地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ相鉄新7000系旧塗装をN化する

2015-09-06 18:47:00 | 超へっぽこ模型製作


 数年後の都心乗り入れを鋭意目指しながらも、当面は武州の南辺から相州の東辺にかけて活躍を続けている相鉄の電車……。その存在感は一見極めて地味ながら、20mの長大編成が過密運転していること自体刮目に値しますし、その車両も最近でこそ「走るんです」に走っているものの、長年ディスクブレーキや直角カルダンなど特殊なスペックにこだわるなど、マニアックな魅力を炸裂させているのは、知る人ぞ知る強烈な魅力であると言えましょう。
 そんな相鉄の模型、マンセンケーがTOMIXからE233のバリ展として出ているのを除けば、ここ数年鉄コレやマイクロから製品化されており (鉄コレは相鉄の事業者限定品)、鉄コレにつられてフラフラと模型にも染まってしまった沿線ヲタのはしくれとしては誠に喜ばしいものがございます。しかしこれまで、重要車種として新7000系と9000系がリリースされておらず、物足りなさを感じていたのも確かです (いろいろな車種の模型が充実したらしたで感じる贅沢さかも ^^;)。
 ところがついに!事業者限定鉄コレとして新7000系旧塗装がリリース!! 7000系大好き人間としてはいてもたってもいられず、二俣川での先行即売会にて早速ゲットのうえN化作業に励んでみました (笑)。



 作業内容は基本的なお約束通り……でありまして、まず全てをバラバラにしたのち、同梱の車番シールを貼り (インレタは存在せず、実車もナンバーはプレート状で出っ張っているため、そのまんまシールで良かろうと判断)、半光沢を吹いたのち再び組み立て、車輪やカプラーは交換、動力を挿入、パンタやアンテナなどの屋根パーツをくっつけ……という手順ですが、以下、備忘録として特記しておきます。

 *本来適した動力であるTM-09が製造中止となって久しいため、メーカー側はTM-17の使用を推奨しています。とはいえ、 他の動力化しない電動車との微細な車輪直径の違いにこだわるのであれば、やはりTM-09を使うに越したことはありません。というわけで、第9弾の車両にTM-17を入れ、TM-09を1両分捻出しました。
 *JR風小型アンテナが同梱されておりますが、これを装備したのはつい最近の話であり、装備している姿としていない姿のどちらも楽しみたい……。というわけで、海老名方のクハ7500に大型アンテナを装備したついでに、JR風アンテナも装備してみました。装備・未装備の雰囲気の違いは、2枚目の画像の通りです。
 *正面の種別幕と運番幕は、正面ガラスパーツの奥にすることが出来ます。そのためには、屋根を一旦外し、正面ガラスパーツとともに、種別幕&運番幕部分のパーツを外します。なかなか凝った仕掛けだと思いました……♪
 *全体的な造形と塗りについて……ネット上ではいろいろと批評もあるようですが、個人的には、造形的には全く以て鉄コレらしく申し分のないものかと思います。塗りについても、7000系鉄コレのときに問題になった、アルミシルバー色の吹き具合が足りないことによる白地肌スケスケという事態にはなっていませんし、赤帯も1両だけ車端部がかすれていたのを除けばうまくデカールを貼っているなぁ……と思います。何と言っても、ドアを塗り分けてくれたのが有り難い! マクロレンズで撮影してはじめて、正面の帯・ライト廻りに多少の塗装乱れがあることを発見しましたが、他の鉄コレと比較しても「まぁこんなもの。鉄コレでこれくらいの仕上がりなら悪くないか」というレベルかと思われます。1両だけ裾に傷がついていたり、OAクリーナーを染み込ませた綿棒で軽く拭くとうっすら茶色になる (-_-メ) のは、これも鉄コレらしいやということで……(民工よ、手を洗え!)。

 とまぁこんな感じで、個人的には満足♪な一品となった今回の新7000系鉄コレですが、懸念されるのは先行販売会での人出の悪さ……。鉄コレが値上がりし過ぎてしまったのか、鉄道趣味界における新7000系の知名度の低さのためか……。今後さらにいろいろな車種をリリースして頂くためにも、12日からの正式発売では少しずつ確実に在庫が捌けることを心より祈念しています……。ネット上では、うっかり封入されていた「新塗装」台座が話題になっていることからして、当面は新塗装バージョンも出して下さるものと今から強く期待しておりますが、さらに2100系や5100系へとつなげて欲しいものですので……。

-----------以下は今朝の即売会の記録です。

7:00 二俣川駅の鉄コレ販売時のみ使用する線路上デッキにて待機中。早起きして損した、という感じの人出で、前回のモニの際よりも出足は鈍いのですが、これからどうなることやら。やはり、新7000系というのは、相鉄ヲタにとっては必要不可欠な存在ながら、他の沿線民にとっては全くどうでも良い存在なのかも。そこのところへの危惧が、一人24個=48両までOKという「暴挙」にも現れているのかも知れません。それにしても、今日は暑くも寒くもないのが本当に幸い。残暑で朝から30度前後とか言ったらシャレにならないですから。

7:25 何てこった。あと1時間余計に寝ていても全く没問題だったのではなかろうか……。と思ったら、電車が着くたびに、やって来るヲタ、もとい客が増え始めました。それでも1列車あたり3~4名程度ですが。あと1時間半の辛抱。

7:50 これは鉄コレの退潮を意味するのか。単に鉄道趣味界における新7000系の知名度の低さを意味するのか。もし今後2100系や5100系→5050系が出たらもっと列は伸びるのか……? それともドマイナー過ぎてもっとまずいことになるのだろうか……? 少なくとも2100系の田の字窓車と5100系が出るまでは、相鉄鉄コレを引き続き企画して頂かないと困るのですが……。

8:20 黄色い「そうにゃん」エプロンをした尾根遺産が、8時過ぎから「最後尾」と記したB4の紙を持って立ち始め、列はようやく0.75往復に。

8:50 8時半を過ぎるとさすがに列が伸びるペースが速くなったものの、ようやく1.3往復ぐらいか。まあ10時ではなく9時発売だからこんなもんか。京急や東急の鉄コレもこんな感じで余裕なら良いのですが。現在、販売要領の説明中。1個買うと記念券を1枚くれるのはモニ即売会の時と同じ。

9:23 無事ゲットしたのち海老名行きに乗って退散。マイクロのモヤ4連が16,000円、7000系8連が20,000円と、お安く提供中。京阪石坂線の鉄むすラッピング車や秋田内陸線の鉄コレも売っていました。