地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急田園都市線8500系・2年前の雪

2008-01-11 12:44:55 | 大手民鉄 (東急)


 ついに今度の日曜に迫った東横線8000系のさよなら運転……。東急の各駅および車内には、さよなら運転の実施を告示するポスターや中吊り広告も掲示されており、いやがうえにも「そのとき」が迫っていることを痛感せずにはいられません。
 しかし、ここに来て気になるのが天気。発達した南岸低気圧の影響で、首都圏でもこの週末は雪になる可能性があるともいわれております。果たして冷たい涙雨になるのか、それとも別れの雪景色になるのか……個人的には後者を望んでおりますが、雪の影響でダイヤ乱れが発生しますと、さよなら運転の類のイレギュラーな列車はただちに運休となってしまい (世田谷線旧型車のさよなら運転が大雪のため途中で断念されたと記憶しております。もっとも、私は撮りに行けなかったのですが……)、東横線での偉大な活躍に終止符を打つ最後の花道が幻となってしまう可能性もあります。うーん、雪景色を見たいと思えばこそ、その降り方が気になります。



 そんな首都圏の雪といえば、最も記憶に新しいのは、約2年前・06年1月21日の大雪 (?) でしょうか。この日は、出来るだけ多くの路線を巡り歩きながら、高度成長時代から活躍してきた車両たちの勇姿を記録したのですが、東横線は既に8000系の本数が相当減っていただけにパスしてしまいまして (^^;)、東急車の本数が多い時間帯を狙って宮崎台・溝の口・高津にて撮影をしたのでした。その成果は2年前にもご紹介しているのですが (8607Fがまだ健在……)、今回はその際にアップしていなかった画像をレタッチしてみました。
 うーん……赤帯を締めたシンプルな、それでいて重厚さも伝わってくる銀色の車体に、降り積む白い雪が何と似合っていることでしょうか! もちろん長野に行けば今の季節、このような光景を割と日常的に楽しめるのかも知れませんが (長野、1年以上ご無沙汰になってしまった……-_-;)、やはり10両編成が雪の中を突っ走るというレアな光景だからこその感動もあるわけで……(*^^*)。そして考えてもみれば、8630Fまでの古い編成は今後2~3年間に根こそぎ廃車とアナウンスされていますので、そもそも田都でこのような光景を眼にするのもあと何回だろうか……と思うと、改めて焦りを感じずにはいられません。