昨日と一昨日に開催された毎年恒例の日比谷鉄ヲタ祭りは、雨が降るというジンクスを破って外出日和に恵まれたこともあって阿鼻叫喚の人出となりましたが (リハビリがなかなか進まない足を引きずりながらヲタ祭りに少々参戦した理由は……勿論アレですわな ^^;)、汗臭いヲトコとはしゃぎまくりのヲ子様連れ家族に混じって、鉄子と呼ばれる人々が非常に多く (?) 見受けられるようになったのにはキモを抜かれました。結構可愛い鉄子さんグループが会場内で買った駅弁を食べていたり、帰りの千代田線内でも気がついてみれば目の前に鉄道グッズをしこたまゲットした鉄子さん (これまた結構可愛い) が座っていたり……(滝汗)。しかし、ヲタ祭りに集うヤローも鉄子さんも、あくまで鉄道にまつわるものを愛玩するためにやって来ているのであって、そこが出会いの場となることは永遠に有り得ない……というわけで、如何に世間一般的な「まつり」とヲタ祭りが性格を異にしてるかが分かろうというものです (ボソッ……と甲斐性ゼロなヲッサンのたわごとで失礼 ^^;)。
そんな、分けも分からず札びらが飛び交うヲタ祭りの会場にありながら、ちょっと違った雰囲気の中で知的欲求をかき立てられ、しかも充実したパンフレットが無料でウレシイのが「鉄道・運輸機構」のブース。有難くゲットしたパンフレットを千代田線の車内でペラペラめくっていたところ、「海外技術協力」のページにジャカルタを行く都営6000系の写真が載っています。ジャヤカルタを通過した急行電車が、カーブの高架を通過してジャカルタ・コタ駅へと駆け下って行くシーンですが、撮影されたのは都営6000系がジャカルタに移った当初ということで、都営時代の青帯を保っており (排障器も青い!)、さらにカーブ周辺の風景も今と全く異なることが見てとれます。今やジャカルタ・コタ手前のカーブ下には大通り (Jalan Mangga Dua Raya) が走り、アウトカーブ側にはショッピングモールが建っていますが、この写真では大通りが全くなく (したがって、ジャカルタの秋葉原ことマンガ・ドゥア界隈も未成)、ゴチャゴチャと下町の建物がひしめいているという……。全く以て、ジャカルタの街も十年一昔、いろいろと変わっているところがありますし、そこを走る都営6000系も装いを変えまくり……。
とくに最近の都営6000系の大きな変化といえば、オレンジ帯や紺青帯の編成が検査を経て緑+黄帯へとほぼ統一されたのも束の間、今度は先頭車がド派手な女性専用車に……。緑+黄の帯と、ピンク&紫の女性専用車ラッピングの組み合わせは、まさに日本では考えられない、インドネシアならではの色彩感覚としか言い様がないでしょう (@o@)。とくに8連は、女性専用車装飾準備工事 (腰部コルゲートの上に薄いボードを貼って、女性専用車 (Kereta Khusus Wanita) 表示を貼りやすいようにしている) を済ませている6121Fを含め、純粋な緑+黄帯姿はなくなってしまいました (-o-;)。うーむ、本当にジャカルタは1年来ないと何事も変わってしまう……ということの一例と言えましょう。