余りにも天気が良い三連休の最終日、南栗橋の車両管理区にて恒例の「東武ファンフェスタ」が開催されました。昨年は、引退間際の5050系と東急からのスペシャルゲスト・8614F「伊豆のなつ」が並ぶという、東急ファンと東武ファンを掛け持ちしている人間にとっては鼻血ものの素晴らしい光景が見られたのに比べ、今年は個人的に「これは!」と思う車両の展示が赤い1800系ぐらいなものであったことから、行くか行くまいか迷っていました。しかし、やはり今年は東武110周年。車両展示会場で貼られるステッカーHMにも、110周年記念号と同じような工夫があるのかも知れず、それを記録するのも良かろうと思いまして出かけてみました。
今回は、自宅を出た時間にちょうど良い東急8500系急行がなかったことから、小田急と湘南新宿を利用してまず栗橋へ (何と北浦和付近で神々しい輝きを放つE655系を追い抜いたのにはビックリ! その後は東北線沿線がパニックになっているのを車内から冷やかしまくり ^^;)。そして10時12分、南栗橋に着いてみますと……やはり天気が良いことから、昨年よりもスゴイ人出! それでも正門前で10分ほど並んだだけで入場できたのは、さすが広大なスペースを誇り、多くの来客を吸収できる検修庫の威力というものでしょう。
その検修庫に一歩足を踏み入れてみますと、まずは鉄軌道と平坦面の両方を走行可能な大型アントがお出迎え! さらに、多くの車両がバラされて検査を受けている庫内奥深くへ歩みを進めて行きますと、さすが鉄道趣味のツボを押さえた東武イベントのイキな取り計らいでしょうか、いろいろな車両の種別・行先幕が現行ダイヤでは有り得ない組み合わせになっていました (*^^*)。その中でも個人的に最も感動しましたのは、6050系・野岩所属車による「特急連絡・会津田島行」! 事前の展示車両一覧には6050系の名はなく、ガックリときて期待しておりませんでしたので、まさか庫内でバラされた貴重なシーンを眼にすることが出来るとは思ってもみませんでした。しかもレアな野岩車が有り得ない表示……この隠し球、個人的には今回の東武ファンフェスタにおけるベストシーンです! (*^^*)
この61103号、せっかくクハと切り離されて1両だけで展示されていましたので、貴重な中間連結面シーンも撮影してみました。天井の明かり窓から差し込む光が神々しく6050系に降り注ぎ……今後の動向が気になる6050系と野岩鉄道ではありますが、これからも首都圏近辺で最も「旅」を味わうことが出来る列車として、明るい光を受けて走り続けて欲しいと思わずにはいられませんでした。
これらのシーンを撮影後は、11:40からの屋外撮影会に備えて11時過ぎに並び始めたのですが、その収穫 (?) は気が向いたらアップしてみることにしたいと思います (^^;)。せっかく1800系の編成写真を超順光で撮影できると期待していたのに……何故「特等席」は東急5000系に譲ることになったのかと……(-_-;)。
そんなこんなで忙しく撮影している間に、いつの間にかこの日の次の目的地へ移動する時間となってしまいましたので、12:12発の東急8500系・急行中央林間行きに乗って南栗橋を後にしました。目玉展示はなかったものの、特に庫内を楽しめましたので、まあ訪れて良かったと思っています (^_^)。果たして来年はどのような展開になるのでしょうか……。「彩野」189系と東急8500系の並びなんて実現すれば、いとおかしかりなん……と早くも妄想しています (笑)。