昨日まで2泊3日の移動教室引率をして、熟睡することのできない生活をしていたので、「今日の朝は完全に睡眠タイムにする!!!」と同僚にも宣言していた井上です。
ところがどうやら3日間で作られた体内時計が作動しているようで、昨日は0時を回るまで寝ることができず、今朝は4時には目が覚めて、「もっと寝るんだ!」と思えば思うほど寝られなくなり、とうとう起きてしまってブログ記事を書き始る始末。恐ろしき体内時計・・・・・。
たくさんある良いことの中で、ちょっとだけ移動教室中の「子どもの心の宝さがし」をしてみることにします。
まず、いつもそうなのですが、私の宿泊行事指導は前日までに9割終了させます。そして現地で教員はできるだけ何もしない。子ども達に任せます。成功の成果はみ~んな子ども達のものにしたいのです。
一番大事なことは、移動教室の「ねらい」をきちんと立てること。そして強く意識していくことです。いつもしつこく言っている「ゴール意識」というものです。今回の移動教室では「お世話になる方々にさわやかなあいさつをし、感謝の気持ちを表せる移動教室」「ルールを守り、安全に協力し合う移動教室」というねらいを達成することを目指して、子ども達は行動しました。
また、シュミレーションの授業を何度か行い、子ども達が3日間の予定を把握できるように指導します。その上で、移動教室の3日間は子ども達に「先生、次の予定は何ですか?」と尋ねられても、引率の教員には「分かりません。」「知りません。」と答えて下さいとお願いしておきます。その子自身の頭で考え、行動することを促し続けます。
そして、学年集団が烏合の衆とならないように、「リーダー集団の育成」をがっちりしておきます。今回は各班の班長の中から男女の実行委員長を決め、その二人を中心に動いてもらいました。班長チームは本当によく頑張ってくれました。集合や整列、人数確認もみんな子ども達で行い、協力して行動してくれました。100点満点の300点をあげても良いくらいの行動でした。
班長以外の係でも「協力」というねらいを目指して責任を果たし、みんなで作りあげていった移動教室になったと評価してあげたい。学校に帰ってきた姿を見て、スクールカウンセラーの先生が語った言葉がとても象徴的でした。
「6年生が解散式をしている姿を見て、すごく大人になったと思いました。みんな背筋を伸ばして凛々しい姿で人の話を聞いていましたね。6年生ってこんなに成長していくんだとビックリしました。」
さてさて・・・・・
今回の移動教室、私にはもうひとつのねらいがありました。
それはいっしょに学年を組んでいる若手のモジャ先生に、宿泊行事のノウハウを身につけてもらうことでした。モジャ先生は今回が初めての宿泊行事担任となります。応援の引率でお手伝い的に参加する立場とはまったく違って、それはそれは様々な仕事があり、簡単にはできないものなのだということを身に染みて感じてくれたことでしょう。
これはOJTのひとつですね。
私が仕事をしてしまえば一人でも全部やりますが(単学級担任ならば一人でやらなくてはならない)、今回はモジャ先生にほとんどのことをお任せし、ご本人のお仕事可能な範囲をこちらで見きりながら、彼の限界をちょっとだけ超えるくらいの働きをしてもらったつもりです。
私としては、彼はおそらく教員としてかなり貴重な経験を積むことができたのではないかなと思っております。
いやぁ、朝からこんなに書いてしまいました。
今からもう一度、寝ようかな(笑)
午後には辰巳ジャンプの練習があるので体力回復させないと!