方法を研究すること。
「離」・・・師の教えを発展させて、自分流を作り上げること。
まずは「守」が大事であって、バレーボールで言えば「レシーブの型」「トスの型」「スパイクの型」「サーブの型」を基本通りに身につけることができないと次の難しい技ができるようにはならない。


(2)昨日の自分より今日の自分が成長している
人と比べるのではなく、自分自身が成長しているのかどうかを毎日チェックする。どんなことでもいいから一歩成長しているように努力することが大事である。


(3)適材適所(てきざいてきしょ)
人には個性がある。誰にでも得意なことと苦手なことがある。そこで、自分のストロングポイント(長所)を最大に生かし、ウイークポイント(短所)を最小におさえるために、その人が最も生かされるポジションに当てるのがスポーツである。だから一人一人の成長に合わせてポジションチェンジをすることがある。


(4)付録で・・・前傾姿勢から生まれるパワー
スパイクを打つ前の助走で、ジャンプする前のバックスイングの時に「軽く前傾姿勢を取ってから」ジャンプすること。これによってスパイクのパワーが倍増する。スキーのジャンプ競技も陸上100m走のスタートも、水泳の飛び込みスタートも、みんな前傾姿勢を取る。バレーボールのスパイクジャンプも、跳ぶ前に軽く前傾姿勢をすることで、ジャンプの高さもスパイクの強さも増えることになる。


さて、5日間連続練習の成果として、攻撃力は確実にアップしました。コートのどこからでも誰でもスパイクを打っていく状態になりました。しかもここ2ヶ月間、「相手を見る技術」に焦点をしぼり、視覚から得られた情報を基に攻撃を瞬間的に思考・判断していく訓練を積んできました。目指すはどんな小学生よりも頭脳的なバレーボールができる集団です。

なぜそんなことを目指しているのかというと職業柄です。
学習指導要領の「思考力・判断力・表現力」を伸ばすためにはどうしたら良いのかということを、私個人の研究テーマとしてここ3年間取り組んできました。授業ではある程度の実践を残すことができ、担任した子どもたちは、ほぼ全員が自分の考えを表現できるようになりました。同様に、バレーボールでも「思考力・判断力・表現力」は大事です。このねらいを意識して練習していれば、学校の授業への参加の仕方も変わるはずです。子どもたちが授業の中でも自分自身の「思考力・判断力・表現力」を伸ばすんだと決意して参加していれば、バレーボールにも役立つ能力が身につくはずなのです。そうなれば、学校生活すべてが「メンタルトレーニングの練習」になり、私が直接指導していなくても子どもたちは成長しているという状況が生まれると確信しています。

辰巳ジャンプはこの1年間、そんなことを目指して活動してきました。



ところで、5日間連続練習を続けた私自身への「自分へのご褒美」も用意していました。
私の「マイ劇場」にしている天王洲銀河劇場で今日から公演している「豆之坂書店~読みたがりたちの読書会~」を今夜鑑賞しました。

「豆之坂書店~読みたがりたちの読書会~」CM

さすがに疲れていたようで、朗読場面ではウトウトしてしまいましたが、大好きな読書をテーマにした演劇に心が癒されました。

月に1度の「演劇鑑賞」も地味に確保している井上でした。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。
また、マインドマップのかき方については、学校や団体として私を講師に呼んで下されば、2時間ほどでお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

誰もが応援したくなるチームを目指して1年間たちました

まずは2011年2月6日に書いた日記をコピーします。

********************
【2011年2月6日】

この1年間、私は「AKB48」を日本一にした「秋元康」氏のプロモーションやマーケティング、マネージメント等を研究してきました。ご存知の方も多いと思いますが、25年前、「おにゃん子クラブ」で一世風靡したもの「秋元」氏です。チームビルディングの方法としては似ている「おにゃん子」と「AKB」ですが、その中身は全然ちがうと私は判断しました。

