地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武8000系原型顔を撮る@東上線

2007-11-07 18:14:39 | 大手民鉄 (東武)


 先日東武東上線を訪れた際の本命は、決して1980年代デザインの9000系・110周年トレインではなく、あくまで8000系の回転幕車であったことは言うまでもありません (笑)。特に、東武全体を見回しても残り少なくなってしまった原型東武顔車がやって来れば最高! (^^; 
 しかし、それをどこで待ち構えればカブられることもなく確実に撮影できるのか……ということは、ひっきりなしに列車が行き交う東上線を訪れるにあたっての死活的な問題です。8000系との遭遇率が最も高いのは池袋=成増間ですが、この区間ではだいたいどの駅で撮影していても普通と優等のどちらかがカブってしまうような気がしております。というわけで、取りあえず池袋から普通に乗ってロケハンしながら「うーん」と思案を巡らしていたところ、8108Fの急行池袋行とさっそく遭遇! 「これはすぐに下り準急として追いかけて来るので、素早く確実に後追い出来る駅を選ぼう」ということで目指したのが新河岸です。



 新河岸は、川越まで真っ直ぐに伸びる線路と行き交う列車をのんびり眺めながら、広い島式ホームで安心して撮影できますので、東上線の中でも超定番なスポットの一つと言えましょう。そこでまずは8108Fの準急川越市行きと折り返しの準急池袋行き (1枚目) を決め、さらに続いてやって来た急行小川町行き8112Fを撮影し大満足! (*^^*) やっぱりこの顔があってこその東武ですし (?!)、日中も8000系が10両編成で堂々快走する姿はさすが東上線という感じです!
 この日唯一の難点は、天気が悪過ぎることでありまして、ISO感度をワンタッチで切り替え可能なデジ一眼にどれだけ助けられているか分かりません (^^;
 なお、8112Fの後追い撮影後は川越に移動したのですが、上りホーム先端で構えていたところ、某珍編成のハンドルを握っていた運転士氏が、僅かな停車時間のあいだに話しかけて下さいました。
 運:「お疲れさまです。今日は8000ですか?」
 私:「取りあえず何でもですけど、8000が来れば御の字って感じですね」
 運:「東上線に残る原型顔の8108・8111・8112は全部池袋方ですから、寄居方で待っていても撮れませんよぉ」
 私:「いえいえ大丈夫です! もう2編成撮りました!」
 運:「それなら良かった! 頑張って下さいね〜」
 私:「ありがとうございます!」
 ……こんな感じで、古き良き車両を愛するヲタ運転士の皆様が日々安全運転に努めている東武、ますます好きになってしまいました……(^^)