地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武78風の架空車両を作る (一応完成編)

2009-06-02 08:02:00 | 超へっぽこ模型製作


 長らく途中で中断して放置が続いていたGM東武78系ジャンク車体を久々にいじり、何とか切り接ぎ跡を埋めて屋根を載せたところまでを前にアップしましたが、ここまで何とかたどり着けば、あとの作業は早い! ……と申しますか、ある程度までかたちになれば、一刻も早く完成にこぎつけたいと思うのが人情というもの (笑)。そこで、フリーランス車両として独自の塗装を施し、つけるパーツは取り付け、GM動力と車体を現物合わせで調整して組み合わせ……とりあえず一応完成!バンザーイ! (^O^) あ……一応両運車のつもりですので、2両ともまだヘッドライトが片方しか装着されておらず、正確には未完成なのですが、これはひとえに所定数のヘッドライトパーツに黒を塗るのを忘れていたためです (^^;)。ま、その作業も今後少々進めれば終わりますので、フライングで完成ということに……(^^;
 むふ~ん、東武78顔を用いた両運車も、江ノ電305Fを意識したヘンテコ顔の両運車も、へっぽこなりに想定した通りの仕上がりとなりました (*^^*)。前者はAU13クーラーを奢ってゴツさを強調、後者はタヴァサのデカいテールライトを取り付けてヘロい雰囲気を強調しております (笑)。



 それにしても、一連の作業で最も悩んだのは塗装……。今後勝手に展開しようと思っているフリーランス架空電鉄 (笑) の標準塗装として何色を採用しようか……ということで、まず考えたのは「最近の鉄道会社での採用が減っているグリーン系を是非取り入れたい」ということ。いやその……個人的にグリーン系の塗装は好きでして、その減少に寂しさを感じておりましたので、せめて架空電鉄ではバリバリに増やしたいなぁ……と (笑)。しかし、もちろん派手に流れては自分の趣味には合いません。そこで買ってきたのは……タミヤの日本陸軍灰白色とドイツ空軍ライトグリーン。私は軍事ヲタ度はゼロですが、こういう地味な雰囲気を表現するにあたって軍用色は実に便利だなぁと思います (^^;)。そして……屋根はGMダークグリーン、クーラーはGMねずみ色1号としていざ塗ってみたところ、間もなく復活する京成青電 (慶祝!^o^) または南海グリーンツートン旧塗装と良い勝負な (?) 地味さにはなったものの、逆に華が無さ過ぎるような気も……(ストロボを発光させると余り分からないかも知れませんが、自然光で見るとすっごく地味です ^^;; 屋根のグレーとボディの灰白色が連続味を帯びてメリハリがないからかも ^^;;;)。う~む、灰白色ではなく東武パールホワイトの方が良かったかも。でも、この灰白色も、下に塗ってあるグリーンの影響で (?) 薄緑色っぽく見え、それがまたシブいという……(どっちだ? ^^;)。
 まぁ何はともあれ、数ヶ月来の懸案 (?) が一つ片づいてやれやれ、といったところです。そして……2両だけでは寂しいので、同一塗装のフリーランス車両をさらに2両製造中 (笑)。「続きを読む」からどうぞ~。


 (上)西武で割と短命に終わったクハ1650形をもらって来てラッシュ時の増結用に……という架空設定で、何のひねりもなく素組み。グロベンではなくガラベンにするかも。金太郎塗装の練習用でもありますが (笑)、うまく出来るかどうか。
 (下)もともとは……東急が昭和20年代末、輸送力増強用として5000系という画期的な車両ではなく古風な釣掛車を20mで作ったらどうなっていたか?という架空の想定に基づき、GM東急3000系の窓と国鉄101系のドアを切り継いで製作、コルゲート板を貼って4連に……というつもりで手がけたものの、1両切り継いでヘロヘロ (^^;)。継ぎ目を研磨せずに長らく放置していたものを、ふと思い立って架空鉄道車両に変更 (笑)。個人的には、結局ほとんど現れなかった半鋼製両開き車-----代表例として、登場間もなく戦災で焼失した鉄道省サハ75 (初代) や、車体延長で誕生した近鉄名古屋線の珍車モ6331-----ってメチャクチャ好きだったりしますので、とくに近鉄モ6331へのリスペクトとして製作中♪ 作業の都合上、いったん側面のウインドシル・ヘッダーを切除し、ウインドヘッダーの再設置は諦めてウインドシルをプラ板で作成……あぁ面倒臭い (^^;)。こうして見てみると、GM東急3000の窓デカっ! あるいは101系のドア窓ちっけー!(笑) このデコボコぶり、銀座線2000系の半鋼製20m版という感じにも見えます (^^;)。一応ここまで組み立てを進めて、とりあえず旧型両開き扉車製作の方法論は把握しましたので、量産しようかどうか思案中……。

 というわけで、目指すは「20mボディの琴電」っぽい世界です (たくさんの車種が揃うのはいつのことやら。爆)。