昨年10月の関西出張鉄シリーズも再開です (いろいろたまりまくり ^^;)。
彦根でのミュージアム参観、もとい土砂降りの中の保存車両ひとり激写大会 (爆) を終えたあとは二駅ほど移動しまして、近江を訪れた際には必ず外せない (?) 多賀線の220形を楽しんだのですが、その話題は次回のお楽しみということで (^^;)……多賀から一気に貴生川へ向かう際に、高宮で時間を設けて撮影した近江の主力・800系をアップしてみましょう。
近江800系は西武401系を大量に譲り受け、例によって彦根工場でのスローペースな改造を経て、ぼちぼち増え続けている車両です。西武401系といえば、かつて西武新宿線系統を中心に、増結・分割運用の主力として活躍していたはずだ……と記憶しているのですが (西武には疎いもので、間違っていたらスミマセン ^^;)、401系の現役当時、たまに山手線の車内から見かけるたびに「何で701系と同じ性能なはずなのに切り妻車体なのだろうか?」という愚かな印象を持ったものです (笑)。あとで、401系は釣掛の赤電411系をカルダン化した車両であることを知るに及んで初めて、切り妻であることに納得しました (^^;;)。そして今や、近江や三岐に流れてきたことによって、高度成長時代の西武釣掛切妻テイストを想像することが出来る……という感じでしょうか。
但し、西武顔のままで残る車両 (820・1820番台) は少数派で、しかもホームとの接触を避けるため車体に切り欠きがあるのはちょっとだけ惜しいような気もします (^^;)。まあ逆に、少しだけ改造を受けたことによって、近江オリジナルな雰囲気が増したと考えることも出来るでしょう。
これに対して、多数勢力となっているのが正面全面改造グループ (800・1800番台)。正面下部の切り欠きがない代わりにオリジナルな顔となっています。これにライオンズカラーを塗った801Fを一度撮ってみたいのですが、なかなか当たらないですね……(-_-)。この顔で黄色一色というのは、まあ親会社と同じ色だと考えれば納得も行くのですが、何やら間延びしているようにも思いますので、そこで是非オレンジ+グレー帯の旧塗装を是非よろしく……と思うのは私だけでしょうか (^^;;)。
まあいずれにしましても、結構ナイスなモーター音と心地よい揺れまくり方を披露してくれるのが西武401・701系の最大の特徴なわけでして、今後ますますの湖国での活躍を祈りたいところです。
ちなみに、同じ西武401系を出自として、1編成だけデラックス車として活躍している700系「あかね号」につきましては……今回は乗りそびれました (^^;)。いずれ是非撮りたいとは思っているのですが……この車両のデヴューは近江鉄道100周年の1998年ということで、110周年の今年はもう1本デヴューしてくれないかなぁと思っています (種車はまだ彦根にあるようですが、ムリですか……^^;)。