地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道1011Fオレンジ・日常の姿

2007-11-14 22:18:30 | 地方民鉄 (秩父)


 10月14日を最後に土日の特別運用から外れた秩父鉄道オレンジ1011Fは、鉄道博物館開館記念HMも外し、日常の姿となって快走しています。しかし、そうなると頭が痛いのは、その場を訪れてみるまでどの運用に入っているのか全く分からないという現実。もちろん、今回の訪問にあたっての最大の狙い目はスカイブルー1001Fだったのですが、オレンジ1011Fも記録を重ねたいと思うのが人情。それも、割と短い時間のあいだに往復を撮影可能であれば言うことなしです (^^;)。
 今回は影森から奥で撮り鉄する計画でしたので、自分が撮影地に落ち着いた後で1011Fが三峰口行きとして現れてくれればサイコーだなぁ……と期待していたのですが、何事もそう美味い話ばかりというわけではありません。御花畑駅で三峰口行を待っていたところ、何と羽生行として1011Fがやって来てしまいました……。こうなることが分かっていれば、西武秩父駅脇の踏切で待ち構えていたのですが、それも後の祭り。撮り逃がした1011Fが、非常に長い秩父鉄道を往復し、武州中川駅にようやく姿を現したのは、午後2時を過ぎてからでした。



 ただ幸いにして、この日は光線がフラットだっただけでなく、背景の山々にかかる雲の雰囲気もなかなかのものでしたので、そこはかとない物悲しさすら漂う秩父路の晩秋らしい雰囲気とからめて1011Fを撮ることが出来ました (^^)。但し……今年も早いもので冬至まであと1ヶ月少々。午後2時過ぎでドン曇りですと、本当に光量が少なく、しかもコントラストの低い沈みがちな絵になってしまうのが難点です。ここまで見られるようにするためのレタッチは一苦労でした (^^;
 こういうシーンではやはり、渋柿のような色になりかねないオレンジ (^^;;) よりも、パッと明るい雰囲気が漂うカナリアイエローがベストかなぁ……と個人的に思っております。というわけで、24日のカナリアイエローお披露目が本当に楽しみなのですが (個人的には鶴見線の再来ということで最高に期待しています)、この日は個人的に用事のため、たぶん臨時急行の一部始終までは付き合えない可能性が高く、さてどうしたものか……と今から悩んでいます。
 それはさておき、沿線の撮り鉄はSL派が圧倒的に多数で、オレンジ&スカイブルー1000系を追い求めようという向きはチラホラ程度……。まぁ、まったりと撮影できるのは有り難いのですが、個人的には国鉄色人気を追い風に、秩父旧塗装 (小豆+ベージュ、そして黄色+茶色) の復活も期待 (=妄想) しておりますので、この程度しか火が点いていないとなりますと、結局3本だけで打ち止めとなってしまうのではないか……と、少々悲観的になっております (-_-)。