地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急3450形を作る (一回で完結編)

2009-06-27 06:14:00 | 超へっぽこ模型製作


 昨年の秋、模型超初心者のくせにいきなり車体切り接ぎに手を出して、東急長津田工場のヌシ・デワ3043を製作したものですが、「デワをこうして作った以上、その前身の3450形も当然必要だろう……と言うか、マジで走らせたい!」と思いまして、昨年末に3450形×4の製作に着手しました。
 とは言っても、所詮初心者ですので特別な仕掛けは全く考えておらず、基本的には素組みです (笑)。それでも、デワ3043製作の反省点を踏まえて個人的に強く意識したのは……少なくとも塗装だけはキレイにやりたい、とくにデワ製作では手許がビビッて結局諦めてしまったドア窓まわりのスミ入れも成功させたい、ということでありました。また、実車の屋根がザラザラな塗り屋根であることに鑑みまして、塗装後のコーティングを車体と屋根とで分け、屋根にはつや消しを塗るなど、とりあえずへっぽこ初心者なりに手をかけられるところには手をかけよう……と努力してみた次第です。「GM下○沢店のショウケースに飾ってあるような、塗装グダグダなくせに2万数千円の値札がついているシロモノ4連のような出来になってはならない。GMアキ○店に飾ってある一部の極上仕上がりの作品に少しでも近づきたい……」と念じながら (^^;)。



 こんな感じで気合いを入れてはみたものの、やはりドア窓まわりのスミ入れは腰が引けてしまい、そのあいだにいろいろな車種の製作に手を出してしまいましたので、3450形の製作作業は一時期中断……。本棚に並べたレールの上で相当長期間放置された3450形は、車両工場らしい雰囲気 (鋼体やら台車やらがゴロゴロ……) を盛り上げるのに一役買う側に回ってしまったのでした (^^;;)。
 しかし、やっぱりそれではいかん!ということで、先月あたりから超緊張のドアHゴムスミ入れ&スミ抜き作業を進めてみました。そこで閃いた悟りとは……綿棒の軸をニッパーで切って鋭利な先端をつくると実に細かい作業がやりやすい……ということ (笑)。GMストアなどで売っている、楊枝の先に綿をからませたスミ取り用極細綿棒では太過ぎて叶わんです (^^;;)。その後は窓を貼ってライトを載せ、GM動力 (ヘロい走行音が釣掛駆動車っぽいため、何のかの言って使ってしまう……^^;) をピタッとキレイに装着するべく車体内側と動力双方を削って調整し……ようやく4両同時竣工にこぎつけました! \(^O^)/ 連結器が全車アーノルドのままなのは、連結の自由度を増すためということで……(^^;
 そんな折も折、まさかデワ3043があのようなことになるとは……(号泣)。
 とはいえ、竣工のタイミングとデワ3043との別れがほぼ同時に重なったのも、ひょっとすると何かしらの運命の巡り逢わせなのかも知れません。まさに、デワ3043=最後の3450形との惜別にあたって心の中で捧げるために、この4両を作ったのだ……という気分にならずにはいられないのでした。
 次の目標は……3450形の両運車・デハ3498 (デワの前身) &3499の製作ですが、いっぽうで今となっては出来に不満も多いデワ3043をもう1両作り直し、さらにクリーム+藤色 (?) の工場内旧塗装バージョンも作りたいなぁ……という気もしています (笑)。でもその前に、別の釣掛車キットとしましては……買ったまま山のように積んである名鉄AL車 (リト○ジャパン) を作らなければ……(^^;;;)。他にも、買ったきり手をつけていないGMの東急9000系・東武10000系キットやクロスポイントの京急700形キットなど、あれもこれもと買ったブツがたまっているのを何とかしなければ……(爆)。