マスコミの露出を利用して一気に駆け上がった「おにゃん子」に対して、無名の下積みを5年間も重ねた上で、実力をつけながら、応援団を地道に拡大しながら時代に合ったものを作り上げてきた「AKB」と比較するのは間違いでしょうか。

秋元氏は、「いつでも会えるアイドル」という新しい切り口で勝負を挑みました。5年間の地下水脈のような目立たない流れの中で、根強い応援団が増加し、昨年やっと花開いたと言えるのではないかと思います。今は、「いつでも会えるアイドル」ではなくなりつつあるようですが、女子小中高校生がこれほどまでに熱中している「どうしても応援したくなるアイドル」という流れをスタッフさんたちが全力をあげて作りあげてきたのでしょう。

こうなると「私もAKBに入りたい」という小学生が全国各地に表れ、人材の流れは尽きません。今後10年間はユニットを変えたり、見せ方を変えたりして継続できるチーム作りができたと言えないでしょうか。



これを辰巳ジャンプに応用したかったのです。

「どうしても応援したくなる小学生バレーボーラー」
「友だちがあこがれる小学生バレーボーラー」
「私もあんなふうになりたい」

今の辰巳ジャンプの練習量では、そこまで行くのは難しいかもしれませんが、次々と入部している子どもたちのモチベーションの高さを見るにつけ、「友だちがあこがれる」というポイントは打っているような気がします。その上、「他のチームの人も応援したくなるスーパーアイドル2年生」もいますしね。



秋元氏は、その著書「企画脳」の中で、このように言っています。

僕の企画ではじまった「AKB48」というプロジェクトがある。次世代の可能性のある女の子達を発掘し、もっともエネルギーのあふれる街、秋葉原から新たなアイドルを誕生させようという試みだ。コンセプトは「会いに行けるアイドル」。オーディションによって選ばれたメンバーが、専用劇場の「AKB48劇場」で毎日ステージを行いながら、全国区デビューを目指すというものである。
(中略)
発想や企画のヒントは、日常の中に転がっていて、それを「記憶」するところから始まる。その「記憶」はアットランダムに並んでいて、たとえば詞を書く、あるいは映画をつくる、小説を書くといったときなどに、何を引き出してくるか、何と何を結びつけるかということなのだ。



辰巳ジャンプの子どもたちは、けっこう大きな夢を見ています。それを達成できるかどうかはあまり関係ありません。自分で考えた「夢」に向かって努力する姿勢こそが、応援する人たちの心を打つだろう。「誰もが応援したくなる小学生バレーボーラー」、同世代のアイドル的存在として、あこがれの的になるだろう。一人一人が輝くことによって、「私も、僕も、あんなふうになりたい!」と思わせる選手になっていくこと。これが今の辰巳ジャンプの「チームビルディング」です。
企画脳 (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所

********************


今、辰巳ジャンプの子どもたちは「世界一になる!」という、ちょっと考えられないレベルの目標を意識して活動しています。小学生の世界一を決める大会がないのに、「世界一になる!」という合い言葉を叫びながら練習しています。抽象度から言ったら、最大級の抽象度です。具体性はほとんどありません。私はこれが良いと思っています。尽きることのない目標意識。どこまで頑張ってもまだまだ先のある目標意識。「世界一になる!」とは、一生をかけて追い求める目標意識だと思います。これが今の辰巳っ子の心を強く高くしています。


AKB48はこの2011年に、歴史に残る活躍を示してくれました。そのスタートは、2005年にこんな歌から始まっていたのです。

『AKB48』
秋葉原48 私たちに会いに来て
誰よりも好きになって お願い ねえ ねえ
そう秋葉原48 私たちに会いに来て
ここの場所で夢を追いかけるから
応援してね



この歌と同じような小学生を育ててみよう。私がそう思ったのが1年前でした。
辰巳という地で、誰よりも好きになってもらえる小学生バレーボールチームを育てる。
誰も見ないような大きな夢を意識して行動している小学生を育てる。
それにあこがれて{私もそうなりたい」と新しい部員が入部してくるチームビルディングをする。


AKB48は、「誰もが応援したくなるチーム」になるまでに6年間かかりました。
辰巳ジャンプはそのテーマに取り組んで、まだ1年間たっていません。それでもチームはAとBと男子の3つできました。

体制は整い、あとは結果を出すだけです。

読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。
また、マインドマップのかき方については、学校や団体として私を講師に呼んで下されば、2時間ほどでお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ランニングパスのチーム新記録達成!!!

