第62回江東区民大会 小学生バレーボールの部

今日は第62回江東区民大会の小学生バレーボールの部を江東スポーツ会館で開催した。区内の多くの小学生が集まって切磋琢磨する大会である。

まずは試合の結果を紹介する。

【A大会】
(1回戦)
辰巳ジャンプ 2{21-14,21-11}0 三砂男子
二砂 2{21-9,21-18}0 五大ロビンズ
大島中央デビルス 2{21-12,20-22,21-18}1 三砂女子A

(2回戦)
ジュニアファイターズ 2{21-5,21-6}0 数矢A
大島中央エンジェルスA 2{21-10,21-5}0 辰巳ジャンプ
大島中央デビルス 2{21-19,21-12}0 三大A
東雲ドルフィンズ 2{21-8,21-11}0 二砂

(準決勝)
ジュニアファイターズ 2{21-13,21-16}0 大島中央エンジェルス
東雲ドルフィンズ 2{24-22,18-21,21-18}1 大島中央デビルス

(決勝)
ジュニアファイターズ 2{19-21,21-15,21-17}1 東雲ドルフィンズ


【B大会】
三大B 2{21-1,21-7}0 大島中央B
三大C 2{21-11,21-1}0 東雲B
大島中央B 2{21-8,21-12}0 数矢B
三砂B 2{23-21,21-18}0 三大C
三大B 2{21-3,21-9}0 数矢B
三砂B 2{21-13,21-11}0 東雲B
(決勝戦)
三大B 2{21-9,21-2}0 三砂B


今日の大会はレベルの高い接戦が多く、どのチームも小学生バレーボールのおもしろさを存分に楽しませてくれたと思う。全チームが1~2月に行った「教育大会」の頃よりも、ずいぶん力強いバレーをしていた。

特に優勝したジュニアファイターズさんは、なんと都大会ベスト4のシードチーム・大島中央さんをストレートで破った。ぜひとも夢を大きく持って全国大会予選を頑張ってほしいと期待する。


今日はある監督さんが話していたことが印象的だった。こんな内容だ。

「江東区のバレーボールって、本当にレベルが高くてすごいよ! こんなチームの中でバレーができるんだからありがたいよね。どこか1チームが強いというのはよくあるけど、全国大会に出てもそこそこ勝てるようなチームが4チームも5チームもあるんだから。そういうバレーボールを目の前で見て、お互いに切磋琢磨しあっているんだから、ここにいる子ども達は幸せだよ。」


私も同感だ。
子ども達にはできるだけレベルの高い集団の中でバレーボールをやらせてあげた方が、持っている力をどんどん出していけるようになる。

脳科学の視点から考えてみても、「模範となるようなすごい小学生バレーボーラーのプレー」を目にすると、子ども達の脳の中に「どうしたらあんなバレーができるようになるんだろう?」という疑問が自然に起こり、その疑問を晴らすために脳が自然と動き出す。そして知らず知らずのうちに上達していく。


これはどんなことでもそうだ。

私の勤務校の吹奏楽部も「コンクール入賞」という大きな目標があるからこそ、毎日の朝早い練習を休まず頑張れる。コンクールで他校の優秀な演奏を目に耳にして、「自分もああなるためにはどうしたらいいんだろう?」と思う。

授業だって教室の中だけで満足していてはダメなんだ。
日本中の小学生と一緒に学べば、想像していた以上の力が出てくる。


子ども達に広い世界を教えない指導者、広い世界に触れさせない指導者は、指導者とは言えないと私は思っている。

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辰巳ジャンプの「グループマインドマップ」

辰巳ジャンプにとって、今日の江東区民大会はひとつの分岐点になるかもしれない。

やっと体育館が使えるようになって練習を始めてから半月。どうしても技術が伴わない。言いたくないがこれは仕方ないことだ。

他チームがバレーボール技術を伸ばしている中で、うちだけはメンタルトレーニングに明け暮れた。その結果、子ども達の「マインドマップ」をかく技術は格段にアップした。


今日の大会は2回戦敗退という残念な結果だったが、午後の時間がまるまる空いたので、チャンス到来。子ども達にとっては初めてチャレンジする「グループマインドマップ」をかかせた。(写真参照)

私自身が大会の競技委員長として試合進行をしなくてはならない中だったので、細かく指導している時間がなく、「全員で今日の試合を振り返りながらひとつのマップにしてみなさい。」という指示をしただけ。
なので、グループマインドマップとは名ばかりで、一人一人がブランチ(枝)をかいただけの「ブランチ集合体」になってしまった。

それでも、小学生が試合の結果をここまで反省できていることを賞賛したい。
意っておくが、大会会場で短時間(1時間ほど)でかいてきたのが写真のマインドマップだ。
みんなで意見を交換しながら、個人課題をまとめてきたらしい。
拍手!拍手!!

この1枚も、きっと歴史的なマインドマップになるだろう。



さて、今日の試合中に子ども達に私が与えていたものを保護者の皆さんにお伝えしなくてはなりませんね。

あまり記憶に残りそうもない箇条書きで書いておきます(爆笑)

・相手の空気を感じろ。雰囲気を読め。
・0-13で負けているつもりで、そこから逆転できるように自分に負荷をかけろ。
・相手が何をしようとしているのかを感じ取り、自分に対して質問をしろ。
・その質問は「どうしたらレシーブを拾える?」「どうしたらサービスエースを取れる?」「どうしたらスパイクを決められる?」
・質問をすると自然に脳が意識しだして、自然と答えが生まれてくる。
・自分たちのイメージは「狂犬病の犬」をイメージしよう。
・狂ったように噛みつくイメージで挑戦する。
・バレーで負けても心は負けない。
・狂犬病の犬は逃げることをしない。頭を低くして噛みついていく。
・相手チームの中で一人、自分が勝負する相手を決めなさい。その子には心で負けてはいけない。
・試合の流れ、試合の空気を肌で感じること。
・声を出すことよりも、今日は「目」で勝負する。怖い目をすること。


辰巳ジャンプの現状は、まだまだ試合結果を出せない状態なので、ブログにいろいろ書いても「自己満足」の域を出ません。

しかしながら、今日の試合で確かな手応えを感じたのは私だけではないと思います。

保護者の皆さんの感想をお聞かせいただけるとありがたいです。

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