地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

蒸し風呂南海散歩 (5) 古株の新参者3000系

2014-10-10 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 昭和生まれの私鉄ヲタなヲッサンであれば多分嫌いな人はいないであろう南海7000系、基本的には現在「走るんです」によって置き換えられつつあるわけですが、ここに来て周知の通り、少々微妙な動きがありました。そう、泉北の運用減に伴い余剰となった3500系を南海が購入し、南海本線用の3000系としたという展開……。今うがった見方をしますと、これは南海による泉北子会社化の布石であり、ハゲタカファンドよりも南海の方が圧倒的に泉北にコミットしているという一種のアピールまたはラブコールだったのかも知れませんが、もちろん真相は遠来の関東人ヲタには分かるわけがありません、悪しからず (^^;)。まぁ基本的には、まだまだ大いに使える高野線6200系とほぼ同等の車両が余って廃車になるのを南海としては見逃せなかったということなのでしょう。



 そんな南海3000系、見たところ概ねなんば~関空間の急行として用いられていることが多いような気がします。もちろん、南海を用いた関空へのアプローチとしてはラピートがベストなのでしょうが(赤いヤツ、撮りたかったなぁ……鬱。ジーク・ジオン!→地球連邦軍よりもザビ家の方がマニアックな面々で好き♪^^;)、近年関空が再び脚光を浴びる中ではLCCの存在感が大きいわけで (えーと、でも私は関空に行ったことがありません。超爆)、LCCに乗る人がラピートに乗るとは余り思えないのも事実。そこで、阪和線の関空快速に対抗して南海急行の存在感をアピールするにあたり、何時までも7000系や7100系ばかりではまずいという経営判断があるのかも知れません。ヲタ的には7000系でも大々歓迎ではないかと思うのですが、パンピーの皆様が片開き扉の約半世紀選手とステンレス車のどちらを選ぶかといえば、やはり後者に軍配を上げることでしょうし……。まぁ何はともあれ、元々たまに9000系がやって来ると大いに驚く南海本線にあって、ギンギラコルゲート車は相変わらず圧倒的に少数派であるわけですが、第一線の車両として頑張って欲しいものです。
 そしてマイクロ様は恐らく、高野線6200系・泉北3500系・南海本線3000系の同時バリ展を狙っているのでしょう。恐ろしや……。