意味のある言葉

今、新チームに徹底的に指導していることがあります。

「意味のある会話をしなさい」

これです。

「ドンマイだよ~!」「さ~来い!」「いけ~、それ!」などのパターンにはまった言葉はいらない。今のプレーはどこが悪かったのか、どう直せばいいのか、相手の攻撃がこうだったから次はこう守ろうとか、意味のある話をコート内でしなさい。

ということです。

これは最近の6年生の姿にヒントを得たものです。
大会で勝つという目標が今はない6年生。私からの「あーしろ、こーしろ」という指示もないので、解き放たれた鳥のように自由に発言し、自由にバレーをしています。それなのにレベルアップしていくのがすごいところです。

どうしてなのかと考えると、ひとつひとつのプレーで「今のはこうだったから、次はこうしてくれ」「次は○○にトスするから打ってね」といったことを本当によく話しているのです。

新チームはどうか?
いろんなチームが出している「声出すよ!」「レシーブあげるよ!」という、パターン化された声は6年生よりもかなり多く出る。それはそれで、見る人によっては「声の出ている良いチームだな」と思われるかもしれませんが、ただし勝てるチームにはならないように私には思えるのです。

コート内でどんどん話し合う。そして次のプレーで試していく。この積み重ねによっていろんな場面に対応できる能力が開発されると思っています。
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