早くも頓挫したポジションチェンジ

昨日、今日と、都大会出場決定チームに相手をしてもらい、練習試合を行いました。

辰巳ジャンプは予選敗退してしまったので、先週から新しいポジションを試してきました。その目的がエースの決定力強化とコート8mを使い切るワイド攻撃、ライトの守備力強化だったのですが、その3つともマイナスな方向に流れてしまったので、これはダメだと早くもやめて、元に戻してしまいました。やはり練習量の足りないチームは、一度決めたパターンのグレードアップを目指すしかないようです。

都大会という目標がなくなっているチームのモチベーションはさすがに低く、指導する私自身の心の傷が癒えていませんから子どもたちを乗せることもなかなか難しい。妙な疲れの残る日々が続いています。

そんな苦しい中でも子どもたちの素晴らしい可能性は発見できています。先週からやらせ始めた「ジャンピングフローター」を2人が完全に身に付けてくれました。その破壊力たるや私も驚くほどです。バレーボールってこれほど変化するものだったのかと目を見張るサーブを打ち始めています。特にキャプテンの打つジャンピングフローターは特別で、カーブするサーブはよく見かけますが、シュートしたり、フォークボールのようにストンと落ちたり、逆に伸びたり。後ろから見ていて「すごいな~!こんなサーブは見たことないよ。」と感心ばかりしていました。

帰りの車の中で、「今日の最後のセットで打ったサーブはすごかったよね。」と話しかけたところ、本人もそう思っていたようで、「はい、ボールがストンと落ちて自分でもすごいと思いました。」と答えたもので、他の子どもたちから「あ~、○○ちゃん、ドヤ顔して自慢してる~!」とからかわれていました。普段はあまり自分のことを自慢することのない子なので、よほど手応えを感じたのでしょう。


また、ライトアタッカーの隠れた可能性も、ほんの少しだけ芽を出し始めたようです。つぼにはまった時のスパイクは「なんだあれは!大人が打ったようなスパイクを打つじゃないか!」と思わせるほど。そういうスパイクは、まだ20本に1本くらいしか出ませんが、練習を始めたばかりなので、あと3ヶ月もたてば抜群の決定力あるライトアタッカーが誕生するでしょう。


今一なのはレシーブ、パス、トスといった基本中の基本。
現時点での最大の悩みですね。
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