さっそく書いてきた! 小学生のアファメーション作文

夏休みの猛烈練習スタート初日の今日、さっそくレフトアタッカーの子が「アファメーション作文」を書いてきました。辰巳ジャンプの精神的な支柱はこの子のメンタル面が最強になることこそ私が求めていることなので、期待以上の行動をしてくれたわけです。8月2日のブログ記事に「卒業文集に書いた夢は実現しやすい」~読売新聞・石川佳純選手の記事より~と紹介し、「アファメーション作文を書こう」と呼びかけたことに真っ先に反応して書いてきた決意文です。

辰巳ジャンプでは「宣言すれば夢は叶う」ということを子どもたちに教えています。そこで、せっかく子どもが書いてきた作文ですから、広く読者の皆さんに紹介します。読まれた方は、ぜひ辰巳ジャンプの子どもたちを応援してあげてください。

(なお、マインドマップで拡散思考しながら文章設計しているだけで、次に必要な“校正”をすることなく作文にしたものなので、内容が整理されていませんが、この子の強い思いは伝わると思いますので今回はそのまま掲載します。)

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「東京新聞杯」 H.H(6年)

私たち辰巳ジャンプは東京新聞杯関東大会予選で都大会に行き、優勝します。都大会に行けるのは最後の大会です。支部1位で必ず通過し、努力してつらい練習でもガマンします。ガマンはバレーボール界の合い言葉、常に意識すれば都大会でも勝てます。練習は本気で集中し、ボールや人の動きをよく見ます。モルテンのボールは伸びて、ミカサのボールは落ちます。そういうことも頭で考えて練習すれば、判断力がついたり、落下点に入れたりして、試合でもできるようになると思いました。

最後の大会なので、悔いのない試合をして勝ちます。辰巳ジャンプなら勝てます。支部1位になるには、100%全力で本気を出して、ダラダラせずに、1人1人がテキパキ、しっかりと役目を果たせばいいと思います。都大会で優勝すれば都NO1で強いと思われるし、思われたからには負けられません。21-0で勝つためには、サーブをミスせず、90%以上の確率で入れ、サービスエースを21本連続で取ります。サービスエースの合格は30%ですが、30%を超え、40%になれば楽だと思います。みんなが30%以上の確率になったら最強だと思います。

都大会で優勝すれば有名になります。有名になれば練習試合を頼まれてそれも勝ちます。試合をする度出来ることが増えれば、もっと強くなれます。相手も「勝てない」と気持ちが弱気になります。

学ぶということは「マネる」ということで、レシーブの仕方や面作りなどを見て、「こうすればAパスが入る」と考えるといいと思います。

東京新聞杯は引退もかかっています。負けたら終わりだし、プレッシャーもすごくかかると思います。でも負けません。そのために練習をまじめに全力でやります。引退するのは関東大会に出場して優勝してからです。関東大会には絶対出ます。絶対=必ずです。都大会でも優勝します。関東大会でも負けないで、失セット0、2-0でストレート勝ちします。

予選では21-5でSチーム、Kチームに勝ちます。Sチームにはもう負けません。優勝するためには全勝、全部勝ちます。強いチームは辰巳ジャンプ、辰巳ジャンプは無敵です。悔いのない試合をするには、自分たち、辰巳のバレーをすることが大事です。辰巳のバレーは宇宙一です。辰巳はサーブで点を取ります。

東京新聞杯は6年生にとって最後の大会です。ラストチャンスだし、あと1回しかありません。チャンスを有効に使い、プレッシャーにも打ち勝ちます。打ち勝つためには本気、強気で練習、試合し、つらくても苦しくても耐えれば結果が付いてきます。チャンスは物にして、自分達でリズムを作って乗り、流れに乗ります。呼吸を合わせ、かけ声をかけて、1,2,3でステップします。リズムに乗り、先へ先へと先回りのレシーブをして、アタッカーを苦しめて勝ちます。最後なので負けられません!!全勝して連勝して圧勝します。1,2,3,4と声を出します。ただ声を出すのではなく、意味のある声を大きく出します。それに1人がやってても意味はないので、全員で出します。絶対負けたくない。無敵で無敗、失セット0で勝利します。

関東大会でも初出場、初優勝します。歴史を新しく作ります。2012年度チームならできます。強いプラス思考で練習、試合をします。予選は9月9日。予選1日目、Sチームに圧勝します。もちろんNチームやKチームにもです。関東大会出場すれば有名になって、TVや新聞で取り上げられ、メディアからもたくさんの人が見て、辰巳ジャンプを応援したくなって、バレーボールをやってみたいという人も増えて、部員UPしたり、バレーボールの競技者人口も増えると思います。関東大会で優勝してトロフィーと金メダル、賞状をもらいます。

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アドバイス的なことを付け加えますと、この文章をいったん整理してスッキリ読みやすくし、さらに自分たちのことだけでなく、自分たちを支えてくれている方々のことまで思いが及ぶようになると、本物のメンタル強化につながります。私が担任していた学級の受験組が全勝するのも、自分のことだけを考えながら受験するのではなく、支えてくれる方や応援してくれる仲間と一緒に戦うから120%の力を発揮することになり、合格してきたのです。
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