子どもたちは完全に「ゾーン」に入りました。「フロー状態」とも言えます。リラックスしながらも最高に集中している状態です。

5,6年生を2つのグループに分け、ランニングパスを落とさずに続ける回数を勝負させました。その間、私は下級生のアンダーハンドパスを指導していました。「下級生の練習が終わるまでランニングパスを続けていて」という指示を出して、高学年には練習を任せました。下級生の基礎練習が終わり、高学年のランニングパスを見ると、2グループとも700回とか500回という数字を数えていました。
(へぇ~、今日はずいぶん集中しているなぁ)
と感心して見守ることにしました。

「グーパーして2グループに分けて練習してね。」と指示してやらせたのですが、ひとつのグループはエースアタッカーと正セッターを含めて、4人ともレギュラーのグループ。もうひとつはレギュラーが2人、そうでない子が3人というグループに分かれていました。

4人全員レギュラーグループは1100回台でボールを落としました。その時、そうではない5人グループは700回まで続けていました。私は、それならば全員レギュラーグループの1100回を超えるまでは頑張らせようと期待しました。


ところが、このレギュラーが2人しかいなかった5人グループ、ボールを落とさないで続けるランニングレシーブで、1000回を超えたあたりから「ゾーン」に入りました。空気感がすごい集中状態。5人全員のリズムがピタリと合い始めました。他の子が反対コートで練習していましたが、そこからミスして転がってきたボールにも目がいってすぐにどけるし、数を数える声も響きあっている。

結局、「2387回」というすごい回数まで落とさずに続けてしまいました。実はこの回数、辰巳ジャンプ新記録です。
これまでの記録は2003年3月に達成した「2336回」です。51回上回りましたね。



ところで今の辰巳ジャンプでは、毎回の練習が終わったあと、「練習ノート」を宿題で書き、自分自身のことを振り返ったり、チームのことを考えたりすることを大切にしています。練習への参加券がこのノートということになっていて、ノートを書いてこない子は原則的には練習ができないことになっています。

最近、この「練習ノート」に私への質問を書いてくる子が増えました。とても良いことなので、せっかくだから「Q&A集」としてこのブログで答えていくことにします。そうすることで、チーム全員の財産になるからです。辰巳ジャンプの子どもたちは、必ず読むようにしましょう。


【Q&A】

(問1)
前にくるボールがうまく拾えないんですけど、前のボールをとるには足をどう動かせば良いですか?

(答え)
足を動かす前にやらなくてはならないことがあります。動けるかまえをして、いつもリズムを取っていることが大事です。足が止まっていると、動くまでに「2テンポ」よけいにかかって遅くなります。この「2テンポ」を早くすることで、前にくるボールはチャンスボールに変えられます。


(問2)
サーブ練習では10本中9本入るのに、試合になると失敗してしまうのを直したいです。自分ではメンタル面が弱いのかな?思うのですが、どうしたら強くなりますか?

(答え)
「練習は試合のように、試合は練習のように」という言葉があるように、練習を真剣にすることによって自信をつけるようにします。サーブの得意な人は、自分にサーブが回ってくると「よし!順番が来た!連続でサービスエースを取るぞ!」と楽しみになるはずです。ところが自信がない人は、「ミスしたらいやだな・・・」と考えてしまいます。ここでも、辰巳ジャンプがいつも取り組んでいる「プラス思考」をすることが大事になってくるのです。


(問3)
サービスエースを取るためにはどういう工夫が必要ですか

(答え)
速いサーブを打てるように練習します。次に回転しない変化球サーブを打てるようになると良いです。そういう技術が身についたら、試合ではレシーブがうまくない人をねらい打つ工夫もします。ただ強く打っていただけではサービスエースは取れません。


(問4)
スパイクの時に手首をかえすには、どうすれば良いですか?

