「楽しい」ということの意味

私の上司である校長先生が、今日の月曜朝会の話で素晴らしい話題を提供してくださいました。これは小学生スポーツにも通じるものなので、記憶に残しておくためにブログ記事に起こしておきます。

「楽しい」という言葉の意味は何でしょうか? 大辞林によると次の3つが書いてあります。

(1)心が満ち足りて、うきうきするような明るく愉快な気分である。

(2)食物などが十分にあって快い。

(3)富んでいる。豊かである。

これを辰巳ジャンプ流に意味変換して、我がチームの練習はこうあるべきという指針にしてみようと思います。




辰巳ジャンプの楽しい練習とは?・・・・・

(1)心が満ち足りるとは?
バレーボールをすることが楽しくて楽しくて、コートに立っているだけでも十分に満足感を得られる。チームの仲間と心を合わせて練習していくことで、自分一人だけでは満たすことができない心の器をたっぷり満たすことができる。これまでできなかった色々な技が練習をすることによってできるようになり、自信も深め、もっとレベルの高いプレーをしたいと思うようになる。どこまでも伸びていこうとする心こそが満ち足りた状態です。

(2)うきうきするような
辰巳ジャンプでは、キラキラ輝ける未来の自分の姿をイメージすることを、大きな課題として子どもたちに与えています。今は大したことができない自分であっても、明日にはできるかもしれない。明日にできなくても1ヶ月後、半年後、1年後には想像以上のレベルでバレーボールをすることができている。そんな輝ける未来の自分をできるだけはっきり見ることができるように、「マインドマップ」と「アファメーション」という手法をリンクして使い、指導をしています。

(3)明るく愉快な気分
バレーボールの活動の中で、もっとも明るく愉快な気分になれる瞬間は、みんなで力を合わせてチームの大きな目標を勝ち取った瞬間にあるでしょう。この愉快な気分を子供達だけでなく、応援する全ての方々と共有していきます。また、小さな次元ではありますが、日々の練習の中にも、この明るく愉快な気分になれるように創意工夫をしているつもりです。そのひとつが「バボゲット」と言っている、サーブのシール制度です。試合の時に自分のサーブで3点連続得点できたら、バボちゃんシールを1枚もらえることになっています。「バボゲット」した子は、大人が想像している以上に、明るく愉快な気分を味わっています。

(4)富んでいる。豊かである。
子供たちの最高の笑顔。これを求めて辰巳ジャンプの活動をしています。指導陣や保護者会からの温かい愛情を栄養にして受けながら育まれた辰巳ジャンプの子供たちの笑顔や振る舞いが、チームの枠を超えて、体育館にいるすべてのチームの応援団を魅了するようになることをチーム目標として進んできました。これはチーム目標であって、現実にはまだまだ自分のチームも魅了できていない状態ですが、来年には必ずこのようなチームになります。すると「辰巳ジャンプでバレーボールをやりたい!」という子どもたちが続々と現れる流れになります。各学年に1チームできるくらいに部員数が増えるでしょうし、入部した子供たちがさらに新しい部員を増やしてくれることでしょう。

(5)ノーリミット
私がマインドマップを学んだイギリスのマインドマップ発明者であるトニー・ブザン氏は言いました。
「ノーリミット!」
私たちの脳の可能性は無限大=ノーリミットです。制限は全くありません。年齢も関係ありません。関係があるのはたくさんの知識を持っているかどうかです。そして新しいものを生み出そうとする意欲です。新たなる創造とは、既存の知識を新しく組み直していったところに生まれます。まったくの無からは何も生まれることはありません。どれだけ多くの知識を持っているかどうかが創造力につながります。辰巳ジャンプでは大人のビジネスセミナーで紹介してもいいようなレベルの高い知識を子どもたちに与えます。バレーボールにチャレンジするためのモチベーションを与えます。限界を感じない脳科学の世界の応用。これを「ホールブレイン・バレーボール(全脳思考バレーボール)」と名づけて研究を続けています。
辰巳ジャンプの子どもたちは「ノーリミット」な子どもたちに育ちます。


このように「楽しい」という言葉一つとっても、非常に深い意味があります。このブログに書いた内容のように、週末の練習で最高に楽しいバレーボール指導をできるように努力していきます。
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