立山駅では10数分間の折り返し待ち時間があり、薄暗く冷え冷えの駅&ホームにずっといても仕方がなく、折角貴重な雪晴れであることから、とりあえず駅前を散歩。ならば……ということで目指したのは、知る人ぞ知る超濃厚専用線・立山砂防軌道! かつて立山線を訪れたときは半鋼製釣掛式電車しか眼中になく、立山砂防軌道の存在を全く念頭においていない……という恐ろしく勿体ないことをしていたものですが (まぁ当時は中学・高校生ですし、ネットも何もなければ鉄道書籍も今ほど充実していない時代------RP誌の北陸ローカル私鉄特集にも記述なし-----であった以上、ついでに訪ねようという関心自体がなかなか生まれなかったのもムリもないことでした -_-)、鉄活動に復帰してからは日々、珍しく濃いぃ存在は何でも見てやろうという欲求が高まる一方 (笑)。建設省あらため国土交通省が管轄する一級河川たる常願寺川の最上流部における土砂災害を防ぐために敷設された立山砂防軌道は、とくにRM誌の「模景を歩く」コーナーでその全貌を知って以来、いつか見てみたい、乗ってみたい……という存在のひとつとなったのでした。
そこで、閑散とした千寿ヶ原界隈をトボトボと歩いて行きますと……何ぁ~んだ、砂防軌道の基地は駅からこんなに近かったのか……(笑)。駅から遠く、発車時間に間に合わなかったらどうしようか、という心配は全くの杞憂。ならばなおさら早くからその存在を知っておくべきだったと後悔 (^^;
さて、そんな砂防軌道、今回の訪問時は積雪期のため当然全面運休であり、小さな人車が2両ポツンと佇んでいる光景が道路から見えるのみでした。恐らく、他のDLや巡視車・人車etc..は庫内で修繕中なのでしょうか。柵の外からであっても多くの車両が見えると良いなぁ~という期待をしていた私は思わず拍子抜け (汗)。しかし……せっかくの光景を1枚だけしか撮らないというのも勿体ないなぁ~ということで、雪が積もる柵の外側を必死で回り込んで、サイド気味にもう1枚 (^^;)。300mmズームを持参しておいて良かった……(笑)。
いつかは必ず乗ってみたいこの人車……ですが、そこに至るハードルは高い! 限られた機会にしか行われない体験乗車会の抽選(しかも相当人気があるらしく、倍率は高いとか) をクリヤしなければならず、しかも悪天候や路盤の悪化のため中止となり涙を飲む確率も高い模様……。まずは、たまに開かれる立山カルデラ博物館(千寿ヶ原の基地に併設)のイベントの際に行われる (らしい) 短距離のデモ走行から楽しんでみるのが良さそうですが、なかなか予定が合わなかったりするのが悲しいところです (苦笑)。