去る8月のジャカルタ訪問、帰国後にパクアン急行様のブログを日々拝見していますと、いろいろと間の悪いものであったと痛感しなくもありません。
その一件は、205系の正面に掲げられた、インドネシア独立70周年記念大型ステッカーHM!!私が早朝にジャカルタを離れた日から続々と205系に貼られ、17日の独立記念日以後今日まで実に賑々しい雰囲気を放ちまくっているという……。嗚呼……これは本当に撮りたかったです (涙)。
そしてもう一件は、南武線205系の運用入り! 正面と側面の南武帯をそのまま残し、そのうえで顔を赤く縁取るという異例の措置により、まずは朝のマンガライ~ドゥリ間フィーダや早朝のタンゲラン線で走ったかと思ったら、一昨日からは6+6の12連・8M4Tでの営業運転がスタート!! ホーム延長工事が進まない中、多くの駅でホームからはみ出しまくっているようですが、これは10連でも不足気味になりつつあったボゴール線のラッシュには強力な切り札であり、8連しかなく末期的な状態であった数年前がウソのようです。
しかしその陰で、103系4+4=8連の命運は、いよいよ危ういものになりつつあると言えましょう……。
そんな103系だけに、帰国したのち伝わって来る新事物を撮れなかった代わりに、今回の訪問時に乗って撮ることが出来たのは、本当に本当にラッキーなことでした!!
かねてから103系は、運用から外れて予備車に回る期間が長続きすることが多く、その都度「ついにもうダメ、完全離脱か……」という強い懸念と失意を感じたものでした。とりわけ、去る8月の訪問を前にして、既に205系が急増して運用にも余裕が生じ、さらに南武線205系のために場所と整備エネルギーも取られていた模様であったことから、最早都営6000系やJR103系の活躍の場はなくなり、7月中に全ての運用から外れ、このまま廃車……と諦めていました。そんな気分は、出発直前に予約投稿していたこんな記事からも明らかです (→末尾をジャカルタ滞在中に慌てて補筆。滝汗)。したがって、今回の訪問におけるターゲットは、次になくなりそうな東急車、そして客車の新旧混色に絞っていたほどでした。
それが何と!活動初日の朝6時台にガラ空きのブカシ行でマンガライに「出勤」し、駅を出て撮影地に歩いて行く途中、ふと茂み越しに線路の方を見やったところ……白地に赤黄帯、そしてグロベンがはっきりと見えたではありませんか! 103系は決して完全離脱したのではなく、あくまで予備車として生きていた!!! 但し、最早スルポン線やボゴール線へと長駆することはなく、あくまでラッシュ時限定のマンガライ~ドゥリ間のフィーダ運用専門で、決して老体に鞭打つことのないラクな運用として……。とはいえこのドゥリフィーダ、約1時間でマンガライからドゥリまでチンタラと往復し、それを午前中に3回、昼寝を経て午後に数回やるという、極めて分かりやすく狙いやすいものですので、これに入ったと分かれば俄然写欲と乗車欲が湧かずにはいられません♪ というわけで、たまに滅茶苦茶翻弄されて凹みながらも (汗)、とにかく「ジャカルタで103系を撮るのは今回こそ最後だろう」との一心で、103系と戯れるひとときを過ごしたのでした……。