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久々の自由時間となった連休を使って、そのまま一気に東急デワ+αを完成させても良いのですが、しばらく没頭しているとやがて飽きてくるわけで (^^;)、気分転換として他の作業をシコシコと進めるのもまた楽しからずや、という感じです (単に何事に関しても移り気なだけ。笑)。そこで、模型に手を染めて以来かねてから構想していたシリーズ……撫順鉱務局に今も息づく満鉄の置き土産を中心とした、中国の日本製 (含・大連満鉄工場製) 車両を手がけてみることにしました。撫順鉱務局の、あの妖しく濃いぃ車両たち (当ブログの過去記事を、カテゴリ「中国の鉄道」でご覧ください) を一度ナマで目にしてしまいますと、どうしても抑えられない誘惑となるわけでして……。
といっても、実際に満鉄車両をつくるためのキットがあるわけでもなし。全ては、日本型車両の中でも満鉄車両にシルエットが近似している車両の塗装変更・部分パーツ変更によります (汗)。それは同時に、どれだけ「それっぽく見せる」ことが出来るかという、製作者の力量が問われることを意味します。しかし、私はただの初心者ですので、まぁそこまで深くは考えず、とにかくダークグリーンな車両を手許に置いて、その枯れ果てた地味さを自己満足的に味わいたい……という程度です (^^;;)。
嗚呼……もしタイムマシンがあって、歴史をいじくることが出来れば、戦前日本の鉄道技術の粋を集めた大満鉄があれほど悲惨な最期を迎えて、日本人の脳裏から突如消えることもなく、その後平和裏に鉄道権益を中国に返還し、輝かしい遺産や記憶が鉄道趣味界でももっと語られ、模型ももっと沢山出ているだろう……と思うのですが、全ては今さらどうしようもなし。マイクロエースから満鉄あじあ号が出ているだけでも良しとすべきなのでしょう。と申しますか……マイクロエースでもどこでも良いので、中国で少しずつ増えつつある「鉄」に向けて「バックマン (百万城) のHOなんて場所を取るだけですぜ旦那! 日台米欧で一大市場を築いているNをやってみるよろし! E2系→CRH2《和諧号》の模型も日本品牌ならお手のもの♪」とセールスを仕掛けて中国型車両をどんどんリリースし (長期的に見て市場はゼッタイ大きいはず)、そのおこぼれを日本でも売ってくれないものか……と思う今日この頃です。そうすれば、現在Nではまず再現できない満鉄ミカド型 (→解放型。さらに建設型に発展)・パシフィック型 (→勝利型。さらに人民型に発展) も簡単に手に入るわけで……(爆)。最初からIMONやバックマンの中国型HOを買え、という声が聞こえてきそうですが、いや、そこまでの金と置き場所はございません (汗)。
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それはさておき、先般鉄コレで出た凸形EL&小型貨車セットは良いですね~♪ この渋味、このプチさ! 狭い部屋で場所を確保できない中、ちまちまと走らせてみるのには最適でもあります (笑)。そこで思わず3箱購入してしまい (爆)、EL2両は重連運転可なように「富井電鉄」仕様のままN化してみたのですが、さすがに3重連は……最近の秩父のEL5重連でもあるまいに、余り現実的でもないような。そこでもう1両の用途を考えていたところ……撫順のELっぽく改装してしまうとなかなか良いのでは?!という妄想がムラムラと……(^^;)。そんなことも「なんちゃって満鉄遺産シリーズ」の縁起となっていたりします (笑)。
しかし……実車(撫順の1200番台凸電)と比較してみますと、やはり形状が大きく異なるのは否めないわけで……(^_^;;;)。そこで、全ては塗りが決め手! 窓まわりを白く塗り、パンタに東武旧塗装オレンジを吹き、多少は雰囲気が近づいたかな……と思っております。マスキングが不十分な位置からの吹きこぼれも逆に何だか良い感じ♪ (^^;) パンタのマスキングは目がしんどい……(@o@)。
いっぽう、これとは別に前々から構想していた撫順鉱務局の通勤電車・満鉄ジテ編成作製のお試しバージョンとして、とりあえず板キットにダークグリーン塗装を施してみたサハ75を組んでみました (鉄コレ動力化で余った台車・台枠に載せております)。これも何だかめっちゃ良い感じ♪ですが、板キットのサハ75としては、まさかスカ色や新潟色ではなく、こんな地味な色に塗られるとは思ってもみなかったことでしょう (爆)。
それにしても……あじあ号展望車・テンイ8形の新幹線サイズ・3軸ボギー車体と並べてみると、全くもって親子ほどの貫禄の違いがありますね (汗)。他にも日本国鉄客車の板キットから満鉄風?客車を作ってみようと思っているのですが、寸法の問題だけはどうしようもありません。完全に実寸通りとなるのは、戦時供出で華中鉄道などへ転じたSLキューロクと32系客車 (両者とも少なくとも1980年代まで現役) ぐらいか……。
とまあこんな感じで、中国ダークグリーンの車両を長期的につくってみることにしたのですが、マイナーな世界過ぎて、こんな記事を読んでも何のことやらさっぱり分からんという方が多そうですね。すみません (笑)。