地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・さようなら旧入換車!編

2009-06-23 14:10:00 | 大手民鉄 (東急)


 テールライトをもがれ、反射板も外されたデワ3043……。



 銘板などを外す作業を実施中……。これで解体決定……?



 検査のついで (?) に帯無し姿となった7908F! 懐かしい……(*^^*)。



 出場線には8614Fの姿が! 検査ペースめっちゃ速っ! (爆)

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 梅雨の中休みとなった本日はたまたま平日休みと重なりまして、何処かに日帰り遠征しても良かったのですが、やはり先週拝みそびれた恩田の旧入換車のその後が非常に気になりまして、自宅からささっと往復してみました。すると……そこで目にしたのは……3両の入換車が解体へと向かっている (?) 光景……(T_T)。
 まず、こどもの国線の車窓から工場内を見ると、デワ3043のドアが開け放たれて車内の諸々のブツを運び出したり外したりしているシーンが目に飛び込んできたのですが、停車してドアが開く直前、まさか自分が見ている目の前で……入換車のシンボルだった反射板が外される瞬間を目にしようとは! (号泣) 
 その後しばらく恩田駅のホームから見ていると、何と! デワのテールライトが既にもぎ取られているだけでなく、3両の側面にある銘板を外す作業が進行……。嗚呼……やはり保存ではなく解体のようで……。あるいは僅かな希望を託すとすれば、ガイコツ型テールライトと「東京横浜電鉄 or 目黒蒲田電鉄」の銘板が復活して保存、という可能性も現時点ではゼロではないと思いますが、クハ8001も既にナンバーや社紋がない今となっては儚い妄想に過ぎないのでしょうか。
 いっぽう目を転じますと、入場した7908F (先日見かけたデヤ回送は、この編成のお出迎え用だったのか……^^;) が帯無しの懐かしい姿となっていたのは嬉しいですね~。恐らく7700系も先行きは長くないと思われる中、8039Fと同じく銀まっさらな姿で営業運転に復活しないだろうか……と思うのですが、単なる帯の貼り替えの可能性もあり、出場線に出てくるまではお楽しみといったところでしょうか。
 その出場線には、先週入場したばかりの8614Fが! 1週間少々でもうピカピカになるとは……。今年の「伊豆のなつ」キャンペーンを控えて作業を急いだのでしょうが、営業運転復帰が楽しみですね~。

 何はともあれ、3両の入換車の最後を見届けて例えようもない寂しさを感じるいっぽう、7908Fや8614Fの姿に今後の活躍への期待が膨らむという、いろいろな意味で意義深い恩田訪問となったのでした……。
 それぞれに由緒ある歴史をたどり、いまこうして天寿を全うしようとしている3両の入換車、永い間本当にお疲れ様でした……。そして恩田訪問の都度、オールドタイマー党を楽しませてくれて本当にありがとう……さようなら!!
 最後に、テクノシステムの脇の道から工場内を見渡して帰ろうとしたところ、激しく感動的な光景が……。「続きを読む」からどうぞ。


 名車3450形に対する保守整備関係者の思いが詰まった素朴なHM。
 21年の時を隔てて、いま最後の3450形の正面に……。



 しばらくして、3450形ツートン復活時に用いられた (?) 池上線サボに!
 色は違えども、嗚呼何と良く似合っていることよ……!!

------------何と、解体 (?) 作業関係者の皆様によるプチ撮影会が突発的に始まり、そのおこぼれに与ることが出来たのでした……。最後の最後に偶然このような機会に遭遇できるとは何という幸せ!!! 内輪ながらもほのぼのとした撮影会をされ、私の存在に気付いて手を振って下さった関係者の皆様に心より御礼申し上げます……m(_ _)m