(答え)
スパイクの時のようにジャンプして練習する前に、立ったままでスイングの練習をして手首を使うコツを身につけてからジャンプしてのスパイクにスタップアップします。立ったままでの練習は、まずは床に向けてまっすぐにスパイクを打つ練習が役立ちます。次にコーチにボールを投げてもらって、スナップショットで打つ練習もします。十分に手首を使えるようになったらジャンプして空中でもできるようになります。


(問5)
対人パスなどの時にトスが相手にうまく返せません。正しいトスを上げるにはどうしたらいいですか?

(答え)
オーバーハンドパスを身につけるのは、バレーボールで一番難しいことです。毎日何百回も練習して慣れることが大事です。オーバーハンドパスは全身のすべての関節を曲げて、バネを使ってパスすることがポイントなのですが、頭では分かっていても実際にやってみると、とても難しいのです。だから毎日100回でも良いから、個人練習を続けることが必要です。


(問6)
サーブで前の方には打てるんですが、相手のチャンスボールになってしまいます。どうしたら強いボールで前に落とせますか?

(答え)
強いボールを前に落とすというのは無理です。ただし、強いサーブで相手を後ろに下げておいて、前にスペースがあいてきたら、ネットぎりぎりにゆるく落ちるように打てれば、相手がミスしやすくなります。サーブで大事なことは「ねらったところに強いサーブが打てる」ことです。それができるようになったら、前後のゆさぶりを試してみると良いでしょう。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。マインドマップのかき方については、学校や団体として私を講師に呼んで下されば、2時間ほどでお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

どんどん進歩する辰巳ジャンプ

毎日のようにワールドカップのテレビ放送があります。辰巳ジャンプの子どもたちも、ほぼ欠かすことなく見ているようです。テレビ画面ではありますが、世界一のプレーを目にしているので、いろんなことを参考にすることができます。今週、最もワールドカップ効果があらわれたのがレフトアタッカーでした。ジャンプ力はチームNO1ですが、身長がそれほど高くないのと、バレー経験が1年未満。毎回の練習試合で試行錯誤しながらこの子に合ったスパイクフォームを探してきましたが、全日本女子チームの江畑選手の打ち方がピタリときたようで、今日の練習試合では弾けるようにスパイクを決め出しました。

数字で表すのが一番分かりやすいので、11月のスパイク成功率を書いてみると、62%→53%→59%→56%。それが今日は70%で、しかも決定本数はエースの35本とほぼ同じ、33本を決めてくれました。よくドライブがかかるようになったし、決まるコースを見抜いて打ち分けまでできるようになった。明らかに進歩してくれました。


次に、昨日までの練習試合でチームとしてのサーブ成功率が80%そこそこしかなかったので、ちょっとひと工夫してみました。朝、遠征先に移動する井上車の中で、かつて全国優勝を3回達成している「若鮎新宮クラブ」のサーブ練習ビデオを見せたのです。子どもたちは、みんなで語り合いながら熱心にビデオを見ていました。どういう効果があるかなぁ?と期待して練習試合に臨みましたが、みんな予想以上に納得したようで、今日の1試合目にはとうとう初めてのサーブノーミスを達成してくれました。こうなると今の辰巳ジャンプは「ラリーの強さ」には自信があるので、スイスイと得点を重ね、21-9で勝ってしまいました。

そうです。ミスによる自滅さえしなければ、圧倒的に勝てる力を持っているのです。どこからでもスパイクを打てるチームに育てているのですから。コートを立体的に使うバレーを練習しているのですから。接戦になるほとんどの原因は相手にあるのではない。自分たちのミスが原因なのです。


教育大会までまだ2ヶ月もあります。毎週何かを進歩させる。その一歩一歩の前進が目標達成に近づく歩みとなります。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。マインドマップのかき方については、学校として私を講師に呼んで下さればお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

一歩いっぽ・・・前に前に!

