地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ南武鉄道モハ100タイプをいじる (中)

2009-04-15 00:27:00 | 超へっぽこ模型製作


 鉄コレ第2弾のうち、琴電73号に原形をとどめない魔改造を加え始めた一方、これまた塗装がチャチな熊本電鉄120形につきましても別の色を塗ってみました。
 さて……どんな色を塗ろうかということで、とりあえず買ってみたのはタミヤの軍用機用カラーシリーズのひとつ・米海軍ネイビーブルー (AS-8)。私は別に軍事ヲタ度は全くないのですが (とゆーか、米軍基地の近くに住んでいるので見飽きた&騒音にこりごり -_-;)、華やかさや鮮やかさを捨象した軍用カラーというのは、古き良き時代の地味に枯れた雰囲気を再現するのに最適だなぁ……と思っておりまして、店頭でスプレーの蓋の色をじーっと睨みつけながら (怪しすぎ ^_^;)、「この色をこういうかたちの車両にこういう塗り分けで塗ったらどうなるだろうか……」と想像力=妄想を逞しくして買ってみた次第。また、この色の相棒としましては、GM鉄道カラーの西武ベージュを選択。この色は地味~な色の王道でありますね (^^;
 そこで、まずは車体全体にダークグレーを吹いたのち、屋根のマスキングをしっかり施していざ噴射! 個人的な机上妄想鉄道・零細ローカル線部門の試験塗装というノリで、ツートンバージョンと帯バージョンの2種類としてみましたが、前者は昭和30年代の国鉄DCそのまんまですね (笑)。まぁ、個人的にはキハ04・07に加えてバス窓DCが次々に登場したこの時代の国鉄DCシーンは大好きでありまして (RP誌の『アーカイブス・国鉄の気動車1950』などを見て溜め息……)、この色は日本の美しい四季・山河にベストマッチなのではないかと思っておりますので、実際にマスキングを剥がしてこの塗装が目の前に姿を現した瞬間、思わず「ぬををを!」と唸ってしまいました (*^^*)。



 もう一方の腰帯バージョンですが……個人的には、富山地鉄14710形 (旧塗装時代) や台湾鉄路局の藍色客車が検査後相当の時間を経て色褪せたときに見せるような、彩度を失った雰囲気のダークブルー塗装 (説明がややこしくてスミマセン ^^;) が結構お気に入りでありまして、これらの車両に捧げるオマージュ (?) めいたものにしてみました。但し同時に、先述の机上空想零細ローカル私鉄における塗装変更の過渡期を表現するため (笑)、帯の色は白ではなく西武ベージュをチョイス。出来上がった2種類の塗装を並べてみると、バラバラな中にも色彩的な統一感があり、まさに計算通りとなりました (^^)。
 ちなみに、車体についても少々手を加えてあります。何やら冴えない印象の屋根上モールドは全て切除してパテで穴埋めを施し、代わりにGMの旧国用グロベン (ミョーに平べったいので、そのままGMの旧国キットに使うのは少々気が引ける一品 ^^;) を載せてみました。屋根との塗り分けを施したことで、「小粒でピリリと辛い」ボディの雰囲気を一層引き立てることが出来たと思います (^_^)。
 なお、位置づけとしては……ヘッドライトを完全になくしたため、非電化路線っぽい雰囲気で楽しむ場合はコハ級客車、電化ローカル線っぽい設定の場合はぶら下がりサハといったところでしょうか。とりあえず、↑こんな感じで混合列車っぽくしてみますと、実に良い感じ……(*^o^*)。そこで、他にもいろいろな車種と連結してデコボコ編成とするべく、鉄コレ第10弾もこの塗装に変更してみよう……とか、片上鉄道のホハのような「35系客車の17mバージョンっぽい車体」を自作してみようといった妄想が次から次へと湧き上がっているところです。しかし、そろそろまた忙しくなりそうなので、あくまで長期計画ということで……(^^;;)。一方、こういう車両を用意してしまうと、プチなジオラマを作ってみたい衝動にも駆られるのですが、作っても置く場所がないのは困ったことです (苦笑)。