
来る25日に予定されている東武南栗橋イベント、今年は昨年の超豪華な車両展示ラインナップと比べますとどうもツボに欠けるところがあり、「うーん、行くべきか行かざるべきか」と悩んでおります。そこで、先ほど改めて東武公式HPにアクセスしまして、開催要領を確認してみようと思ったところ……何と、東上線用の新型車として有料ホームライナーを兼ねた50090系が登場する旨の公式リリースが掲載されており、思わず「ついに東上線も料金制列車不毛の時代を脱するときが来たのか!」と叫んでしまいました (^^;)。しかも、近鉄LCカーや仙石線205系と同じく、用途に応じてロングとクロスを転換可能とは……。恐らく、朝ラッシュ時はロング、日中はクロス状態で京急2100系と同じような料金不要優等列車となり、夕方以降は料金制となるのでしょう。もっとも、所詮は日立Aトレインですので、椅子が恐ろしく硬いものになりそうな悪い予感もあるのですが (爆)、特に川越以遠からの利用者にとっては朗報なのではないかと思われます。名称は公募だそうですが、「フライング東上」以外に果たして適当な名称があるのでしょうか? (爆)

というわけで、全然50000系列とは関係ないのですが、東上線料金制列車登場を言祝ぐため (?)、新河岸で撮影したステンレス車の画像をアップしてみましょう。
東武における本格的なステンレス時代の幕開けを告げた9000・10000系といえば……思い出してもみれば、東上線において割と多数残存していた7300系を80年代前半に一気に廃車へと追いやった存在でありまして、ようやく中学生となって撮り鉄旅を親に認めてもらい、「さあ7300撮るぞ!」と勇んでいた私は、結局7300と9000・10000系の世代交代劇を見届けることになってしまったのでした……。それ以来しばらくのあいだ、9000系や10000系は怨みの対象だったはずですが、気が付いてみればそれも今から20数年前の話になってしまいまして (^^;)、いつの間にかコルゲートが多いこれらの車両を「シブい……」という視線で眺めるようになっていました。そして今や、9000系の修繕車が現れ、10000系も館林での修繕が始まっているとか。回転幕を装備したオリジナルな姿が完全に失われてしまわないうちに、今後も少しずつ撮り貯めておかなければなぁ……と思っています。
そういえば大事なことを思い出しました。実は50090系の代わりに8000系の廃車が進むことは明らかですので、シブい車両趣味という観点からみれば、言祝ぐべきではないのではないかと……(汗)。
あと、6050系の経年劣化に合わせて、日光線の区間快速用としてこの車両の6連を用意し、新栃木で分断、日光線北部・鬼怒川・野岩会津線の料金不要列車は完全に短編成ワンマン化……ということも有り得るのではないかと……。そうすれば伊勢崎線北千住口での混雑も緩和し、長距離客はいっそう優等列車に誘導することも可能なわけで……。来月のRP誌東武増刊号発売を前に、いろいろ今後の東武の方向性について考えさせられる車両ではあります。
※おことわり この記事は21日夜にアップしていますが、一番上に表示するため、22日付とさせて頂きました。