地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急池多摩7700系・激減迫る冬 (赤帯編)

2008-01-09 21:02:26 | 大手民鉄 (東急)


 この年始、さよなら運転が目前に迫った東横線8017Fに注目せざるを得ないのですが、たまにはもう一つの転機迫る路線、池上・多摩川線に注目してみましょう。
 東急池多摩線の新7000系は年末から営業運転を始めたようですが、そうなりますと、従来の車両がどのように置き換えられてしまうのか……非常に気になります。
 さる11月末、長津田でデヤが5167Fを検車区に押し込むのを眺めたあと恩田見物に向かったのですが (^^;)、その際、池多摩線用1015Fの中間車・デハ1215が、パンタをもぎ取られ周囲の配線も千々に乱れた謎の状態で放置されていました。製造からわずか16年しか経っていない車両がこんな悲惨な姿になるとは一体……と思ったのですが、ひょっとするとこの編成、どこかの地方私鉄 (上田説が有力?) に譲渡するために改造するのだろうか……というわけで、当分恩田の状況から目が離せそうにもありません。もちろん、通常の検査でパンタを外しただけということも考えられるのですが……。(なお、この日の恩田は入換車を含む全車両がうまく撮りにくい位置に停車しており、天気も悪く意気消沈。1カットも撮りませんでした -_-)。
 のっけから脱線三昧で恐縮ですが、もしこの1000系地方譲渡が本当だとしますと、まず1000系が数本離脱し、その後に7600・7700系という順番に……?



 すると、少なくとも年内、そして来年初旬あたりまでは7600・7700系の動静も安泰なのかも知れませんが (大井町線6000系の投入が先になるでしょうし)、春夏以降は全く予断を許さないと思われます。もちろん、7000・7200系は地方私鉄に大量に譲渡された車両ですから、各地を巡礼してまわれば、取りあえず今後しばらくのあいだその活躍を拝むことが出来るでしょう。しかし、少なくとも本家・東急での活躍も先が見え、地方に転じた車両たちも水間 (訪れたことなし……^^;) や十鉄を除けば大規模な更新工事を受けておらず、内装の傷みや非冷房によるサービス低下も否めませんので、今後数年内にドドッと数を減らしてしまうのではないか、という悪い予感を抱かざるを得ません (当たらなければ良いのですが)。また、7600・7700系は徹底的な更新工事を受けており、電装品も1000系と比べて新しいはずですが、半導体には劣化という問題がついて回る以上、各地の地方私鉄が今後どれだけ走れるか分からない車両に手を出すかどうか未知数なのも否めません。そこで、7600・7700系についても、これほどキレイなのに大量解体の憂き目に遭う可能性もあると思います (良い意味でハズレることを願っていますが……)。
 というわけで、そうなる前に行脚体制を強めなければ!と思うのですが、撮りたい車両は他にも多く、あちらを立てればこちらが立たず。全く困ったことです (汗)。それでも、車体が最もキレイな状態で、しかも正面の赤帯・LEDやクーラー・下回りを除けばオリジナルに近い雰囲気を保っている (?) 池多摩線の7700系は、とくに優先しなければならないなぁと焦っております。アート何とかという謎なラッピングも既に終わったようですし……(非ラッピング派の私としましては「余計なことを……」と思っておりました ^^;)。