小金沢ライブラリー

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ミステリ感想-『PLAY』山口雅也

2008年10月17日 | ミステリ感想
~収録作品~
ぬいのファミリー
蛇と梯子
黄昏時に鬼たちは
ゲームの終わり/始まり


~感想~
山口雅也による世にも奇妙な物語といったところ。
冒頭の「ぬいのファミリー」からしてなんらひねりのない作品で、がっかりしたところでつづく「蛇と梯子」も映画「ジュマンジ」を思わせる新味のない小品。
本格ミステリとして出色の「黄昏時に鬼たちは」はアンソロジーで読了済み、ラストの「ゲームの終わり/始まり」もこれまた「世にきも」テイストの話にありきたりの結末をつけただけ。
15分ドラマならともかく、あの山口雅也の短編でこれでは……。


08.10.17
評価:★☆ 3
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