土日の練習試合を続けている辰巳ジャンプですが、子どもたちは着実に成長しています。それはこの記事の題名にあるように、一歩いっぽ進んでいる感じです。

「昨日の自分よりも今日の自分が成長している。」
この言葉を心に刻んで前進しています。

今日、最大の進歩は、「このセットは勝ちなさい」と支持した最初の3試合を、これまでになかった集中力でしっかり勝ち取ったことです。昨日までは1セットにサーブミスを4~5本してしまい、せっかくつかんだチャンスを自ら消していった試合を繰り返していました。今日のスタート3セットではサーブミスが合計7本でした。1セット平均2本。さらにラリーの主導権は完全に握っていましたので、あとはアタッカーが上達して、点を取ってくれるようになれば良い。ちなみに、この3セットのチームスパイク成績は、決定本数が20本、スパイクミス13本でした。辰巳ジャンプの成績計算で行くと61%。都大会に出場していた時代には、この数字が80%台でしたから、まだまだ向上していく余地があります。


帰宅してテレビをつけると、全日本がブラジルを破る試合をしていました。バレーボールって本当に楽しいですね。今日の井上車の中で、第2セッターが「今日、日本はブラジルに勝てるような気がする。」と言っていました。本当にそうなりましたね。子どもたちはみんな、バレーボールのことが分かってきたみたいです。


練習試合の連続の中で、これまでは教えることのできかなった「フォーメーション」や「相手への揺さぶり」といった戦術的なことを教えても、子どもたちは理解できるようになってきました。今のテーマとしていることの中から5つ書いてみます。

(1)バック二人のアタッカーへの「コーチング」の声かけ
(2)フェイントをおりまぜた前後の揺さぶりによる攻撃の工夫
(3)いかに相手の穴を攻め続けるか
(4)サーブの効果→相手のエース封じ
(5)トス回しによって、アタッカーをノーブロックで打たせること

私は今、学習指導要領の中にある「思考力・判断力・表現力」=「生きる力」といったことを意識しながら指導しています。
辰巳ジャンプの子どもたちはよ~く考えています。思考力が伸びています。
自分の頭で主体的にいろいろ考えてバレーボールをしているので、おそらく楽しくて仕方ない状態だと思います。

練習を重ねて、自分のイメージ通りに身体が動いてくれるようになったら、もっと楽しくなります。

子どもたち自身が決めた「世界一の辰巳ジャンプ」実現に向けて、もっともっと難しいことにチャレンジしていきましょう。
来週もまた一歩前進の練習試合にしたいですね。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。マインドマップのかき方については、学校として私を講師に呼んで下さればお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

スポーツオノマトペ 「どっこいしょスパイク」

週末バレーボール。
やはり私から子どもへの直接指導を奪われたら井上ではなくなる。
どんなに忙しくても、どこまでも伸びていく子どもたちに寄り添えることこそ、私が生かされる道だと今日も強く思いました。

今日の練習試合は合計12セットの経験値アップ。
大田のジャンプつながりチームさんと初めて対戦し、辰巳ジャンプの課題をたくさん発見させていただきました。
最大の課題はブロック力ですね。ほとんど練習していませんから、タイミングが全く合っていません。スパイクが通り過ぎてから手が出てくる。これではブロックが無い方がましでした。しかしそういうわけにもいきませんから、今後はブロック力強化もしていかなくてはなりません。


さて、今日の練習の最後に、スポーツオノマトペを利用したスパイク指導をしてみました。北京五輪ソフトボールで金メダルを取った全日本チームのエースピッチャーである上野選手を紹介、彼女は投げるときに、「ヨッ、イッ、ショー!」と言いながら投げるそうです。これをスパイクに応用してみました。「ヨッ、イッ、ショー」では合わないので、「ヨッ、コイ、ショー!」で打たせます。

