猛烈夏休み練習の2日目。辰巳ジャンプの最大のストロングポイントは、子どもたちが練習を休まないことです。今日もほぼ全員が練習参加しています。この夏休み、子どもたちのモチベーションを最高レベルに上げるために、練習を始める前に40分間ほどミーティングをしています。
【8月8日の指導】『石川佳純選手のエピソードから分かること』
昨日は「卒業文集に書いた夢は実現しやすい」~読売新聞・石川佳純選手の記事より~という新聞記事を配り、ここから読み取れることを話し合いました。子どもたちから出た意見を箇条書きしておきます。
(1)卒業文集は何度も見るので、ずっと覚えていられるから、夢が実現する。
(2)卒業文集をなくす人はいないから、たくさんの友達も、そこに書いてある夢を応援し続けてくれる。
(3)石川選手は、いろんな人から応援されている。きっと試合の時にも応援してくれている人たちのためにも頑張れるのだろう。
(4)オリンピックに出ると書いて、何度も読んでいるから、苦しい練習もそれが当たり前になって耐えられる。
(5)目標が大きいから努力も大きくなる。目標に向かって階段をのぼるように進んでいくことが大事だと思う。
最後に私から、石川選手の人柄をあらわすエピソードを紹介して、「まわりの人たちのためにも頑張ることが大事」なのだということを教えました。
【8月9日の指導】『全脳思考チャートで勝利へのストーリーを作成』
この記事にリンクしてある画像が「全脳思考」で子どもたちの意見を引き出したメモです。
東京新聞杯予選を戦って、最後に120%ハッピーにさせたい相手は誰なのかから考えたところ、辰巳ジャンプのキャラクターである「たもちゃん」にまとめられました。たもちゃんは子どもたち、保護者、卒業生、監督である私、学校の先生等々、辰巳ジャンプにかかわるすべての人たちの象徴です。
たもちゃんは、支部決勝の最終日にこのようなセリフを語ります。
「ヨッシャー! 超うれしい! みんなありがとう! とうとう1位になった! これまでバレーボールを続けてきて良かったね! 私たちは宇宙一の幸せ者だ! だから次の都大会も全力でがんばろう!!!」
現状のたもちゃんはどうかというと、
「ダメだ。相手が強いし、ミスがこわいし、負けたらどうしよう・・・ 勝つなんて無理なんじゃないかな・・・」
というマイナス思考。こうならないように、勝利イメージからの逆算思考をしながら、いろいろと考えたところ、この夏休み練習の中で声に出していきたいキーワードをたくさん発見できました。
「あきらめない!」「大丈夫!」「強気!」「みんなで頑張る!」「絶対勝つ!」「全力投球!」「私たちが一番強い!」「ねばるぞ!」「あと一歩!」「もう一歩!」「苦しくても頑張ろう!」「汗だくで練習!」「どのチームよりも声!」
私たち辰巳ジャンプは、こういう言葉を練習中に使うことで、最強の心に鍛え上げ、自分たちの持っている力を120%発揮できるように努力をすることになりました。1人でも弱気になったら、すぐに他の子が声をかけて立て直し、グイグイ前進していきましょう。
この全脳思考で考えたことを実践することによって、チームの象徴である「たもちゃん」が手にする贈り物(ギフト)は『都大会に支部1位で出場』という結果ということになります。
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ところで、卒業生のマユ先輩がインターハイでは全国のベスト4になり、大会優秀選手にも選ばれました。
さらに東京都代表として、『マドンナカップ』というビーチバレーの全国大会にも出場しています。
こちらもみんなで応援していきましょう!!!