地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道1000系・カナリアイエロー登場!

2007-11-24 13:57:16 | 地方民鉄 (秩父)


 9月頭にオレンジ1011F、「鉄道の日」にスカイブルー1001Fがお披露目運行を行った秩父鉄道1000系の国鉄色復活ですが、このたびついにカナリアイエロー1012Fが熊谷=影森間の臨時急行でお披露目をし、予定通り3本の国鉄色が出揃いました! 神奈川県に今も昔も住む私としては、101系の思い出といえば南武線や鶴見線で乗ったカナリアイエロー、そして秩父1000系としてデヴュー当初の黄色+茶帯旧塗装ですので、まさに真打ち登場、待ってました!という思いです。
 そこで、本来であれば例によって影森あたりで待ち構えてみたかったところですが、残念ながら仕事の都合上、お披露目運行は往路を熊谷付近で撮影するのが時間的に精一杯 (-_-)。そこで、手前に側線を持ち見通しが効く大麻生を撮影地として選んでみたのですが、結果的には……広い構内と背景の工場 (セメント貯蔵施設でしたっけ? ^^;) の雰囲気がカナリアイエローとうまく結びついて、まるで鶴見線が目の前に再現されているかのような味わいです……(*^^*)。もちろん、HMや前パン・クーラーの有無を云々すればきりがないですが、個人的にはこれだけ素晴らしい「鶴見線の再来」を実現して下さった秩父鉄道には足を向けて眠れません!



 ただ、今回のお披露目臨時急行は……天気が余りにもピーカン過ぎて、撮影地選びとレタッチに思い切り悩まされました (汗)。大麻生では辛うじて前面に僅かな角度で光線が当たるという程度。他の沿線でも、運行時間と太陽の位置の相性が悪いことから、場所選びに悩まれた方も多いのではないかと思います。そしてレタッチも……正面の明るさを出して側面の架線やケーブルの影を消すのには非常に苦労しました (爆)。大幅な影消しは邪道なのかも知れませんが、とりあえず個人的な道楽として、カナリアイエローのデヴューシーンをより良いかたちで手許に残しておきたいということで、ご容赦&ご笑覧頂ければと思います。
 それにしても驚いたのは、この日、国鉄色を復活させた3編成が黒谷で一同に会するように運用が組まれていたことです。公式HPでの告知により、黄・青編成が黒谷で並ぶことは確定済みでしたが、まさかこの2本と並ぶ各停三峰口行きがオレンジで来るとは……。カナリアイエロー急行撮影に先立ち、武州荒木周辺で撮影していた私は、オレンジ1011Fがこの運用でやって来たのを眼にして、思わず腰を抜かしそうになりました (^^;)。これほどEマ過ぎる話は、やはり偶然ではなく秩父鉄道が計算していたとしか思えません。
 ともあれ、こうして3色揃った秩父1000系国鉄色……。これから四季折々の美しい風景の中を駆け抜けるシーンを記録する長丁場の戦い (?) が始まると思うと、改めて心地よい緊張感を感じずにはいられません。