地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

近鉄京都線を撮る (3) ビスタEX30000系

2009-04-26 18:04:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 開業約1ヶ月を経た阪神なんば線は、快速急行が相当高い乗車率を誇り、大阪難波でも着席客が余り降りずにそのまま長時間乗り続けていることが少なくない……ということで、すっかり尼崎以西と大阪東部・奈良県を直結する大動脈に躍り出たかの観があります。それは、開業初日に訪れた遠来の私鉄ファンとしても嬉しい限りですが、昔から近鉄・阪神に縁が深いファンにとってはもっと嬉しいことでしょう。そこで昨日は、ご実家が近鉄奈良線沿線にある「ぱれっと」さんとプチオフ宴会を開きまして、美味い沖縄料理に舌鼓を打ちつつ、阪神なんば線開業当日のあれこれを中心に盛り上がりまくったのでした(プチオフ会のお題がそのものズバリ「祝・近鉄阪神直通記念」でした。^^)。まずは楽しいひとときをご一緒させて頂きましたぱれっとさんに御礼申し上げます~(^^)。
 そんな近鉄マイブームが脳裏に渦巻いている折も折、さる金曜日にはTOMIXから近鉄ビスタカー30000系のN模型が発売されまして、かねてから近所の模型屋に予約していた私は即ゲット (笑)。さっそくGMのスナックカーや、先日落成したばかりのVVVF車と並べて悦に入ったのですが (*^^*)、むふーん♪幼い頃からの憧れのビスタカー様をいろいろな角度から眺め回すのは何とも言えない癒しであります。ただ難点は、ハイグレード仕様ではないためモーター音がデカく (ほぼ同時発売のキハ11よりもはるかにデカいとはこれ如何に。汗)、ライト周りもショボく、塗装もイマイチ褪せた雰囲気になっていることでしょうか。価格相応と言えばそれまでですが……。ネットをうろついてみると、吹きムラ事例が多数あるようですが、それに比べたら全く気にするほどのものでもなく (ホッ)、とりあえず検査を控えた色褪せ姿だと思えば「ま、いっか」というところです (^^;



 というわけで、そんな個人的近鉄まつりにかこつけまして、昨年末に撮った近鉄京都線シーンの続きです (^^;)。アップするのはもちろんビスタEX! 今さら多言を要さないかも知れませんが、ビスタカー30000系はアーバンライナーや伊勢志摩ライナーなどの登場後、外観・内装ともやや古いデザインになってしまったことは否めないため、1990年代半ばから大規模更新を行って現在のビスタEXとなった次第。とくに、中間車の屋根形状は大幅に変わり、初めて目にしたときは「??」と思ったものですが、まぁ慣れれば何ということもなく、ビスタカーならではの華麗さと重厚さの絶妙なマッチングは引き継がれていると言って良いでしょう……(*^^*)。
 季節外れで恐縮ですが、冬の午後の日射しを背中に浴びながら、高架線のホーム上に佇んでいたところ……京都駅の方から猛スピードでビスタEXが接近……! 冷たい色の雲を浮かべた青空をバックに、盛り上がったボディが突っ走って来るさまは、まさにド迫力モノとしか言いようがありません! (^O^) 重厚長大……ヨソ者の関東ファンから見ても認めずにはいられない近鉄のイメージを、かの2200系が遠い過去の存在となった今、これほど良く代表している存在が他にあるでしょうか。ま、「これ4両編成じゃん」と言われればそれまでなのですが (^^;)、やはりこの圧倒的存在感は偉大です……。
 そんなビスタEXの模型、出れば必ず欲しいなぁ~、と思っているのですが (→恐怖の物欲スパイラル ^^;)、TOMIXから出る場合は、是非ハイグレード仕様でよろしくお願いしたいものです。