地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道C58・武州中川臨時停車の陣 (下)

2007-11-16 00:04:18 | 地方民鉄 (秩父)


 午後2時過ぎに武州中川で三峰口行オレンジ1011Fを撮影した後は (※既にオレンジは特別運用から外れていますので、毎週末この時間に現れるとは限りません!)、いよいよこの日突然降って湧いたお楽しみの後編・上りSL急行の発車シーンです! 三脚を構えて気合いの入ったSL派の皆様は、構内外れの位置でじっと待ち構えておられましたが、「手ぶれ補正レンズの機動力を生かして足で稼ぐ派」の私としては、到着シーンと発車シーンの両方を押さえようと思いまして、まずは↑の通り、背後の雄大な山々とSL急行編成の組み合わせを決めてみました。煙こそ吐いてはいませんが、たなびく雲や墨絵のような山々の姿、そして昔ならば各地の駅で見られた釣り鐘型 (?) の構内灯の組み合わせが何とも言えません (*^^*)。



 1枚目を撮影した後は猛ダッシュして構内外れの撮影スポットへ! 停車時間ははっきり言って短いため、レンズを標準ズームから望遠ズームへ交換するヒマはなく、「爆煙を上げてくれるとしたら標準ズームの画角でちょうど良いか……いや、かくなるうえは煙スカスカではなく猛烈に吐きまくって欲しい!」と祈るような気持ちで速攻でアングルを決めたのですが、果たせるかな! 余りにも素晴らしい煙とドレーンとともに、C58は最高の勇姿を見せてくれました! \(^O^)/
 いやー、ここまで上手く決まってしまうと (え、まだまだ甘いって? SL撮影に関しては超青二才でスミマセン……)、なるほど、SLを熱く追い求めてしまうのも分かるなぁ……と電車世代の私でも思わずにはいられないのでした。
 というわけで、もともとは国鉄色1000系目当てで訪れたはずの今回の秩父訪問も、気が付いてみればSL撮影が最も印象に残るひとときとなってしまったのでした (^^;