幼小中一貫教育のすすめ

「政府・与党は、小中学校の9年間と定められている義務教育に幼稚園などの幼児教育を加え、期間を10~11年間程度に延長する方針を固めた。
 幼稚園―小学校の区分による環境の変化が学力のばらつきを招いているため、幼稚園を義務教育に含め、一貫した学習体系を構築するのが狙いだ。」


実は、私がこの掲示板を始めたころに「辰巳学園地区構想」や「辰巳総合スポーツセンター構想」なるものをさかんに提唱しました。幼小中の一貫指導によって地域の教育力を上げるというプロジェクトです。その考えに沿って「辰巳幼・小の通年交流」を実現しました。中学にもバレーボール交流を投げかけようと「外部コーチ」「合同練習」という形でアクションを起こしたのですが、こちらは実現できませんでした。

小規模校化が進んだ辰巳小学校はフットワークが軽いので、こうした新しい試みを進めやすい環境にあるのです。私が提唱した「辰巳学園地区構想」は絶対に先見性があったと今でも思っています。しかし誰も理解することができなかった。

このプロジェクトが5年前にスタートしていれば、私には多くのアイデアがあり、世間から注目される辰巳地域を実現できたはずなのですが、本気でそういうことをやろうなどど思う上の人はいませんでした。いつしか私は、「こんな中途半端な小中連携は時間の無駄なだけである。協力できない。」とそっぽを向くようになりました。この気持ちは今でも変わりありません。

辰巳の中に注ごうとしていた私のエネルギーは、「辰巳の中に可能性を見つけようとしてはならない。もっと広い世界に子どもたちをいざなおう」という考えから、そのほとんどが「辰巳地域外交流」という方向に流れていきました。結果が「J-KIDS大賞」です。

幼小一貫教育は、まだ政府・与党の政策段階ですから、実現にはまだまだ年月がかかるでしょう。しかし、これで「6・3・3制」は完全に過去のものとなり、幼2年を加えた「14年間」をどう分けて、または連携させていくかという論議に大きく流れていくでしょう。

これに「特別支援教育」が加わり、この複雑極める学校教育の時代、なかなか面白くなってきました! え?何が面白いかって? それは「やったもん勝ち」の時代に入るからです(^_-)
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