銚子電鉄の青い電車といえば、デハ702もさることながら、より一般的には主力として運用されているデハ1001でしょうか。今年に入って検査を受けたデハ1001は、ゲームソフトメーカーが支援のためのスポンサーを名乗り出たことから「桃太○電鉄」ラッピングを身にまとって出場しましたが、そのついでに醤油色塗装から青一色塗装に衣替えして、銚子電鉄の動向を注目していた多くのファンをあっと驚かせたのは記憶に新しいところです。
ただ、個人的にはラッピング一般がそもそもハッキリ申しまして好きではありませんので、かな〜りガッカリしたのも事実。とりあえずゲームの世界には全く疎い私は、ゲームの内容をどうこう申し上げる立場ではなく、少しでも広告収入が入って路線の維持に役立つのであれば、まあ良しとすべきなのかも知れませんが……。
それでも、このラッピングには唯一最大の感謝すべき特徴があるのも事実! それは……正面は何も貼られていないことです!! (^O^) ラッピングが嫌いな私のような人間でも、正面中心の作画にすれば青一色の「海坊主顔」(?!) となったデハ1001撮影を楽しめ放題ですから、何というありがたさ!!
というわけで、今回の訪問にあたって運用に入っていたデハ1001は、主に移動用として利用しながらも (笑)、撮影する場合には真正面からの構図に徹してみました。そうすると例えば……せっかく両側はキャベツ畑であるのに線路脇の植え込みなどでサイドからは狙えない笠上黒生=西海鹿島間の直線も、俄然撮影スポットとして浮上しますし (1枚目。西海鹿島駅にて撮影)、君ヶ浜のカーブも灯台バックの構図ではなく、警報機なし踏切から真正面を捉える構図にすれば「笹をかき分け走る青い電車」という雰囲気でバッチリ決まります (2枚目 ^o^)。
但し、このときは撮影お立ち台スポットに誰もいなかったからこそ2枚目の構図が使えたわけでして、お立ち台に先客がおられる場合には決して選択するべきではない旨を申し添えます (^^;
それはさておき、現在デハ1002は検査のため仲ノ町車庫の一番奥で宙釣りの状態になっております。今年2月に訪れた際には部分的に化粧直しされて結構キレイだった1002も (今年3月24日の記事をご参照下さい)、数ヶ月で全身が色褪せてしまっており、海沿いの環境の過酷さを改めて思い知りました……。そこで、果たして1002はどのような塗装となって出場するのか、要注目ですね。個人的には、デハ702と同じラムネ色ツートンを期待しているのですが……(^^;