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映画感想-『ヘルボーイ』

2006年01月08日 | 映画感想

~あらすじ~
第二次大戦末期。敗色濃厚のナチスドイツは、怪僧ラスプーチンの力で魔界の扉を開こうとする。
だが米軍の奇襲で企ては失敗。ラスプーチンは魔界に消え、後には悪魔の赤ん坊が残された。
米軍に同行した学者に“ヘルボーイ”と名づけられた赤ん坊は、やがてエージェントとして育ち、魔界の者と戦うのだった。


~感想~
キャラは魅力的。CGも及第点。なのに凡作になっているのは脚本のせいだろう。
主人公の力が、パワータイプにしては中途半端なのは原作のせいとしても、アクションシーンの貧弱さや、悪魔と人間の狭間で苦悩に揺れる(べき)ヘルボーイの心に、葛藤がなさすぎるのは脚本を責めるべき。
敵モンスターも数が多いだけで終始同じキャラが出ずっぱり。しかも噛みつくくらいしか能がないから、アクションを広げられない。
短所を補強して続編を出せれば、そこそこ面白くなりそうなのだが……。
ところでスポーンといいヘルボーイといい、並はずれたパワーがあるのに、わざわざ銃を使うあたりお国柄が見えたり。


評価:★★ 4
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