~あらすじ~
深い森に囲まれたその村では、人々が一つの家族のように暮らしていた。
しかし地上の楽園さながらのその村には、決して破ってはならない掟が三つ。
森に入ってはならない、赤い色を封印せよ、警告の鐘に注意せよ。
村人は森に棲む何者かを恐れ慎ましく生活していた。
そんなある日、ひとりの若者が、薬を手に入れるために、禁断の森を抜ける許可を申し出る……。
~感想~
『シックスセンス』『アンブレイカブル』『サイン』とトリック映画を連発するシャマラン監督の新作。
今回のネタ自体は使い古されたおなじみのもの。だが見せ方が巧い。
トリックとラブストーリーをからめ、最後まで流れるような展開。
明確なオチを付けず、余韻の残る結末にしたのも、これは正解。
トリック映画としては物足りないが、シャマラン映画としては十分な出来にしあがった。
評価:★★★☆ 7