スパイク助走の左足踏切で「ヨッ!」と言わせ、ジャンプ前の右左…タタンと跳ぶところで「コイ!」と言いながらジャンプ。スパイクを打つ瞬間に「ショーッ!」と言いながら打つ。何をバカなことやらせているんだと思う方もいるでしょうが、決して思いつきではなく、下記に紹介する本から応用していますので、興味が湧いた方は是非読んでみて下さい。

スポーツオノマトペ―なぜ一流選手(トップアスリート)は「声」を出すのか
クリエーター情報なし
小学館



これによって、スパイク力は確実にアップしました。
練習試合の最中に、私から「バレーボールはアタッカーがスパイクを決めるスポーツなのに、全然決められないからうちはバレーボールじゃなくて、初心者のマリつきだよ。」と言われ続けているアタッカー陣。このオノマトペによって強く打つコツをつかんでくれると良いのですが・・・・・。

明日また同じように取り組んでみようと思います。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。マインドマップのかき方については、学校として私を講師に呼んで下さればお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

練習は最高!

来年の都大会出場を目指して、5年生チームを遠征に次ぐ遠征に連れ出している裏で、3,4年チームは辰巳に残留し、保護者の皆さんに練習をしてもらっています。しかし、「3,4年生も井上先生の指導を受けたい!」という声が強くありますので、今日は平日でしたが練習にかけつけました。

なんと3,4年生と合うのは2週間ぶりとなってしまいました。もし今日も私が練習に行かなかったら、今後1ヶ月近く会えないことになるところでした。全員を指導することができずに申し訳ない気持ちでいましたので、3年生の練習をしてあげるためだけに体育館に足を運びました。

勤務校からは30分程度で行けることが助かりました。


一生懸命練習する3年生を相手にしていて、やはり私は子どもたちを直接指導できる場を失うわけにはいかないと強く感じました。教える側と教えられる側が協力していく空気感を生み出す力は、指導者として定期的に指導をしていないと衰えるのではないかと思えるのです。


しばらく私が指導していないのに、子どもたちは少し上達していました。
保護者の皆様のご協力のおかげです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

確実に前進! 辰巳ジャンプ

10月中旬から毎週のように練習試合を続けている辰巳ジャンプです。まずは2月の教育大会都大会出場を目標にして、一歩一歩階段を上っています。最近良くなってきた点だけをあげます。欠点には目をつぶります。このブログでは「ストロングポイント」を徹底的に伸ばしていくための情報管理をしていきます。

(1)サーブ編
◎少しずつ安定感が増している。成功率チーム平均で80%→82%→85%と伸びている。
◎コースをねらう課題に入り始めた。サーブを打つことだけでなく、効果的に相手を崩すことを考えながらのサーブとなり始めた。

(2)レシーブ編
◎ブロックとレシーブの関係を理解し始めた。
◎力を抜くコツをつかみ始めている。
◎少しずつ走るレシーブができつつある。

(3)スパイク編
◎点を取る技術はまだまだ低いが、アタッカーとしての自覚は高まっている。もう少し余裕が出てくれば、相手のコートも見ることができるようになりそうだ。
◎アタッカーがたくさんいるので、攻撃のバリエーションは辰巳ジャンプ史上最高レベルにできる。

(4)ブロック編
◎状況に合わせて、何種類ものブロックシステムができるようになってきた。

(5)メンタル編
◎元々、メンタル面は鍛えてきたので、自ら考え、判断し、表現していく力は確実に向上している。ゲーム中子供同士の会話は本当に多い。

(6)経験値
◎残念ながら、バレー経験1年未満のチームなので、これから積んでいくしかない。


とにかくここ3週間で、子どもたちは目に見えて良くなってきました。コート幅メートルを、思う存分使っていく「広角バレーボール」を展開していきます。加えて「ホールブレインバレーボール(全脳思考バレーボール)」を少しずつ教え始めています。


読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。


にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へにほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログへにほんブログ村

このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。マインドマップのかき方については、学校として私を講師に呼んで下さればお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館
コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ 次ページ »