地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武30000系・田都の名残雪 (?)

2009-04-18 19:16:00 | 大手民鉄 (東武)


 DJ誌の東急8500系特集では、8500系の話題と並んでもう一つ衝撃的な話題がチラリと書いてありました。何と、東武30000系が6+4の10連1本を残して田園都市線から全面撤退するとは……。既に、リンク頂いている「melonpanのつぶやき」「さすらい館」さんでも触れられていますが、30000系にそれなりの思い入れがある私としましても、やはりこの話題に触れてみないわけには行きません
 もともと30000系といえば、新造されるごとに8000系が玉突きで野田線へと転属し、釣掛5070系を次々に廃車に追いやった存在ですので、「7800・5000系列万歳!」という立場からみれば敵役になります (汗)。しかし、30000系のデザイン・性能・乗り心地面を総合しますと、首都圏の鉄道が「走るんです」とAトレインによって席巻され始める前の最後の傑作だ……と思っているのは私だけではないでしょう (^^)。東武伊勢崎線の半蔵門線直通開始にあたり、30000系の車内に掲げられた東武の路線図を目にした女子高生が「南栗橋ってどこ?」「会津田島って……何県?」という素っ頓狂な会話をしていたり、東武と東急の車内広告の違いが田都沿線民に大きな衝撃を与えたていたのも今となっては懐かしいですが (一番目立っていたのは珍○の広告……現在、東武限定車にはあり、半直車にはなし ^^;)、東武30000系は何故か東武には戻らず清澄白河・押上で折り返す運用に入ることが多く、田都線内で上質なスペックを享受出来るようになったのは万々歳ものでした……(^^)。



 そんな30000系も、悪名高き田都の猛烈な混雑のため、4号車と5号車の運転席スペースが嫌われ……半直開始を前にした早い段階から10000系列と共通運用の分割編成を用意したことが裏目に出てしまいました。そこで50050系が増え、30000系の快適さとは一転、Aトレインの「座ると即腰痛シート」を強いられるようになりますと、個人的には東京時刻表で下調べをしたうえで「T」が付く列車を避けるようになったという……(中国の硬座車よりもはるかに劣る座り心地の「超硬座」あるいは「四等車」には乗りたくない -_-メ)。こうして、30000系が単に半直から減りつつあるだけでなく、50050系を避けようとする余り、30000系にたまに当たる可能性すら自ら避けてしまうようになったのは、何とももどかしいものがあります。
 幸いにして最近の50050系増備車は、まだ文句の付けどころはあるにせよシートの座り心地が大幅に改善されており、窓も固定窓を止めて中央に支柱がある開閉可能なタイプとなりましたので、T運用回避心理は大幅に改善されることになりそうです。恐らく、私と同じように「今までの茶色い帯の車両は快適だったのに、オレンジ帯の新車のひどい座り心地は何じゃこりゃ!」と思った一般利用客の猛ブーイングが東武を動かしたのかも知れません。やはり、当初30000系という素晴らしい車両が投入された以上、これよりも接客スペックが大幅にグレードダウンすることは許し難いわけで (^^;)、そういう意味で田園都市線から去りゆく30000系の功績は誠に大なるものがあったと思います……。これであとは、50050とメトロ08の「超硬座」シートが51061F以降のシートと同じものに交換されることを希望……(爆)。
 というわけで、先日30000系を撮影出来れば良かったのですが、何と私が電車に乗って移動しているときに限って立て続けに30000系×3編成とすれ違ったという……(激鬱)。このため、半分近い列車が東武車でやって来る (ような気がする) 日中の時間帯にあって、怒濤のような50050攻勢に「オーマイガー……」気分となってしまったのでした。そこで代わりに、今後恐らくもう極めて低い確率でしか撮影出来ないであろう、雪の中を行く30000系の姿をアップすることで、田園都市線に大いなる足跡を残した30000系をたたえることにしたいと思います……。
 なお、営業運転入りほやほやの51065Fを撮っております (ついこの間甲種輸送されたばかりだというのに……)。→からどうぞ。