地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

神戸電鉄・急勾配に挑む (中) 3000系

2011-10-01 00:30:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 小田急顔 (?) の1000系列が好ましい神戸電鉄ですが、実際に日中ホームや線路脇で待ち構えていますと、1000系列:3000系:2000/5000系の比率はおおよそ1:1:1といったところでしょうか (最新鋭の6000系はタマ数が少ないため勘定に入れず ^^;)。まぁ基本的には1000系列の増解結が無くなって以来、1100形や2000系の3連を除くどの編成も区別なく運用されているものと思われますので、日によって比率に増減はあるでしょうが……。
 というわけで、単一の形式としては一番メジャーな印象を受けるのが3000系。1973年の登場当時から「ウ○トラマン電車」と呼ばれ、神戸電鉄を代表する存在として君臨してきたこの車両も、早いもので間もなく40周年を迎えてしまうとは……。一見するとそんな車齢を全く感じさせないのはさすが関西の電車ですが、前期編成を間近で眺めてみますと、やはりアルミの継ぎ目や車内のそこかしこに年輪を感じるのも否めないところです。



 そんな3000系、神戸電鉄を代表する車両として利用客と沿線ファンの双方から親しまれていることは言うまでもないことでしょうが、鉄道趣味界全体における神戸電鉄のマイナーさは否めないことから、この車両が模型になるという展開は個人的に想像すらしたことがありませんでした。小田急2200系列ファンにもアピール車両として、1000系列を鉄コレで出して欲しいなぁ~と思ったことはしばしばでしたが (笑)。ところがどっこい!何とマイクロが神戸電鉄3000系を出すというではありませんか!! (@o@)。関西を中心として根強い要望が寄せられていたのかも知れないですね……。しかし、神戸電鉄は阪急阪神グループでありながら1067mmであるため、折角リリースされても他の阪急・阪神・山陽車と並べて遊んでもリアリティを欠くことになるわけで(模型は遊びにつき、リアリティよりも妄想が大事? ^^;)、当面はN模型として割と孤独な存在としての立場が続きそうな……(そんなことない? ^^;)。
 それにしても、1970年代的で準大手私鉄的でもある (今や準大手という表現は通用するのだろうか……^^:) アルミ車としての神鉄3000系がN完成品として登場するということで、同じような車両である相鉄7000系の完成品としての発売を渇望し続ける私としては、思わず歯ぎしり嫉妬モノですね (爆)。