地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急のEDデキ重連・激変の新年に備える

2008-01-02 17:48:20 | 事業用車両


 車庫の中の小さな電機つながりで、新春記事第2弾は恩田の東急長津田工場に今もなお棲息するED301とデキ3021の画像と参りましょう (^^)。
 さる12月28日、しばらく訪れていなかった恩田の様子が気になりまして、長津田で田都を途中下車して訪れてみたところ、構内での入換作業は一切なし……。東横線での営業運転を終えた8019Fがいつの間にか回送されて来ており、渋谷方から3両+5両に分割されて留置されていました (T_T)。その8019Fのこどもの国方には、恩田の秘宝・ED301とデキ3021が連結された状態で留置されており (上画像)、さらにその左側にはデワ3043がやはりパンタを畳んでポツンと留置されていました。やはり、仕事納めの日に今さら複雑な入換作業をしても仕方がないということなのでしょうか、3両とも「この状態で年越しモード」という雰囲気 (^^;



 というわけで、いつまでも恩田駅ホームの先端で待ち構えていても仕方がないと悟りまして、長津田工場を見下ろす道に上がってみますと、重連をなかなか良い感じで撮影することに成功! 長津田工場の入換車だけで重連を組んだ状態はこれまで見たことも想像したこともありませんので、たとえパンタを畳んでおり保安機器が目障り (^^;) であるとしても、これはこれで奇跡の組み合わせ (?) です。
 ところで、現在長津田工場の表から見える範囲に留置されている車両は、8019Fの8両のほかはデハ1215とデハ8191の2両だけ……ということで、伊豆急や長電に向けた改造がたけなわだった一頃に比べれば完全にスカスカの観があります。しかし、新年早々動きがあると考えられる8019・8017Fに続き、6000・7000系導入によって余剰となる7600・7700・8000系列や、5000系の引き続く増備によって大量に余剰が発生するであろう8500系を中心に、各地私鉄への譲渡やインドネシア輸出のために続々と慣れ親しんだ車両たちが恩田に送り込まれ、複雑怪奇な光景が展開されることになるはずです。そこで、こんな感じで年を越した長津田工場の電機たちも、新年はますます忙しくなることでしょう……。というわけで、恩田の動きも含めて、今年も東急から目が離せない一年になりそうです。